2014年10月30日木曜日

チンパンジー、想像で絵は描けず

チンパンジー、想像で絵は描けず
2014年10月28日 07時37分

チンパンジーは想像して絵を描くことができないとする研究結果を、京都大霊長類研究所(霊長研)や中部学院大などの研究グループが発表した。
28日の米科学誌チャイルド・デベロップメント電子版に論文が掲載された。
チンパンジーに画材を与えると、抽象画のような絵を描くことが知られている。
中部学院大の斎藤亜矢准教授らは、絵文字を使った言語実験で高い理解力を示す「アイ」など霊長研のチンパンジー6頭(大人4頭、子ども2頭)と、人間の子ども57人(1~3歳)に、チンパンジーの目を片方だけにするなどした絵とペンを与え、残りの部分を補うかを調べた。
その結果、人間の子どもは年齢が上がるごとに成功する割合が増え、2歳6か月以上では約8割に達した。輪郭だけの絵でも、目、鼻、口まで描けた子どもがいた。一方、チンパンジーは6頭とも顔の輪郭をなぞる程度しかできなかった。
2014年10月28日 07時37分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

これは面白い研究。 
人間の知能なども研究すると面白いいのでは。 
数感覚などの発達、 論理的な思考の発達、創造性の状況、メカニズムなど面白いですね。

再生核研究所声明91(2012.5.20):  創造性についての一考察
そもそも創造とは 人類が知らなかったこと、できなかったこと、考えなかったことを、新たに発見し、できなかったことを可能にし、考えることで、生命作用の多くの部分が創造活動であると言える。創造性の意味については 添付の文献を参照。
例えば、数学界では、微積分の発見とか、日々発表される論文の中の定理などは 顕著な創造活動の結果であるが、芸術作品、文学作品、科学における発見、工業における発明、技術など、広範囲に及び人間の知的活動の殆どに及んでいると言えるだろう。しかしながら、最大の創造とは 出産、育児にあるとも言える。
創造とは 世界史を拡大することである と定義したい。 世界史とは 人類の得た、感じ、知り、想像するすべての情報の総体である。人間存在の原理とは、生存に心がけ、知り、求め、何でも究めようということであるから、豊かな創造性とはまさしく、良く生きることに他ならない。人間として良く生きるこということは、生命の輝きとしての 豊かな創造活動にあると言っても良い。
創造活動の蓄積である、もろもろの科学の進歩が 人間を解放して、世界を拡大し、人間存在の意義を高めていると考えられる。
この声明の趣旨は、如何にして、創造性を高めるか について、省察することである。特に、大事な創造性の観点から、日本の教育の在りようが 改善されるべきではないか という観点に思いを致すことにある。
1) 創造性は情念、感情の中から生命作用として湧いてくるものであるから、感情や情操が大事ではないだろうか。この観点から、日本の教育が 知識偏重、枠に はめすぎではないだろうか。
2) 学術界では 大学院学生や研究者が日々それぞれの分野で研究活動を行っている。そこには流れや、流派のようなものがあって どんどん先へと研究を進めている。 ここで、
a)確立した研究分野の細分、先と 共に 新しい研究の芽 を育てるように絶えず配慮したい、多様性と自由性を尊重したい。
b)真の独創性には、 ゆとりと時間が 必要であるから、成果主義のような成果を追うような環境は、齷齪したような状況は 良くないのではないだろうか。 大学の法人化後の、成果主義、任期制の導入等で大事な若い研究者が、 じっくりと研究を行なえる環境を壊しているのではないか と危惧している。
c) 重要な発見が、 偶然性、 間違い、新奇な現象、にあることに鑑み、 そのような機会を広く展開し、そのような現象を見逃さない態度に留意したい。
d) 特に日本など、 後進国に見られる 顕著な例が、 良い研究や発見が、評価できず、折角の重要な発見を活かせない状況は、 基本的に現在でも変わらない実情がある。 良い研究とは何かが分からずに、先進国に伺いを立てているのが現実ではないだろうか。 これは哲学の軽薄さ、基礎の欠落から来ているのではないだろうか。 良いものとは何かと 絶えず問うべきである。
e) 特に、創造では 新奇な現象、新しい概念、考え方が 大事であることを強調して置きたい。 それらの基礎は、生物繁茂の原理でもある、多様性にある。
f)  特に、価値の創造、すなわち、価値あるのものとは何かの、新しい考え方、 評価の創造性、すなわち、優れているとは何かの考え方の 創造性を 重視して行きたい。
3) 生命活動の発現としての 創造の基は 幼年期、若い時期における人生観の 構成に関していて、小・中・高などの教育の在りようは 大事ではないだろうか。 その大事な人間形成時に 知識偏重の教育は、良くないのではないだろうか。日本の学校教育は 創造性の観点からも 基本的な問題を抱えていると考える(再生核研究所声明 76:教育における心得 ― 教育原理)。
