2014年10月29日水曜日

ライオンがアメリカの絶滅危惧種に

ライオンがアメリカの絶滅危惧種に
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Christine Dell'Amore,
National Geographic News
October 28, 2014
 アメリカ魚類野生生物局(FWS)は27日、アフリカのライオンをアメリカの法律によって保護する計画を発表した。
ライオンがアメリカの絶滅危惧種に
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 アメリカの絶滅危惧種法によって何千キロも離れたアフリカに暮らすライオンを絶滅危惧種に指定しようという計画だ。この新ルールは動物園には適用されない。もし承認されれば、アメリカ国内で飼育されているライオンを許可なく殺害、狩猟すること、アメリカ国民が州境、国境を越えてライオンやその一部を売ることが違法となる。州内でライオンやその一部を売った場合は各州の法律が適用される。
 FWSによれば、たとえライオンが絶滅危惧種に指定されても、“科学的根拠に基づく”方法でライオンを管理している国の許可を得た場合、アメリカの狩猟者がアフリカで殺したライオンを戦利品として持ち帰ることは認められるという。
 アメリカの狩猟者によって命を奪われるライオンやゾウ、サイはアフリカ大陸に集中しているが、適切な規定の下で行われるスポーツハンティングが大きな脅威になるとは考えられていないとFWSは説明する。
 ライオンの減少の原因はむしろ生息地の消失や餌不足、人間との衝突の増加などだ。ライオンの個体数は1980年以降、約3分の1まで激減している。FWSによれば、1980年の時点では最大7万6000頭のライオンがアフリカ大陸を歩き回っていたが、現在は3万頭ほどしかいないという。
 人間は開発や農業によってライオンの生息地に食い込み、ライオンの通り道では家畜が増えている。その結果、人間は家畜を殺された報復として、ライオンの命を奪っている。また、FWSによれば、人間は拡大する食糧需要を満たすため、“持続不可能なレベル”でライオンの餌を狩猟しているという。サハラ砂漠以南の人口は2050年までに倍増すると予測されている。
 FWSの局長ダン・アッシュ(Dan Ashe)氏はナショナル ジオグラフィックの取材に応え、「ライオンは減少の一途をたどっている。何か手を打たなければ、近い将来、絶滅の危機に瀕する可能性が高い」と警鐘を鳴らした。
 アメリカの法律で絶滅危惧種に指定すれば、「協力するための動機になるとともに、ライオンは苦境にあるという世論が喚起され」、すでにアフリカで進められている保護プログラムを強化できる、とアッシュ氏は説明する。
「威厳に満ちた象徴的な存在であるライオンが、この地球上で何が起きているかを教えてくれている」。
◆高いハードル
 現在、アメリカ国内外でライオンやその一部を販売、輸送することを阻止するような規制は存在しない。少なくともあるレストランではライオンのタコスが提供されている。
 もしFWSの計画が承認されれば、“種の存続を促進する”と認められた場合しか、動物園を除くアメリカ国内で飼育されているライオンを殺すことはできないと、FWSの広報担当者は説明する。ペットのライオンでも、食用でも、専用の牧場で行われるスポーツハンティングでも同じだ。「これはかなり高いハードルだ」。
 世界自然保護基金(WWF)によれば、アメリカ国外でライオンやその一部を販売することを禁止することで、ライオンの骨の取引を阻止する狙いもあるという。中国では薬酒の材料としてトラの骨の代わりにライオンの骨が売買されている。
 ライオンの狩猟を認めている国も、きちんと管理した上で狩猟を行っていること、ライオンの保護を目的とした現地調査と地域社会のために収益の一部を使っていることを証明しなければならなくなる。
「狩猟を認める国はわれわれに、適切な管理が行われていることと狩猟の上限が設定されていることを責任を持って証明しなければならない」とアッシュ氏は話す。
「われわれには絶大な影響力がある。アメリカの消費者の経済力を利用することで、ライオンの保護に大きく貢献できるはずだ」。
Photograph by Beverly Joubert / National Geographic Creative

