2014年5月31日土曜日

再生核研究所声明162(2014.5.31) アヴェイロ ― エデンの花園

再生核研究所声明162(2014.5.31) アヴェイロ ― エデンの花園
(5月28日、宿舎から研究室に向っているとき、芝生の先に 木立ちが有り、その先に入り江が見える情景を見て、エデンの花園のように感じた、そして、声明161の原案とエデンの花園の声明構想が閃いた。)
アヴェイロに住んで、5年、帰国前である。ふと上記のようにエデンの花園のイメージが奇妙な感性と共に湧いた。
幸せになるには、本能原理、生物的な要求を殆ど満たすこと。 しっかりとした家庭が有って、子供も健やかに成長している。社会的な地位もしっかりして、やるべきものも有り、良い友人、仲間に囲まれている。 芝生が広く、果樹園も有り、立派な住宅、自然環境、季節の変化や文化生活、生計もやり易く、みんな上手く理想的に行っている。さらに である、人生の難題、 終末や死の問題、それらさえ、毎週、教会に通って、難しい問題は教会が、宗教が一括して、支えているようである。まこと、聖書は、あなたは愛されている、死も何も思い煩う必要はないと 言っているようである。― 数学者などは、教会に行ったり、聖書を読まない、勉強しないでも 当たり前だから、単に自明のものとして、人生を疑うことも、人生に悩むことも無いようである。
そこで、基本的に楽観的で、人生を大いに楽しむは 人生の大事なキーワードのように見える。大学の暦には 8月は無く、完全な 休暇である。6月中旬から、講義なしの休暇のような日々が続いた後の 完全な休暇であるから、日本とは、人生観、生活感、大学観、研究観が 全然違うといえる。
余りの違いに 驚いてきた。日本の友人は、仕事、仕事、要務、要務で、異様に感じられる。 あの小さな国が どうして、世界第2の経済力を 有するのかと 話題になったことが有るが、物理的に不可能なことを可能にさせた奇跡は、日本が高い教育水準と共に極めて働き過ぎの現実が有るのではないだろうか。 日本では、 未だ、生活を楽しむ感覚が、少なくても 退職までは あまり考えられないのでは、ないだろうか。
アヴェイロで戸惑ったのは、幸せすぎる生活、恵まれ過ぎの生活、理想的すぎる世界である。実に、エデンの花園のようである。
しかしながら、幸せとは何か? 問題が無いわけではない。すべて恵まれていても、研究や道を求めている人間の姿には、人間的な魅力を感じるからである。
多分、人間は、生物的な要求や、社会的、経済的な要求が満たされても、良い感動をするには、道や真理を求め、芸術活動などをする必要があるのではないだろうか。
― 人生にかける虹、志などしっかり持てれば、上記ふらふらの人生にとって、幸いではないだろうか - 人生の意義は 感動することにある - 人生の基本定理。この世に生を享けたからには、神をも感動させるような、感動をしたいものである。― 声明158.

以 上
 
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1 件のコメント:

  1. ― 人生にかける虹、志などしっかり持てれば、上記ふらふらの人生にとって、幸いではないだろうか - 人生の意義は 感動することにある - 人生の基本定理。この世に生を享けたからには、神をも感動させるような、感動をしたいものである。― 声明158.

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