以 上
添付:
創造性とは―選択理論.jp
www.choicetheory.jp/about/about4.html
創造性とは、既に知っている整理された行動と求めているものが得られないときに、新たなアイデアを生み出すために、脳が情報を再整理している状態のことであり、どんな人にも備わっている能力です。
例えば、いつも乗っている電車がトラブルで止まっている時、私たちは「どうしたら目的地に着くだろう?」「どのルートなら間に合うだろう?」と新しい行動を考えます。こうした脳の働きが創造性です。
創造性の重要性 - 日本創造学会
www.japancreativity.jp/juyou.html
創造の定義
________________________________________
1.創造性研究者たちの「創造の定義」
 創造性を考える以上、「創造」とは何かを定義しておく必要がある。私は「日本創造学会」会員の方々に1983年に「創造とは何か」のアンケートを出し、83人の方々から回答を得た。ここに、現在も会員の方々の定義をピックアップすると、次のようになる。
【創造とは何か】*掲載は出典記載の順/所属は2002年度名簿より
●伊賀丈洋
「人間の思考状態には受動(感性)と能動(破壊と創造)があり、創造とは能動状態での思索または行動である」
●伊東俊太郎(麗澤大学)
「創造とは、問題を解決する、素材の新しい組み合わせ、新しい理論への変換を可能にする新たな視点の発見である」
●大鹿 譲(福井工業大学)
「人類が神の意志によって地球上で覇を称えるに至った原因たる活動で、同時に人類の滅亡の原因となる活動」
●恩田 彰(東洋大学)
「異質の情報や物を今までにはない仕方で結合することにより、新しい価値あるものをつくりだす過程である」
●岩渕幸雄(情報知識学会)
「創造とは、戦略的発想の原動力である」
●江川 朗(総合経営研究所)
「創造とは、きわめて異質の発想を実現した社会的成果。発想とは諸情報の変形、加工、組合わせによる異質の意味化」
●江崎通彦(朝日大学大学院)
「今よりすぐあとの世界(未来)に夢を実現する」
●金子達也(日立製作所)
「独創とは尽力経歴なり。わがいま尽力経歴にあらざれば、一法一物も現成することなし。経歴することなし」
●川喜田二郎(㈱川喜田研究所)
「なすに値する切実なものごとを、おのれの主体性と責任において、創意工夫を凝らして達成すること」
●國藤 進(北陸先端科学技術大学院大学)
「ある主体にとって既知のことがらを組合わせ、その主体にとって、ある観点からみて有用な未知のことがらを構築すること」
●小島英徳(智無庵コミュニケーションセンター)
「今のやり方を否定しながら、一歩づつ成果をあげる。そのためには、今のやり方に全生命をぶっつけてゆくこと」
●関 博剛((有)若草ホーム産業)
「意識と下意識を含めての全情報を、目的に志向して、機能的に統合運用し、一つの文化を生み出す全人格的所作」
●高橋 浩(現代能力開発研究所)
「質的な変革としてとらえたい。ものなら機能・構造の変革、社会ならしくみやしきたり・やり方の変革など」
●戸田忠良(戸田技術士事務所)
「従来自他の記憶にはなかったシステム、形、物、方法、機構などを新たに考案し表現すること」
●西 勝(明治学院大学)
「平凡に新しいことがら、ものが生まれること。消滅をも含め、全生物に喜ばれ、できれば定義不要にまで自然と」
●比嘉佑典(東洋大学)
「創造とは、個人の中に、事物の中にある古い結びつきを解体し、新しい結びつきにつくりかえることである」
●久田 成
「創造とは、脳梁経由の人間の大脳の左右両半球の情報交換を基幹とした新しい文化を生み出す行為のことである」
●檜山哲男
「創造とは、自己を忘ずる熱中の坩堝の中で、左脳と右脳が調和した瞬間に生まれる閃きである」
●星野 匡(㈱プランネット)
「何らかの価値を有する、新しいアイデア・思想、その表現、あるいは表現としての事物を、意図的に生み出すこと」
●村上幸雄(栄養化学研究所)
「最高の創造は自己創造=自己表現である。これが栄養で大きく影響される可能性についての科学的研究が必要」
●師岡孝次(東海大学)
「現実を理想に近づける活動をいう。対象は"もの"でもシステムでもよい」
●渡辺俊男(余暇開発センター)
「新しい神経回路を開発することによって、未来性に有益な理論をつくりだすことである」
2.私の創造の定義
 これらの方々の定義づけを参考にして、私は「創造」を次のように定義した。「創造とは、人が異質な情報群を組み合わせ統合して問題を解決し、社会あるいは個人レベルで、新しい価値を生むこと」である。この内容と創造性の研究領域を重ねると、以下のようになる。
■創造の定義
定義 領域
人が (創造的人間/発達)
問題を (問題定義/問題意識)
異質な情報群を組み合わせ (情報処理/創造思考)
統合して解決し (解決手順/創造技法)
社会あるいは個人レベルで (創造性教育/天才論)
新しい価値を生むこと (評価法/価値論)
(作成・高橋誠) 参照・「創造力事典」(日科技連出版社)

