2014年5月26日月曜日

福島第一原発の今、CNN特派員が訪問

福島第一原発の今、CNN特派員が訪問
福島(CNN) 東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年余り。今も高い放射線量が計測されるなかで収束作業が続く現場を、CNN東京支局のウィル・リプリー特派員が訪れた。同特派員の報告を紹介する。
世界で最も危険とされる場所のひとつ。福島第一原子力発電所を訪れるのは初めてだった。原発周辺は警察の検問所やフェンス、バリケードで封鎖されている。
数人のジャーナリストとともにバスに乗り、原発に最も近い「レッドゾーン」に入る。事故から3年以上たった今も、区域内は人けがなく荒れたまま。住民たちは事故発生後、短時間のうちに荷物をまとめて避難したきり帰宅できずにいる。この先もずっと長い間、帰れない可能性が高い。
区域内に通って来るのは、防護マスクと防護服に身を固めた作業員だけだ。バスの中から、道路沿いで汚染土を黒い袋に入れる重装備の作業員が見えた。かつてたくさんの作物が育っていた畑は今や生気を失い、黒い袋だけが果てしなく並んでいる。
この土地で恐ろしいのは、放射性物質を含んだ水が漏れ出し、土壌が汚染されても、危険が目に見えないことだ。原発内では作業員たちが危険な環境の中で、気の遠くなるような廃炉作業に取り組んでいる。http://www.cnn.co.jp/world/35048272.html

実際の汚染レベルを巡っては、さまざまな説がある。福島大学の研究チームは最近、事故で放出された放射性セシウム137の総量が東電の発表を大幅に上回っていたとする研究結果を明らかにした。セシウム137は体内に入るとがんの危険性を増大させる恐れがある。
研究チームは、事故後に大量のセシウム137が大気中に放出され、海に落下したとの見方を示す。東電は、総量を正確に把握するのは不可能だが、得られる限りの情報に基づいて推定値を出したとしている。
日本人の食生活に欠かせない魚の汚染も、大きな懸念材料だ。海水中の放射性物質は遠く離れたカナダでもわずかに検出されているものの、汚染の危険が日本近海から広く太平洋北部まで及ぶことはないと、研究者らは主張する。これまでに検出された放射性物質は、人体に影響を及ぼすほどの量ではないとされる。
だがひとたび原発の内部に足を踏み入れると、そこは非常に危険な状況だ。何重にもなった防護服と放射線を検知するガイガーカウンターを身に着け、靴もカバーで覆わなければならない。原発内には広島型原爆の何千倍もの放射性物質があるといわれている。
建屋の外には、津波の爪あとを残した金属片が積み上げられていた。ここには高さ約15メートルにも及ぶ海の壁が押し寄せたのだ。
4号機の建屋では、核燃料をプールから取り出す作業が続いていた。時間のかかる大変な作業だが、事故で大きく破損した1―3号機からの燃料取り出しは、さらに難航することが予想される。http://www.cnn.co.jp/world/35048272-2.html

ここが安全な場所といえるまでになるには何十年もの年月と、何千億円もの費用がかかることだろう。
事故当時、中央制御室で作業員たちが壁に殴り書きした数値のメモも見せてもらった。
防護服の中は次第に暑くなる。汗が背中を伝い、マスクが曇った。この状態で来る日も来る日も働き続ける作業員の苦労は想像を絶する。
原発を出た後に汚染検査を受けた。放射性物質の検出なしという結果が出て胸をなで下ろす。
だがレッドゾーンから出ていくバスの中で、ここで暮らしていた何万人もの人々に思いをはせ、私の心は深く沈んだ。
いつか安心して帰宅できる日が来るのかどうかさえ分からず、自分の家や職場が空っぽのままここで朽ち果てていくとしたら――その無力感はどれほど大きいことだろう。http://www.cnn.co.jp/world/35048272-3.html

