2014年6月29日日曜日

この4年間を否定するのか継続するのか

この4年間を否定するのか継続するのか
きっと言う人が出てくる。
「これが世界との差だ」と。
ならば問う。日本と同じく1分け2敗に終わったイングランドは、日本よりひどい2大会連続の1次リーグ敗退となったイタリアは言うだろうか。
「これが世界の差だ」と。
日本が負けたのはコロンビアであって、世界ではない。あえて言うなら、敗因として「世界」をあげる国民の意識が、その選抜たる代表選手たちにもあったがゆえの敗北だった。世界とやらを意識しすぎるあまり、自分たちにできていたことを放棄し、まるで違ったサッカーをやってしまったことが敗因だった。
この日の日本に、気持ちはあった。しかし、その表現方法として選ばれたのは、ロングボールの放り込みだった。4年かけて培ってきた日本サッカーの哲学を、最後の最後でチームは放棄してしまった。いや、哲学とは苦境にあっても支えとなるもののはず。日本にとって、ボールポゼッションという概念は、まだまだファッションの域を出なかったということなのだろう。
だから、きっと言う人が出てくる。
「4年前のように守備的に戦うべきだった」と。
わたしは、4年前の日本代表は戦前の日本社会のようなものだったと考えている。勝利という大義のために、個人の自由に制限をかける。欲しがりません勝つまでは。恐ろしく退屈で、日本人以外にはまるで訴えるもののないスタイルだったが、それでも、結果が出たことで国民は熱狂した。結果が出れば、不自由が我慢できる国民だった。
だが、この4年間で日本代表は幾度となくうっとりするような試合を見せてくれた。哲学というにはあまりにも薄っぺらい代物だったにせよ、それでも、いままでの日本にはなかった背骨となりうるものが生まれた4年間でもあった。
いま、日本は運命の岐路に立っている。
この4年間を否定するのか。それとも、継続するのか。
日本サッカー協会は継続の方向を打ち出している。しかし、最終的にその国のサッカーの方向性を決めるのは、国民である。国民がギリシャをうらやむのであれば、いずれは代表チームもそちらに向かっていく。
日本人は、どちらの道を選ぶのか。
掲げた目標が大きかっただけに、今後の日本サッカー界に向けられる目は、とてつもなく厳しいものになるだろう。だが、過去に立ち向かったことのないほどの逆風の中、それでも継続の方向が貫かれれば、哲学の幹はいまよりはるかに太いものとなる。
この試練が日本を育てる。この試練は日本に必要なものだった。そう言える日が、きっとくる。きっと。 (金子達仁=スポーツライター)
• 金子達仁氏オフィシャルサイト
再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上
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