長文です。 自分の未熟さと軽率さを学びました。
電車に乗っていた事です。
私が乗ってから、ご高齢の団体の方々が乗り込んできました。
席が足りないのなら立って譲ろうと思いましたが、然程混んでいなかった為、
ヘルパーさんも含め20人ぐらいが皆、バラバラにではありますが座れました。
しかし、不思議な事に誰も優先座席には座らなかったのです。
まあ、関係ないなと思い再び、本に目を落としました。
それから3駅ぐらい過ぎた頃でしょうか。
見た目にも辛そうなのがわかる、OL風のお姉さんが乗ってきました。
その頃には、不自然に開いた優先座席しか開いていなかったので、
彼女は迷いながらも、其処に座りました。
が、ここでとても不愉快な事が起こりました。
先ほどの団体の方が、
「優先座席っていうのが見えないのかしら」
「最近の若いのは年寄りに対する態度がなっとらん」
「あんな派手な格好をして…。絶対、お化粧落としたらブスよ」
とコソコソとではなく、大きな声で彼女に聞こえるように暴言を吐き始めたのです。
彼女は、顔を真っ赤にして俯いています。
ヘルパーさんも我関せずの態度です。
段々と胸がもやもやとしてきて、「お姉さん、こっちどうぞ」と席を譲ろうと立ちましたが、
その瞬間、横にいたお婆ちゃんが自分の荷物を開いた席に置き、
「OOさん、ここ開いたから、お喋りしましょ」って。
怒りに変わりましたよ。
で、私は彼女の方に寄っていき、「大丈夫ですか?」と声を掛けました。
「はい、座ってたら大分、楽になったので」と弱弱しくではありますが答えてくれました。
そこで、終われば良かったのでしょうが、私は怒りを抑える為に、
「優先座席は身体の不自由な方や~ってなってるけど、
今、現在体調不慮の方がいるんだったら、座ってもおかしくないと思いますよ。
その後、変わってあげなくちゃならない人が来たら、かわれば言い話なんですから。
本当は優先座席とか関係なく、お互い助け合う心があれば問題ないんでしょうけどね。」
と周りの団体さんに牽制をかけました。
団体さんはひそひそと小声で話し、チラチラとこちらの様子を窺ってきます。
その時の私は正義の味方気取りで、全く気にしませんでした。
ですが、彼女はとても気にしていたようで、降りる時に何度も「すみません」と謝られました。
そこで、やっと自分がした事は彼女の心労を増やしていただけなんだと気付きました。
そして、自己満足で彼女を気遣わせてしまった事実に自分の未熟さと軽率な行動を後悔しました。
しかしながら、あの時の団体の行動も許せないのも事実で・・・。
あの時、私はどのようにしたら一番ベストな行動だったのでしょうか?
本当に今でも悔やんでいます。
良いことをしたと 思ってよいのでは。
良いことをするには、勇気 も気も使う必要が有ることは 世に多いですね。
心情を表わすのも 大事では。 我慢していたら、 気分が 逆に悪く もやもやしますね。
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