2014年10月16日木曜日

7.3光年彼方の星に水の雲が存在していた!? ― 太陽系外に位置する褐色矮星にて発見

7.3光年彼方の星に水の雲が存在していた!? ― 太陽系外に位置する褐色矮星にて発見
うだるような暑さはすっかり身を潜め、涼しい気候が続いている今日この頃、少しずつ秋が深まっています。金木犀の香りやサンマの価格など、気温の変化以外に秋を感じることも多いですね。いわし雲やうろこ雲と呼ばれる巻積雲が空に浮かんでいると、秋だなぁと思う方も多いのではないでしょうか。そんな変幻自在の雲はわれわれを魅了しますが、それは地球だけの話ではないようです。
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■氷の雲が存在するかもしれない褐色矮星「WISE 0855-0714」
科学誌『アストロフィジカルジャーナル・レターズ』に掲載された研究によると、地球から7.3光年にある「褐色矮星」に、氷の雲が存在する可能性が高いそうです。これが確かであれば、太陽系外で初めて"水"の雲が見つかった事例となります。
雲が発見されたのは、うみへび座に位置する「WISE 0855-0714」という褐色矮星です。褐色矮星というのは、太陽のような恒星になるはずが、質量が小さすぎて核融合反応を起こせず、冷めきってしまった星のことです。「WISE 0855-0714」は、ペンシルバニア州立大学で天文学を研究しているケビン・ルーマン氏が、アメリカ航空宇宙局(NASA)の広域赤外線探査衛星より得られたデータを利用して、今年の4月に発見していました。
この星の大きさは木星と同じくらいか、3~10倍と見られています。また、その気温は氷点下で地球の平均気温より低く、木星より若干暖かい程度の、非常に冷えた状態のようです。ちなみに、この星は地球から7.3光年という距離に位置しており、これは約4.4光年の距離にある三重連星の「ケンタウルス座α星」、約6光年の「バーナード星」、約6.5光年の二重星である「ルーマン16(WISE 1049-5319)」らに次いで、4番目に近い所にある太陽系外の天体(小惑星などを除く)となります。その星に、雲がある兆候を見出したのは、カーネギー科学研究所のジャクリーン・ファハティ氏です。褐色矮星は核融合反応を起こしていないため、光を放っておらず、地上から観測するのはとても難しいのですが、ファハティ氏は、チリのラス・カンパナス天文台にあるマゼラン望遠鏡を利用し、観測を続けました。その結果、赤外線観測によって得られたデータが、硫化ナトリウムの雲と氷の雲に覆われた褐色矮星のモデルデータと一致しました。つまり、今回の褐色矮星が雲に覆われていると考えられるのです。
■最新宇宙望遠鏡の打ち上げに調査の進展を期待
今回の発見にあたって、理論モデルの構築を補助したカリフォルニア大学サンタクルーズ校のジョナサン・フォートニー氏は、「これは非常に興味深いです。まだ暫定ですが、太陽系外にある氷の雲の最初の証拠となります」とメディアに答えています。これまで、水蒸気は太陽系外でも見つかっているものの、"水"の雲は初めての発見となるそうです。そしてこの発見によって、まだ詳しくわかっていない「星での雲のあり方」について、フォートニー氏は関心を高めています。
例えば、金星は硫酸の雲を持っていて、星が全面的に雲に覆われていますが、地球では全体がいつも曇っているわけではないですよね。ファハティ氏によれば、今回の褐色矮星も、全てが雲に覆われているわけではなくて、半分程が覆われているということのようです。この「部分的に曇る」という現象が、宇宙ではどれほど一般的であるのか、これもまた興味深い事象です。
しかしながら、雲があると直接的に確認されたわけではないので、今後も検証は続きます。2018年には、最新のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、フランス領ギアナに所在する欧州宇宙機関(ESA)の基地から打ち上げられる予定なので、気長に雲の行方を見守るとしましょう。(文=杉田彬)http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/73%E5%85%89%E5%B9%B4%E5%BD%BC%E6%96%B9%E3%81%AE%E6%98%9F%E3%81%AB%E6%B0%B4%E3%81%AE%E9%9B%B2%E3%81%8C%E5%AD%98%E5%9C%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F-%E2%80%95-%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB%E5%A4%96%E3%81%AB%E4%BD%8D%E7%BD%AE%E3%81%99%E3%82%8B%E8%A4%90%E8%89%B2%E7%9F%AE%E6%98%9F%E3%81%AB%E3%81%A6%E7%99%BA%E8%A6%8B/ar-BB9jZ3I

