2014年5月31日土曜日

「日本のアニメーション」で好きな作品は?- 日本在住の外国人に聞いてみた!

「日本のアニメーション」で好きな作品は?- 日本在住の外国人に聞いてみた!
今や世界的に有名な日本のアニメーション。現在のオタクカルチャーの基礎となったとも言えるアニメーションですが、実は1970年代から一部のファンの間では海外でも人気のある存在でした。その一方で、日本人が海外での評価をあらためて意識し始めたのは、1990年代の「AKIRA」や「攻殻機動隊」を「ジャパニメーション」と紹介してからではないでしょうか。その後も、TVアニメから派生したロボットものやスタジオ・ジブリの作品、オリジナルとさまざまなアニメーションが誕生しています。
そこで今回は、日本在住の外国人20名に「日本のアニメーションで好きな作品はありますか?」と聞いてみました。
■「ドラゴンボール」です。(インドネシア/30代後半/男性)
■「ドラゴンボール」(トルコ/20代後半/女性)
■「ドラゴンボール」などたくさんあります。(スペイン/30代後半/男性)
「子ども向けテレビ番組でかっこいいと思う作品」でも回答があがっていた「ドラゴンボール」。世界40カ国以上で放送されているほか、単行本やゲームの販売、映画も上映されているだけにその知名度は絶大です。また1980年代後半に海外での放送が始まってから約15年が経過、現在ではオリジナルのパロディ作品やオリジナルのゲーム「ハイパードラゴンボールZ」、パラパラマンガなど、ファンによる愛あふれた二次創作も増えているというから驚きです。
■渡辺信一郎監督「カウボーイビバップ」や「サムライチャンプルー」、大友克洋監督「AKIRA」、森本晃司監督「彼女の想いで…」、「EXTRA」、今敏監督の全作品、高畑勲監督「火垂るの墓」、信輝結城(キャラクターデザイナー)「ロードス島戦記」、庵野秀明監督「オネアミスの翼:王立宇宙軍」、宮崎駿監督「ルパン三世 カリオストロの城」や「ルパン三世 風魔一族の陰謀」…。(フランス/30代後半/男性)
■「サマーウォーズ」と「平成狸合戦ぽんぽこ」。(ドイツ/30代後半/男性)
コアなアニメーションファンの方の回答が来ましたよ…! 2014年春に東京でポスター展が開催された大友克洋氏の「AKIRA」は国内でも人気の高い作品です(2020年の東京オリンピック開催を予言した!? という話題でも盛り上がりましたよね)。漫画評論家の故・米澤嘉博氏は「大友以前・大友以降」として大友さんの作品の影響力を語っていますし、また実際にその描き込みの細かさがのちのマンガ週刊誌の締め切り体制を変化させた話もある方の代表的な作品です。
「カウボーイビバップ」や「サムライチャンプルー」は大ヒット作とまでは行かないまでも、カルチャーとアニメをつなげた作品として捉えられています。その独特な舞台設定やキャラクターづくり、ジャズやヒップホップをBGMに使うなど、音楽好きの目をアニメに向けさせ、またスタイリッシュな要素を与えた先駆け的とも言え、今もなおコアなファンが多いのです。そのほか、日本のアニメーションを語る上では欠かせない作品がたくさん上がっていますので、興味のある方はぜひ上記の方の回答を参考に検索してみてください。
■「千と千尋の神隠し」です。(ベトナム/30代前半/女性)
■「千と千尋の神隠し」(スリランカ/50代後半/男性)
■ジブリの「ほたるの墓」(ブラジル/50代前半/女性)
■アニメーションはほとんど見ないのですが、ジブリ関連が海外でも人気でした。素敵な作品ばかりです。(スウェーデン/40代後半/女性)
ベトナム・スリランカの方が回答している「千と千尋の神隠し」でアカデミー賞(アニメーション部門)、ベルリン国際映画祭・金熊賞を受賞するなど今や世界的に有名なジブリ作品。しかし、海外でこうした知名度を得るまでの道のりは険しく、評価を得たきっかけは1987年に香港で公開された「天空の城ラピュタ(天空之城)」のヒットだったのだそう ちなみに「ジブリ」は「サハラ砂漠に吹く熱風(ghibli)」の意。イタリアの偵察・爆撃機にもある名前で、飛行機好きである宮崎駿氏のこだわりが見られる部分なのです。
■「サザエさん」です。(オーストラリア/40代前半/男性)
■「サザエさん」(ペルー/40代後半/男性)
長谷川町子さんの作品です。日本では知らない人はいないと言っていいほどの国民的アニメーションですが、実は海外で放送されたことはないそう。回答された方々は、来日されてからご覧になったのでしょうね。2013年には放送45年目を迎え、シンプソンズの記録を抜いて最長放送テレビアニメ番組としてギネスにも認定されました。
ちなみに、コミックス第1巻には、サザエさんが満州引き上げ組を助けるべく自分で縫った布団からなぜか定規が飛び出る話など、おっちょこちょいさも発揮しつつ、戦後を楽しく暮らす様子が描かれています。また、東京都・世田谷の桜新町が「サザエさんの街」となるきっかけになった福岡から上京する回も。一般的な家族の日常を描くこうしたスタイルは、現代も変わらない「サザエさん」。海外の方が日本のごく普通の生活を知るアニメーションとしても優れていそうですね。