日本が世界に誇れることTOP10CommentsAdd Star

日本が世界に誇れることTOP10
2014年10月25日 13時0分 web R25
先進諸国のなかで「有休取得率が最下位」「最低賃金は最低水準」「若者の自己評価が最低」――いずれも各種調査で指摘された日本の実態だ。さらに内閣府が10月18日に発表した「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」によると、「50年後の日本の未来は“暗い”」と答えた人が6割に上ったという。こんなニュースばかり目にすると、つい「日本ってあまり良い国じゃないな…」と思ってしまうもの。
【画像や図表を見る】
だが、実際に海外に行ってみると、「やっぱり日本のほうがいいな」「世界に自慢できる」と感じることは多い。そんな「世界に誇れる日本の良いところ」について、20~30代の社会人男性200人に調査してみた。
●世界に誇れる“日本の良いところ”TOP10
(1位~3位まで回答。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptとし集計。協力/アイ・リサーチ)
1位 治安が良いところ(345pt)
2位 交通機関が時間に正確なところ(242pt)
3位 清潔な環境(151pt)
4位 生水を飲めるところ(93pt)
5位 商品の品質が良いところ(81pt)
6位 繊細で多様な食文化があるところ(60pt)
7位 温泉や入浴の文化があるところ(58pt)
8位 多様なサブカルチャーがあるところ(47pt)
9位 コンビニが普及しているところ(41pt)
10位 自販機が普及しているところ(31pt)
トップは圧倒的に「治安が良いところ」。特に多かったのは「夜でも女性が安心して一人歩きできる」という意見。海外留学や旅行の経験がある人は、それを痛感しているようだ。米FBIの発表で犯罪率の低さが世界一とされていることも、大きな安心感だろう。
そのほか上位にあがった項目に寄せられたコメントを紹介しよう。
【1位 治安が良いところ】
「夜中に出歩いても大丈夫な国は滅多にない」(29歳)
「災害時に、外国ではコンビニ襲撃。日本人は長蛇の列でも並んで買い物をしている」(26歳)
「島国特有の温和な人間性が治安を保っている」(23歳)
「落とした財布が無事に戻ってくる。席に荷物を置きっぱなしにしても置き引きに遭うことはほとんどない」(28歳)
【2位 交通機関が時間に正確なところ】
「細かく、正確に、安全に運行を行うことで、信頼性を高めている」(29歳)
「時刻表があてになる」(25歳)
「1分でも遅れると、すぐにお詫びの案内やニュースが届く。世界的に見てもこれは大きな誇り」(28歳)
「分単位、秒単位でオペレーションされる公共交通機関はもはや奇跡!」(29歳)
【3位 清潔な環境】
「ゴミが落ちていたら拾うという風潮がある」(29歳)
「公共の場がきれい」(22歳)
「外国は大通り以外は汚いイメージがある」(29歳)
「健康に害を及ぼす環境が少ない」(26歳)
【4位 生水を飲めるところ】
「生水を飲んでもお腹を壊さない」(27歳)
「上水道、下水道の整備の状況は素晴らしい」(29歳)
「ペットボトルの水ばかりを飲まなくていい」(24歳)
「ほかの国では生水は飲めないと聞き、日本のすごさを知った」(24歳)
【5位 商品の品質が良いところ】
「日本製のブランド力は自慢」(26歳)
「日本製は壊れにくく裁縫などがきっちりしている」(28歳)
「真摯に商品を作っていることが明らかである」(26歳)
「品質はもちろん、クレーム対応もすばらしい」(27歳)
6位の【繊細で多様な食文化】をあげた人からは、「和食の繊細な味は魅力的」(26歳)、「食に芸術性がある」(29歳)、「日本食ブームが素晴らしさを物語っている」(25歳)など、和食の魅力を指摘する声が多数。7位の【温泉や入浴の文化】には「温泉に入りながら紅葉や雪景色を見る贅沢」(28歳)との風流な声が。8位の【多様なサブカルチャー】についても、「そこから派生した声優カルチャー、コスプレカルチャーなど幅広い文化が日本から生み出されている」(27歳)と誇らしげなコメントが見られた。
こうして見ると「日本が世界に誇れる部分ってたくさんあるもんだ」と改めて気づかされる。いろいろ問題はあるにせよ、やっぱり僕らは恵まれた環境で暮らしているんでしょうね。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
※一部のコラムを除き、web R25では図・表・写真付きのコラムを掲載しております