「鯨が増えすぎて人間が食べる小魚が減る」に対して疑問
捕鯨問題で、鯨が増えすぎて小魚を食べ過ぎてしまい、人間が獲れる分が減っている、という意見をよく目にします。
しかし、この主張についてよく考えてみると、いくつか疑問が出てきました。
まず、鯨が増えすぎているというのは何を基準にして「増えすぎている」と結論づけているのですか?鯨は大昔からいたわけで、
人間が商業捕鯨を始める以前には今よりももっと沢山の鯨が海に生息していたはずです。鯨が闇雲に小魚を食べるなら、
人間という敵がいなかった頃に、すでに鯨によって小魚が食べつくされていなければおかしいですよね?そうならなかったのは、
自然界においては、捕食動物と、非捕食動物は、ある程度均衡しているからだと思います。
それならば、「鯨に小魚が食べつくされるから鯨を獲るべき」という論法は完全に間違いで、人間のせいで小魚が減ることは
あっても、鯨のせいで小魚が減ることは無いと考えるのが正当だと思います。おそらく近年の漁獲量の減少は、人間による
乱獲や地球温暖化などの環境変化、水質汚染などの環境荒廃の影響と考えるべきではないですか?
補足
鯨の間引きが必要と考えている方に補足質問です
人間の漁獲量に影響を与えないようにするには、いったい何頭の鯨を間引いたらよいとお考えですか。
また鯨だけ間引くのでなく小魚を餌にする他の生物も間引かないことには全く意味がないのではないでしょうか。
1000頭の鯨を減らして、それで単純に人間の漁獲量が増えると考えられるほど、生態系は単純なものではないと思うのですが。

再生核研究所声明174(2014.8.7) 狼の輸入によって、生態系の維持を図れ


添付資料にも有るように、日本の森林が鹿の増大などで荒廃しているという。これは、人類生存の基本的な原理である生態系の維持の観点から、何万年と続いてきた生態系に人類が不遜にも過剰に自然に介入して、生態系のバランスを崩してきていると判断される。 誠に由々しき軽薄な行為として、反省させられる。生態系の全体的な維持、自然の尊重は心すべき、人間の在りようであると考える。
あらゆる生物は未だ、人知を超えた神秘的な存在であり、その未知の世界に対しては、畏敬の念をもって当たり、人類は慎ましい存在であるべきである。 人類は驕るべきではなく、自然状態の尊重を基本に当たるべきである。
山には、山の何万年も続いた秩序があり、数百年の人類の生活で、その計り知れない秩序の破壊は どのように大きな未知の影響をもたらすか、評価さえ難しいだろう。そこで、元の自然の状態への回帰は、賢明な在りようであると考える。狼は森の守り神のような存在で、狼の存在によって人間は森に対して、ある種の畏敬の念を抱いてきたのではないだろうか。人間の不遜な態度を戒めるためにも、狼の森への回帰は賢明な在りようではないだろうか。
困ったら、元に、困ったところに戻れ は 数学の研究の基本的な在りようであるが、困ったときには、自然の状態はどのようで有ったか と考えるのは、良い在りようではないだろうか。
人類が地球の生態系の中で、癌細胞のような存在になって、肥大化して、生態系と自然の破壊とと共に自滅したとならないように心したい。地球は人類だけのものではないことを 念を押して置きたい。次も参照:


再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念


関係者の積極的な取り組みを提案したい。


以 上


参考資料:
シカ激増で止まぬ森林荒廃 生態系守護にオオカミの出番だ
2014.7.23 07:43 (1/4ページ)
『オオカミが日本を救う!』(白水社)の表紙。「生態系での役割と復活の必要性」が副題だ
明治以降、日本の森林はこの20年来、5度目の危機にあるという。シカの過剰増殖による植生の食害で森林の荒廃が止まらないのだ。土壌浸食や表土流出が起きている地域もある。平成26年版の環境白書では「生物多様性のみならず国土保全上の懸念も生じています」と警鐘を鳴らしているほどだ。シカ害だけでなくイノシシやサルも中山間地で深刻な農業被害を発生させている。
野生の反乱までを伴う「平成の森林危機」は、どうしてかくも深刻なものになったのか。
「食物連鎖には頂点捕食者が不可欠であるにもかかわらず、その常識を欠いたことによる帰結です」と東京農工大学名誉教授の丸山直樹さんは語る。
この頂点捕食者とは、オオカミだ。丸山さんは2月に白水社から出版された『オオカミが日本を救う!』の編著者である。有史前から日本に生息していたオオカミは、明治時代の野生動物の乱獲とオオカミ駆除政策によって絶滅した。その後は、人間による狩猟圧が頂点捕食者の役割を代替していたのだが、近年の農山村の過疎化や高齢化によって狩猟者の数が減ったことなどで個体数調整の機能が消えてしまった。http://sankei.jp.msn.com/science/news/140723/scn14072307430001-n1.htm


再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念
先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である。
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって、
1)  人類の立ち入らない島や、地域の制定
2)  あらゆる生物種の保存
に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上

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