■「セーラームーン」と「ちびまる子ちゃん」が好き。(中国/30代前半/女性)
■「ガラスの仮面」(ポーランド/20代後半/女性)
■「ベルサイユのばら」や「タイガーマスク」など。(イタリア/30代後半/女性)
■「一休さん」など。(シリア/30代前半/男性)
■「ルパンIII世」(韓国/40代後半/男性)
■「マクロス」(アメリカ/30代後半/男性)
■「仮面ライダー」(インドネシア/30代前半/女性)
女の子向け、男の子向け、さまざまな作品があがりました。「ガラスの仮面」、「ベルサイユのばら」、「セーラームーン」などは国内の女の子たち(そして年齢を重ねて)も熱狂した作品ですよね。舞台女優の成長譚、フランス革命の最中の恋物語、戦士ものと内容は違えど、女の子が活躍する様子に肩入れしてしまうのはどの国でも同じなのでしょう。「ルパンIII世」は映画版「カリオストロの城」は、宮崎駿監督のターニングポイント的作品として有名なのはもちろん、テレビでたびたび放映されるアニメ映画としても非常に有名ですよね。どこか抜けているけど紳士的な登場人物が男性の心を撃つのかも…?
日常を描いたものから日本や世界の史実をモチーフにした作品、SFや戦隊もの、変身もの、またスタイリッシュさを兼ね備えたカルチャー要素のある作品まで、幅広いモチーフを要する日本のアニメーション。今回のアンケートではコアなアニメーションファンの方の回答も飛び出し、筆者も驚くほどでした。今も放映中の作品はもちろん普遍的な人気を誇る作品も多いので、この機会に見直してみるのもよさそうですね。
再生核研究所声明34(2010/04/16):
日本のビジネス―日本料理店の海外展開
日本製品として、国際的に高い評価を得て、世界の富を日本国にもたらしてきたものとして、家電、カメラ、半導体、自動車などが 顕著なものとして、想起される。しかしながら、諸外国の台頭によって、日本国の大きな目玉となる産業にかげりが見えてきており、 国内には失業者があふれ、経済不振と、慢性的な財政赤字に陥っている。 日本国の再生の基礎は、根本的には教育を正し、精神をきたえ直す必要があると考えるが 一つの戦略を具体的に提案したい。要旨は世界の多くの都市に、日本料理店を展開すること である。
先ず、食に対する関心の深さは いずこも同じで、生きることとは 食べること にも通じるものがあり、食に対する関心、経費は、人間存在と活動の大きな部分を占めるという事実から、認識を深める必要がある。 日本料理は健康食品であると同時に、際立った特徴を有し、幸い、日本料理に対する世界の人々の関心の深さは 驚くべきものであり、現状よりは遥かに大きなビジネスチャンスを有すると考える。多くの日本人に、海外の日本料理店で働く職場を広く開拓して、同時に日本の文化を海外に紹介し、また逆に、日本人は海外に出ることによって、国際的な広い視野をもつ機会が得られて、好ましい効果が期待される。
これらのことは、比較的簡単に 少ない投資と準備で実現でき、大きな経済的、文化的な効果が望めると考える。 一つの国家戦略にしようではありませんか。 世界の多くの都市に、日本国の象徴として、美しい日本料理店を展開し、日本の文化を世界に紹介する拠点にしようではありませんか。 若者の雇用や、経済、文化への波及効果は 大きいと考える。もちろん、世界の平和にも大きく貢献するものと考える。
具体的に 次のように提案したい:
経済産業省、外務省、農林水産省などの関係省庁の積極的な援助、
文部科学省は、料理学校などを充実、格あげし、合わせて関係教養教育の充実も図る、
外国人向け 観光関係機関の積極的な支援、
国防省の組織的な支援: たとえば、5000億の資金を兵器の購入にかけるより、そのような面で援助して、日本料理店を通して世界の情報を組織的に得るシステムを確立する、また平和のための戦略を進め、観光促進の拠点にもする。 これこそ、愚かな軍事費を美しい営みにまわしたいとの想いの 現実的な一つの提案になるのではないだろうか。
日本料理店を拠点に、先ずは、世界的の人々の関心が期待される花道、茶道などの組織的な教室の開講を意図する。 また、そのような関係組織との連携を図る。さらに、日本庭園などの文化的な輸出も展望する。
既に相当数、日本人のいない日本料理店が存在する状況を調べて、日本人の派遣による より日本的な料理を浸透させるのは、最も手短な第1歩になると考える。 また、日本料理店の評価機関の設置の検討なども、なされるべきであると考える。
美しい特徴をもつ日本文化を もっと世界で活かそうではありませんか。 関係者のご検討と積極的な取り組みを期待したい。
以上

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