2014年6月12日木曜日

ビッグイシュー・オンライン2014年06月11日 07:30日本・韓国で進行するホームレスの若年化

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ビッグイシュー・オンライン2014年06月11日 07:30日本・韓国で進行するホームレスの若年化

日韓両国で進行するホームレスの若年化―日韓ホームレス交流プロジェクト報告
2012年8月28日~30日、「日韓ホームレス交流プロジェクト」が韓国・ソウル市で実施された。
韓国にとって歴史的な大型台風が朝鮮半島を襲い、日程の変更を強いられたものの、予定通りビッグイシューコリアや他の支援団体の視察、フットサル交流試合、「第2回日韓ビッグイシューフォーラム」を行うことができた。ホームレス問題に関わる両国の当事者、研究者、支援者が一同に会し、意義深い3日間となった。
主な交流先であるビッグイシューコリアに関する基本的な情報は『ホームレスと社会vol.6』の安基成氏のレポートをお読みいただくとして、本稿では本プロジェクトを通じて印象に残った点をいくつかお伝えしたい。
(有限会社ビッグイシュー日本・長崎友絵)

家賃月5500円の住居支援―ビッグイシューコリア訪問
2010年7月の創刊時9名だった販売者は約50名となり、販売の現場はコーディネーター6名で運営している。コーディネーターの業務は、販売のサポート、住宅入居支援、貯蓄の促進、IT教育、文化・スポーツプログラムのほか、市民参加の場作りなど、多岐にわたる。
販売者の3割にあたる15名が、敷金10万ウォン(約7000円)、家賃月8万~15万ウォン(約5500~1万円)程度(100ウォン=6.8円で換算)という安価で入居できる、国の「買上賃貸住宅制度」を利用し、住宅に入居している。
入居者には、サッカーやバレエのプログラム参加者が多く含まれるといい、文化・スポーツ活動が販売者の意欲にプラスに働く側面も垣間見えた。
住宅入居支援の意義について、あるコーディネーターは「安定した住まいが安定した就労を支える」と話す。日本でも住宅費補助制度を利用してアパートで暮らし、販売をしながら就職活動をして卒業した販売者のいたことを思い出し、強い共感を覚えた。
また、買替時に生じる中古スマートフォンの寄付を募り、すべての販売者にスマートフォンを貸与している。同時に、ネットリテラシーを学習する場も提供している。誌面の売場案内にはTwitterのIDを併記しており、読者とのコミュニケーションツールとして活用していることがうかがわれた。
「市民参加の場づくり」の面では、BIG SHOP(販売者が休憩できるスペースを提供するカフェなどの協力店)や、表紙を拡大したパネルを掲げてビッグドム(ビッグイシューのボランティアを指すことば)と共に行う小さなパレードなど、柔軟な発想で工夫を凝らしている。
雑誌の認知度を上げ、販売者の生活を左右する雑誌売上を向上させるための工夫や、販売者との関わりにおける心がけなど、事務所訪問の翌日以降も、スタッフ同士が顔を合わせるたびに熱心に質問が交わされた。
チョッパン相談センター―支援団体視察
市内の再開発が進む地域にある「龍山区チョッパン相談センター」を訪れた。
チョッパンとは、1泊7000ウォン(500円)程度、1室1坪強の宿泊所で、日本のドヤに近い。その利用者の9割は男性で、多くが高齢である。
当施設では、チョッパンで利用できない洗濯室やシャワー設備、簡単な診察、訪問看護などのサービスを提供する。政府の援助のもと学校法人が母体となり、4人のスタッフと4人のボランティアで運営している。
施設を出て近隣のチョッパンを見学する途中、チョッパンの住人の男性達が道端で談笑する風景を目にし、山谷や横浜・寿町の光景を思い起こした。
ボールを介して即仲間に―フットサル日韓交流試合
唯一の晴天に恵まれた29日の午後、日韓の選手・ボランティア総勢40名以上が参加し、フットサル交流試合を行った。昨年のホームレスワールドカップ・パリ大会に参加した両国選手、今年のメキシコ大会に参加する韓国選手を中心に全8試合、4時間にわたりコートを走り回った。
日韓戦では日本チームは念願の1勝ならず、次回に持ち越しとなった。最終試合では両国のコーチやスタッフも含めた全員によるミックス戦を行い、ふだんとは違う色のユニフォームを着たプレーヤー達に熱い声援が送られた。
メキシコ大会に参加する選手たちへ日本チームからエールを送る場面もあり、1つのボールを介してたちまち「仲間」になってしまうフットサルの力をあらためて実感している。
試合後の交流会では、ユニフォーム交換が行われ、バレエプログラムに参加中の韓国選手、ダンスプログラムに参加中の日本選手それぞれから、お礼のポーズとダンスが披露され、拍手がおくられた。
若者の過酷な状況に類似性―第2回日韓ビッグイシューフォーラム
28日に予定されていた本フォーラムは、台風の影響で場所と内容を変更し、30日に開催された。両国ビッグイシューの活動報告の第1部に続き、第2部は若者をとりまくホームレス問題をテーマに進められた。
まず、日本側から、広義のホームレス支援関係の運動・政策の展開が紹介された後『若者ホームレス白書』(ビッグイシュー基金)をもとに、若者ホームレス問題の状況を紹介。家庭的基盤や人間関係の脆弱さ、福祉行政につながりにくい障害や精神疾患の問題、さらにはひきこもりや養護施設出身者の卒業後のケアの問題など、隣接する諸問題との地続き性が指摘された。
つづく韓国の支援者・研究者からの報告によると、若者の雇用不安・雇用の質の低下(非正規雇用の増加、低賃金、社会保険からの排除)が不安定な住居状況に直結しているという。考試院(元は国家資格受験勉強のための、非常に狭い部屋)やネットカフェなど、質の悪い環境で生活する若者が多い。
このことには「当事者が多数集まる場には出向かない」、「社会からの烙印を嫌って、支援の対象となるチョッパンには泊まらない」といった、韓国における40―50代の典型的なホームレス像と異なる、若者独特の行動形態が影響しているという。『若者ホームレス白書』の調査に対して、「炊き出しには並びたくない」「路上で寝るよりは食費を削ってでもネットカフェで寝る」と話した日本の若者ホームレスと、どことなく似ているように思われる。
また、大学生の12.8%が精神疾患を抱えている、10-30代の死亡率の第1位が自殺であるなど、韓国の若者がぎりぎりのところまで追い詰められている実態が明らかにされた。
質疑応答の時間には、会場から質問が相次いだ。若者ホームレス支援について、心理的ケアに関するプロボノとしての協力を希望する専門家も現れた。
両国の若者が置かれている過酷な状況の類似性には注目せざるをえないものがある。しかし、いくつもの共通点があるからこそ、政策や団体同士の連携のありようなど、互いに知恵を出し合っていけば、解決に向けた光明が見出せるのではないかという希望も感じられる場となった。
日程変更により、総合的なホームレス支援施設「タシソギ支援センター」を訪問できなかったことが、唯一惜しまれる。しかし、両国の参加者が、終始友好的な雰囲気で語らい、双方の現状を知り、意見を交換しあうことで、刺激を受ける貴重な時間を過ごすことができた。
この3日間を通じて、海の向こうでも私達と共通の課題に対して、それぞれの立場で取り組む人々が数多くいることを実感した。互いに刺激しあい、協力しあえる仲間と出会うことができて、とても心強く感じている。
出典:雑誌「ホームレスと社会」vol.7(明石書店 2012.12.20発行)http://blogos.com/article/88236/