再生核研究所声明34(2010/04/16):
日本のビジネス―日本料理店の海外展開
日本製品として、国際的に高い評価を得て、世界の富を日本国にもたらしてきたものとして、家電、カメラ、半導体、自動車などが 顕著なものとして、想起される。しかしながら、諸外国の台頭によって、日本国の大きな目玉となる産業にかげりが見えてきており、 国内には失業者があふれ、経済不振と、慢性的な財政赤字に陥っている。 日本国の再生の基礎は、根本的には教育を正し、精神をきたえ直す必要があると考えるが 一つの戦略を具体的に提案したい。要旨は世界の多くの都市に、日本料理店を展開すること である。
先ず、食に対する関心の深さは いずこも同じで、生きることとは 食べること にも通じるものがあり、食に対する関心、経費は、人間存在と活動の大きな部分を占めるという事実から、認識を深める必要がある。 日本料理は健康食品であると同時に、際立った特徴を有し、幸い、日本料理に対する世界の人々の関心の深さは 驚くべきものであり、現状よりは遥かに大きなビジネスチャンスを有すると考える。多くの日本人に、海外の日本料理店で働く職場を広く開拓して、同時に日本の文化を海外に紹介し、また逆に、日本人は海外に出ることによって、国際的な広い視野をもつ機会が得られて、好ましい効果が期待される。
これらのことは、比較的簡単に 少ない投資と準備で実現でき、大きな経済的、文化的な効果が望めると考える。 一つの国家戦略にしようではありませんか。 世界の多くの都市に、日本国の象徴として、美しい日本料理店を展開し、日本の文化を世界に紹介する拠点にしようではありませんか。 若者の雇用や、経済、文化への波及効果は 大きいと考える。もちろん、世界の平和にも大きく貢献するものと考える。
具体的に 次のように提案したい:
経済産業省、外務省、農林水産省などの関係省庁の積極的な援助、
文部科学省は、料理学校などを充実、格あげし、合わせて関係教養教育の充実も図る、
外国人向け 観光関係機関の積極的な支援、
国防省の組織的な支援: たとえば、5000億の資金を兵器の購入にかけるより、そのような面で援助して、日本料理店を通して世界の情報を組織的に得るシステムを確立する、また平和のための戦略を進め、観光促進の拠点にもする。 これこそ、愚かな軍事費を美しい営みにまわしたいとの想いの 現実的な一つの提案になるのではないだろうか。
日本料理店を拠点に、先ずは、世界的の人々の関心が期待される花道、茶道などの組織的な教室の開講を意図する。 また、そのような関係組織との連携を図る。さらに、日本庭園などの文化的な輸出も展望する。
既に相当数、日本人のいない日本料理店が存在する状況を調べて、日本人の派遣による より日本的な料理を浸透させるのは、最も手短な第1歩になると考える。 また、日本料理店の評価機関の設置の検討なども、なされるべきであると考える。
美しい特徴をもつ日本文化を もっと世界で活かそうではありませんか。 関係者のご検討と積極的な取り組みを期待したい。
以上

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