全ての良きものは、その始まりに現れる・・・・でしたっけ?
たしか、どこかの国の作家だか、哲学者だかが、そんなことを書いていたような気がするんですが・・・・
たとえば・・・・
ポップスの世界では、四人組みのバンドが50年代に出て、そのユニークなスタイルと音楽で世界を制覇し、彼らの短い活動期間のいだに、やれる事は全てやり尽した感があります。その後、いろいろなバンドが出ては消え、出ては消えしましたが、唯一、整形好きのお兄さんがダンスという新しい武器を持って世に現れた以外、四人組を超えるものは出てきません(ついでに言えばプロモーションの分野でも、B・エプスタインの影響は、いまだに大きなものがあるようです)。
日本では、女の子達が徒党を組んで歌って魅せるのは、おにゃんこクラブがその始まりのようで、一通りのこと(ヒット曲はもちろん、スキャンダルを含めて)はやっていたようですし、いまがはやりのAKBなんとやらも、そろそろその終わり方(終わらせ方か?)が、見えてきたようですね。
演劇の分野では、シェイクスピアが17世紀前半に近代演劇というものを打ち立てて以来、それを超えるものは現れていませんし、日本の能楽でも、世阿弥・観阿弥以来、数百年の年月を経ても、超えるものは現れなかった。
小説の世界でも、「ドン・キホーテ」を超えるものは、ついぞ現れず、いまや外国文学は、死滅状態。この日本でも、近代小説の元祖である夏目漱石を超える小説家は、残念ながら見当らないようです。
探偵小説といえば、あいかわらずシャーロック・ホームズですし、刑事ドラマといえばコロンボ警部を指すのが定番となっています。
このように、人間の創作活動というものは、あるカテゴリーが新しく出来た場合、その始まりの時期に一気にエネルギーを集中させて、ベスト・オブ・ベストを作ってしまい、あとに続くものは、その模倣ないし変種に甘んじる傾向があるようです。
そこで皆様方に質問させていただきたいのですが
全ての良きものは、その始まりに現れる・・・・でしたっけ?
誰かが、この現象について、もっと文学的な言い回しで、言っていたような気がするのですが、教えていただけないでしょうか?
あるいは、社会学、心理学などの学問的な分野で、なにかこの現象を表す「定理」のようなモノがあるのでしょうか。
また、反論、反証、建設的なご意見があれば、合わせて、よろしくお願いいたします。
それは良い意見ですね。
哲学でも何でも 祖、始めにが 大事、本質が出ている面が 確かに有りますね。
元、オリジナル、始めの重要性は 確かに有ります。
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