再生核研究所声明 116(2013.5.1): 宇宙空間、星間交流から人間を考える
(1200光年先にようやく生物の存在可能な天体が3つ見つかったという。孤独な地球。かけがいの地球。そこで、何とか地球外生物と交信したいものである。どうしたら、できるだろうか。2013.4.20.16:20 その方法に気づく。慎重に検討して、いずれ提案したい。)
まず、広い宇宙空間において、地球だけが例外で、生物や人間のような知的な生物が存在すると考えるのは 無理があるのではないだろうか。広い宇宙には 人間を越えた知的な生物が存在すると考える。そう感じる。
しかしながら、現代物理学の定説によれば、光より 電波より、早く伝達する手段は無いから、地球上の生物が 人間存在の原理に基づいて(再生核研究所声明 32 : 夜明け ― ノアの方舟)、宇宙空間に進出し、人間の存在領域を拡大しようとしても 広大な宇宙からみれば、それは限られ、地球外生物との直接的な交信、交流は当分、厳しい状況にあると言える。
そこで、発想を逆転させ、宇宙空間交流を意図するには、宇宙空間全体を この地球上に実現すればよいということになる。すなわち あらゆる生命の原理を究明し、一般原理、普遍原理によって、あらゆる可能性を究明して、対応することが出来ると考える。
地球は 宇宙の小さな部分であるが、しかしながら、地球は宇宙全体を 人間の知的な活動によって 包み込むことができると考える。これは一つも矛盾ではなく、部分が全体に等価であるは、数学の世界でも 無限な世界や、解析関数の概念にも存在する。― すなわち、 解析関数の全体の情報は、解析的な どんな点の小さな部分にも、反映されていて、そこから、全体の情報を取り出すことも出来る と なっている。また、エルゴート性の概念も同じような思想になっていると考えられる。
そもそも、対話、交流、愛とは何か と問えば、世界とは、自己の世界に映ったすべて であるとも言い得る。さらに、個々の人間の話題、知識、認識は 狭く限られ、実際多くの考えられるすべての対話は、この地球上に生存する、生物、何十億の人間との対話で、十分可能であると考えられる。さらに、論理的な思考を働かせれば、普遍的な原理によって 人間のあらゆる対話に対する反響は、宇宙空間に問うまでもなく、十分な反響を得ることが出来るだろう。そもそも対話とは、自問自答であるとも言える。実際、自己の内部も 広大な宇宙と同じように無限に広がり、それは全宇宙さえも包み込む存在であるとも考えられる。人間の存在とは、内なる広大な世界と 外なる広大な世界のはざまに存在する、ふらふらした曖昧な 心に代表されるような存在であると言える。
それ故に、この地球上に 生体系を豊かにして、個性を 重んじた多様な世界を築くことによって、実際には 宇宙空間における交流の困難性は 克服できると考える。
結論は、あらゆる生命の存在と存在の可能性を明らかにすることによって この地球上に宇宙を取り組むことによって、宇宙空間交流は 実現できると考える。
そのとき、宇宙間交流の手段とは、もはや光でも電波でもなく、時間にも、空間にも、宇宙にも、エネルギーにも無関係な 数学である と言える。数学こそが 生命の客観的な表現であると言える ― (数学とは何か ― 数学と人間について 国際数理科学協会会報、No. 81/2012.5, 7―15   No.81, May 2012(pdf 432kb))。
以 上