再生核研究所声明80(2012.03.20)  挑戦 とは 何か
(この声明は 朝日新聞 『天声新語』 募集の課題 「挑戦」から ヒントを得て、考えられたものである)
およそ、人生も世界も慣性の法則で動いているものと言える。これは 世の中は物理学の慣性の法則に従っているように、大きな流れの上にあるということである。実際、人は気づいてみたらこの世に生を享け、ある流れの上で生かされていると言える。今日在るは昨日の延長上にあり、昨日はその前の延長上にあると遡って行ける。明日の多くは連続性に従って今日の延長として、相当に決まっていると言える。人間が生きたいと思うのは 今まで生きてきたから、明日も生きたいと 慣性の法則で志していると言える(再生核研究所声明 72 慣性の法則 ― 脈動、乱流は 人世、社会の普遍的な法則)。
しかしながら、面白いことには、人間存在の神秘性であるが、人間には自由意志があって、その流れに少し逆らうような有り様が可能である。 顕著な例が、挑戦である。すなわち、戦い挑む、やってみる、試みるということは 人間の自由意志の顕著な例である。冒険、競争、求道、研究、芸術などの営みは、人間であることの証であるとも言え、挑戦とは人間としての存在の本質を表しているところの、人間固有の人間らしい営みである。 
されば、人間の存在の意義とは何か? まず、生きること、生きて存在しなければ始まらない ― 生命の基本定理、人生、世界、生物界において 実際これくらいしか、確かなことは、無い。 逆に考えてみよう、生きて、存在しなければ、生まれて来る前のように 何も認識できず、したがって何も知らず、何も伝えられず、全ての前提は 消えてしまうだろう(再生核研究所声明13: 第1原理 ― 最も大事なこと)。
さらに1歩進めて、人間として生きることの意義とは何だろうか。 それは、つきるところ、人生の意義は感動することにある ― 人生の基本定理 にあると言える。 人間が何に感動するかは、個性にもよるが、本能に基づくものは当然として、真、善、美、聖などを求めているときであると言え、知ることと、自由を求めることが それらの基礎である。 その本質は、気づくことと、喜びを感じることに他ならない。 人間として生きることの本質ではないだろうか(再生核研究所声明12: 人生、世界の存在していることの意味について)。 
そこで、いま、日本国において、取り組むべき挑戦課題を提案したい。
まず、国家財政を立て直すこと、国だけの債務をみても、1000兆円に迫り、3年続けて 歳入の2倍を超える歳出である。 更に大震災、原発事故、放射能対策の膨大な経費である。このような財政を続けていける道理は 世に無いから、国は大胆に財政問題を国民に明らかにして、官民挙げて 財政問題に挑戦すべきである。もちろん増税だけではなく、国民に理解を求めるための 節税や行政改革なども断行すべきである。ここで大事な観点は、縮小方向ばかりではなく、財政再建の積極的な展開も多方面に志向すべきであるということである。新しい職場の開拓、ビジネス効果志向などである。国の活動に人材の活用によるビジネス感覚の導入も必要ではないだろうか。これらは、同時多発的に広範に取り組む必要があり、ここでの挑戦とは、正しく時間との戦いであると言える。何事も追い込まれる前に先手を打つのが 賢明な対応の在りようではないだろうか。世界は 世界混乱前夜の状況にあると言えるのではないだろうか(再生核研究所声明 45: 第2次世界大戦と第3次世界混乱)。
次に、原発事故を鎮圧して、放射能対策をしっかり行うこと。これは当然であるが、より真剣に取り組むべきではないだろうか。世に 反原発についての意見やデモ等が行われているが これほど無意味で、無駄な行動は無い。誰でも原発など無いにこしたことはないと考えるのは当然であり、また、東電その他関係者自身が、一般国民よりははるかに、原発事故の重大さと危険性を明確に自覚していることは 当たり前である。 世に騒がれるまでもない当然のことではないだろうか。当然のことを騒いでいて、何か建設的、生産的なことが有るだろうか。 逆に、原発を何とか活用すべく、挑戦的に取り組むことは 自明ではない、やりがいのある挑戦課題ではないだろうか。それこそが、およそ人間存在の原理ではないだろうか。 実際、人類は、未知の世界に冒険し、新世界を開拓し、次々と世界を拡大、深化させてきたのではないのか。不可能と思えることを可能ならしめ、宇宙の隅々まで、神の意思までをも 究めたいというが、そもそも人間存在の原理ではないだろうか。もちろん、これは安易に取り組むことを意味せず、慎重に、慎重に進めるのは当然であるが、原発を諦めるということは、それに対する人類の敗北を意味し、人間存在の本質に抵触すると言わなければならない。何時かは原子力ネルギーを自由に制御して、広大な宇宙に飛び出し、新天地を拓こうではないか(再生核研究所声明 32: 夜明け―ノアの方舟)。
次に教育の問題である。 日本の教育は何を目指しているのかと問いたい。 ただ大学受験を目指して、大学に入る為の勉強に ほとんどの部分を占めているように見える。受験のための塾、専門の学校の繁茂がそれらを示してはいないだろうか。 教育を教育の在るべき姿に戻って、検討し直すことが 中長期的には日本国における大事な挑戦課題ではないだろうか。 教育の在るべき姿などは既に教育基本法その他で 確立しているが 弊害は、本末転倒の教育の在り様になっている実情、実体にある(再生核研究所声明 70 本末転倒、あべこべ ― 初心忘れるべからず)。教育の原理についても注意を喚起したい(再生核研究所声明76 教育における心得、教育原理)。
挑戦とは人間の自由意志の明確な表現として、決断による情熱の伴った生命の燃焼であり、志である。 そこに良い感動が伴えば、より良い人生と言えるだろう。
以 上
最悪なシナリオ
2013年…東京で開催が決定
2015年…汚染一向に改善出来ず
2016年…汚染が更に悪化&隠蔽されていた事実が明らかになり問題深刻化
2020年…汚染に怯える各国選手が出場を次々に辞退する前代未聞の大問題となる
日本は完全に世界から嫌われる
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Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2013年 11/12号 [汚染水の真実]/著者不明
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