3.10 悲しいニュース、心中(2007/7/21): 
4歳の子を道連れに 夫婦と3人で 川の字になって 練炭で心中したというニュースが流れました。 親族や友達に祝福されて、6,7年で人生を閉じた事になります。 悲しいニュースです。 実は心情として理解できる事があり、少し私の考えはおかしいのではないかと家族にも、友達にも言われているのですが、それは今夜は触れない事にして、一般的なことを触れておきたいと思います。先ずご夫婦の追い込まれた心情、そのご両親、ご親族の嘆きは如何程かと思うと心が痛みます。- 祖父の長兄は 母が生きているうちは 悲しませないように病気になるな、頑張れと叔父、叔母達によく言っているということです。- 現実に上手くいかなかったとき、助けを求めてはといっても、人間には誇りも名誉もあるので、素直になれないことがあるのではないでしょうか。 よって具体的には、事業などで失敗した場合に何か上手く、援助できるような在り様を考える必要があるのではないでしょうか。憲法25条の精神を如何にして、実現させ、失敗しても立ち上がれる機会を如何に作っていくかです。昔の話ですが、祖父の友人が実業家で、 何度も失敗を繰り返して、実業は面白いといっていたというのを思い出します。燕の生涯について思いをしていますが、人生苦労が多く、休憩している時が幸せな時とも言えます。 ー 楽することだけが人生ならば、早く閉じた方が幸せとも言えるのではと昔から、疑問に考えてきました。 しかし、人生はそうではなくて、人生とは何かを人生の基本定理で述べてきました。ー 人生には失敗はつきものですから、今回は失敗として、気分をかえ、素直に援助を求め、再挑戦して頂きたく思います。 失敗は恥ずかしい事ではないという風潮を、文化を広めたいと思います。