再生核研究所声明150(2014.3.18) 大宇宙論、宇宙など小さい、小さい、the universe について
(この声明は、最近の特異点解明: 100/0=0, 0/0=0 の研究の進展に伴って 自然に湧いた構想である)
この声明の趣旨は、いわゆる物理学者が考えている宇宙、― 宇宙はビッグバンによって、誕生したという宇宙論を ニュートン力学と同様、幼き断片論と位置づけ、はるかに大きな the universe を志向し、アインシュタインを越えた世界、さらに 古代から続いてきた暗い人類の歴史に 明るい光を灯し、夜明けを迎える時代を切り拓きたいということである。 既に裏付ける思想は 一連の再生核研究所声明で確立していると考える。 ニュ-トン、アインシュタイン、数学の天才たちも、特異点の基本的な性質さえ捉えていなかったことは、明らかである。
簡単な基本、100/0=0,0/0=0 を発見した、精神、魂からすれば、新しい世界史を開拓する思想を語る資格があることの、十分な証拠になると考える。 実際、 - 古来から 続いてきた、人生、世界の難問、人生の意義、生と死の問題、人間社会の在り様の根本問題、基本概念 愛の定義、また、世界の宗教を統一すべく 神の定義さえ きちんと与えている。
The universe について語るとき、最も大事な精神は、神の概念を きちんと理解することである:
そもそも神とは何だろうか、人間とは何だろうか。 動物たちが美しい月をぼんやりと眺めている。 意識はもうろうとしていて、ほんにぼんやりとしか とらえられない。 自らの存在や、ものごとの存在すら明瞭ではない。
人間も、殆ど 同じような存在ではないだろうか。 人類よ、人間の能力など 殆ど動物たちと変わらず、 ぼんやりと世界を眺めているような存在ではないだろうか。 神も、一切の存在も観えず、ただかすかに感じているような存在である。 それゆえに、人間は あらゆる生物たちのレべルに戻って 生物たちから学び、 また原始人に戻って、また子供たちのように 存在すれば 良いと言えるのではないだろうか(再生核研究所声明 122: 神の存在と究極の信仰 - 人間よ 想い煩うことはない。 神は存在して、一切の存在と非存在を しっかりと支えられておられる、 人は必要なときに必要なだけ、 念じるだけで良い; 再生核研究所声明 132 神を如何に感じるか - 神を如何に観るか)。
すなわち、人間よ おごるなかれ、人類の知能など 大したことはなく、内乱や環境汚染で自滅するだろう、と危惧される。
昨年は 数学の存在と物理学が矛盾し、数学とは何かと問うてきた。
数学とは何か ― 数学と人間について
国際数理科学協会会報、No. 81/2012.5, 7―15 
No.81, May 2012(pdf 432kb)
に公刊したが、そこで触れた、数学の神秘性については さらにその存念を深め、次のように問うている:
誰が数学を作ったのか? (再生核研究所声明 128: 数学の危機、末期数学について)
時間にもよらず、エネルギーにもよらない世界、それは、宇宙があるとき始まったという考えに 矛盾するものである。 無から世界が創造されたということも 受け入れがたい言明であろう。さらに、the universe には、物理学が未だに近づけない、生命や生命活動、人間の精神活動も歴然として有ることは 否定できない。音楽、芸術に感動している人間の精神は the universe の中に歴然と有るではないか。
ビッグバンで ゼロから、正の量と負の量が生じたとしても、どうしてビッグバンが生じたのか、何が生じせしめたかは 大きな課題として残っている。 数学の多くの等式は 数学を越えて、the universe で論じる場合には、その意味を,解釈をきちんとする必要がある。 The universe には 情報や精神など、まだまだ未知のものが多く存在しているのは当然で、それらが、我々の知らない法則で ものや、エネルギーを動かしているのは 当然である。
そこで、100/0=0,0/0=0 の発見を期に、今やガリレオ・ガリレイの時代、天動説が 地動説に代わる新しい時代に入ったと宣言している。The universe は 知らないことばかりで、満ちている。
以 上

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