再生核研究所声明 3 (2007/2/27):最低生活の保障についての宣言を求める
現在、日本を覆っている不安な状況を打破し、明るい未来を切り拓く第1歩として、政府、各公共団体の首長に、日本国に存在するすべての人に、無条件で一定水準の食、住、医療を保障する事を、宣言し、かつ確実に実行する手順を速やかに検証するように要請致します。その理由は:
1)まず、これを確実に実行する事によって、日本国に存在する人は自分と家族の生命と生活が保証されることによって、名誉ある国家に存在する自覚を持ち、連帯に基づく将来不安を取り除く事ができる。
2)これは、実際的にはほぼ実現できていることから、大きな財政負担をすることなく、実現できること。これは官民一体となって、たえず、確認する事に意義があると考える。
この事によって、日本国としての存在の意味を明らかにし、国旗と国歌を真に輝かせることができる。
3)これでは怠け者が国中に溢れると危惧することが考えられるが、人間は生まれながらにして向上心を有し、自立できない一定水準の生活に満足するはずはないから、現状を見ても危惧するには及ばないと考えられる。
4)世に犯罪や、いじめなどが多発し、失業者がいて、生活に困る状況を作っているのはそれらを生んだ社会に責任があると考え、偉大なる日本国においては 国家と地方公共団体が、まず第一に それらの責任を果たすべきと考え、この考えを日本国における常識となるようにする。
みなさん、上記のような 偉大なる日本国 を作ろうではありませんか。これは夢ではなく2500年も前に既に 古代中国で実現していた社会です。
(注意 日本国憲法:
第25条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。)                                      以 上

再生核研究所声明 137 (2013.10.16):  世界の危機と 権力者の選出
(2013.10.9には 声明135にも有る通り、いろいろな考えが湧いたのであるが、実は 目覚めの後、声明136と この声明の原案も湧いていたのである。)
その朝 閃いたのは、奇妙な感覚で、人類絶滅の僅かな危惧の閃きである。
生物絶滅の一般的な形相、食料難、種族増大、感染症、衰退、内紛と外敵、および環境の悪化 などの観点を考えれば、人類には生存の余裕が 少しはまだ、あると考えられる。しかしながら、近代科学の進歩によって、偶発的な事件で、人類絶滅の可能性が、現に 既に存在するのではないか という危惧の念である。
人類を絶滅させる そのような要因は、急激な人為的な感染症、大量破壊兵器の意図的、偶発的な使用に追い込まれる事態が考えられる。偶発的な戦争や、混乱に伴って、追い込まれる事態である。
それらを行動に結び付けられる いわゆる権力者たちの冷静な判断を失えば、既に 世界は何時でも 危機を迎えていると考えられる。
その朝、閃いた考えは、実は 次の1点である。権力者が、最も大事なこと(再生核研究所声明13: 第1原理 ― 最も大事なこと)を明確に自覚し、己れを犠牲にして、世界史に帰依できるか 否かである。究極の選択における、健全な選択である。人物たる人物に権力を委ねているか 否かの問題である。ここで言う、人物たる人物とは、己を犠牲にして、世界史に帰依できるかの一点にある。 全ての国々で、このような人物を権力者にしておけば、世界は 当分は 安泰に経過できるだろう。
特に、アメリカ大統領選挙などで、健全な家庭 を持っていることが、大統領の重要な要素と考えられていることは、高く評価されるべきである。 健全な家庭を営む者は、愛の本質を理解し、己を越えた存在について、身を以て体験しているから、人間存在の本質と、世界史への帰依は 理解しやすいからである。
このような危惧の念を起こさせた事件として、いわゆる キューバ危機が存在した。若きケネディ大統領の立場を理解して、退いた フルシチョフ首相は この意味で、世界史に寄与された人物として、高く評価されるべきではないだろうか(再生核研究所声明 41:  世界史、大義、評価、神、最後の審判)。
この観点から、世界は、2500年前の 中国古代の文献、礼記から大いに学ぶべきである:
古代の賢王のたちが天下を治めたときの心得は、五つであった。有徳者を貴ぶこと、身分の貴い人を尊ぶこと、老人を尊ぶこと、年長者を敬うこと、及び幼少を慈しむことである。この五つが古代賢王たちの政治の心得であった(再生核研究所声明2: 教育方法と賢王の心得 (礼記(中)新釈漢文大系 発行所 明治書院 p 709ー710 抜粋))。
世界危機の問題に発展しないまでも、権力者の影響は大きいから、絶えず、人物の選出には注意して、己れを犠牲にして、公のため、公正の為に行動できる人物か否かを 何時も注意深く判断するように心がけたい。危機を煽ったりして、心は、本当は 自己の貧しい、卑しい野心、利害の立場のことばかり考えている政治家は 世に多いからである。人物を選び、信頼関係の上に 国家に、世界に、公に貢献して行きたい。次も参照:再生核研究所声明 52: 政治家や組織の代表者の選出における留意事項。
以 上
追記: しかしながら、強い者が弱い者を虐待して、逆襲に遭い、世界の思わぬ中枢を狙われ、あっけなく人類絶滅を招く可能性も否定できないのが 近代科学の進歩の 危険な要素でもないだろうか。その辺の警戒と対策は 世界にとって 大事ではないだろうか(再生核研究所声明86: 未だ おめでたい人類 - 先史時代)。

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