もしも宇宙人が地球に攻めてきたら? 宇宙オタクが"ガチ"シミュレーション!!
――宇宙バカのエンジニアが、「宇宙の謎」と「もしもの世界」を遊泳する!
僕は、「宇宙人は必ずいる」と考えているのですが、仮にその宇宙人が攻めてきたと過程した場合、正面からケンカしても、どこのナニ星人が来たとしても勝ち目はありません。絶対に負けます。なぜ言い切れるか?
まずは、宇宙の大きさについて考えるところから始めてみたいと思います。
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■太陽系の大きさを縮小して考えよう!
お台場にあり、銀色の大きな球体がくっついた球場型展望台で有名なフジテレビ本社。見たことあるって人も多いと思います。仮にその球体(直径32mとのこと)を太陽として、太陽系の大きさを考えてみましょう。ここでは仮に「フジテレビ・スケール」と、名付けます。そうなると、地球は直径29cmのバスケットボールよりふたまわりほど大きい球に置き換えられます。そして、太陽と地球の距離はレインボーブリッジを挟んだ反対側、浜松町駅の距離(3.4km)となり、臨海副都心を覆うような円軌道を描いて飛んでいるわけです。こう考えると、意外に遠く、小さくありませんか?また、木星は直径3.3mの球体となり、東京23区をすっぽりと覆える軌道(半径18km)を回ります。また太陽系で最も遠い惑星、海王星は直径1.1mの球体で、およそ半径100km、関東地方を覆える軌道を描きます。
太陽系の大きさは(太陽系の端はどこだと諸説ありますが)、今回は末端衝撃波面というところだと仮定すると、半径およそ300km。おおざっぱに西は名古屋や金沢、北は新潟や仙台、南は八丈島といった円になります。(東や南は海ばかりですね)太陽系は、今回の縮図にすると日本よりずっと小さいワケです。
■宇宙の広さは規格外!? この「フジテレビ・スケール」で言うと、太陽に最も近い恒星である「アルファ・ケンタウリ」や太陽系のご近所さんである「シリウス」、また地球と極めて似た特性を持つ惑星「グリーゼ832c」は、どれくらいの距離なのか、想像できるでしょうか?
アメリカか、はたまたブラジルあたりかと思いきや、なんと地球をあっという間にはみ出す距離にあります。アルファ・ケンタウリで94万km、地球を23周半、これは月を1往復以上できる距離です。またシリウスは187万kmとなり、地球47周、月を2往復半できちゃいます。さらにグリーゼ832は、350万kmで、月を4往復半以上しなければならない距離なんです。ちなみに、地球がバスケットボールよりふたまわり大きい球になる「フジテレビ・スケール」で考えると、月は野球ボールくらい直径8cm程度です。ふたつの距離は8.7m離れていることになりますが、それでも浜松町駅の構内で充分ことが足りる距離です。もちろん、宇宙空間にはなにもありません。水素原子すらほとんどない、真空の世界が広がるのみです。半径300kmの太陽系空間にある物質も、直径3.3mの木星をはじめ、3mの土星、1mちょっとの天王星と海王星、バスケットボール程度の地球や金星、ソフトボール程度の火星や水星、あとはクズのような無数の小惑星があるだけです。いかに宇宙が広く、空虚な空間かがわかるかと思います。■光の速度を出しても到達はムリ?さて、光の速度、「光速」はどれくらいかのスピードがあるのか知っていますか? とっても速いというイメージがあるだけではないでしょうか。
しかし「フジテレビ・スケール」の宇宙に光の速度をあてはめると、時速24km、ちょっと速い自転車くらいの速度となってしまうのです。自転車でお台場から浜松町ならまだしも、関東地方、名古屋までを走り回り、ましてや地球を何十周もなんて考えられませんよね。宇宙レベルで見ると、光速はとても遅く話にならないくらいの速度ということがよく分かるかと思います。■「わが星の科学力はァァァは宇宙一ィィィ」!? 地球に来るための宇宙人の文明度
たとえば地球から16.1光年離れた惑星・グリーゼ832cに住んでいる"ヤツ"がいたとします(グリーゼ832cには今のところ文明は見つかっていませんが)。そこで、光速の半分のスピードを出せる宇宙船を建造し、地球に来るとすると仮定しましょう。「フジテレビ・スケール」の地球で換算すると、自転車で32.2年かけて地球を87.5周もし、さらに目標である29cmの地球を発見し、到達できる。そんな技術力を持っているということになります。人間が最も遠くに送り込んだ宇宙船ボイジャー1号。地球からの指令で観測を行い、データを地球に送るだけ(だけといっては失礼ですが)の宇宙船です。速度も光速には遠く及ばず、光速の1万8千分の1くらいです。「フジテレビ・スケール」では、浜松町を飛び立ち、37年かけて今は神戸あたりを飛んでいる計算です。しかも当然、武器なんて積んでいません。
■地球防衛軍はまったく戦えない!?宇宙で戦うには、遠くに行ってある程度能動的(自立して)に行動できるマシンも必要です。これに当てはまるのは、日本の小惑星探査機・はやぶさがあります。はやぶさは着陸コマンドが送られると、小惑星イトカワの地形を判断して自分で着陸地点を決め、着陸から離陸までの動作を自立して行いました。イトカワは地球近傍型と呼ばれ、公転軌道は地球と火星の間くらいの大きさです。「フジテレビ・スケール」で考えれば、はやぶさは臨海副都心の周辺でおつかいをしてきたレベルとかわりありません(目的地のイトカワは小麦粉1粒よりも小さいため、これはこれでとてもすごいことなのですが)。また、人間が宇宙に出て戦おうとしても、宇宙に出たことがある人間は極わずか。地球の近くでドンパチするわけにもいかないため、自ずと月あたりが主戦場になるでしょう。ですが、月に直接赴いた過去の実績はアポロ計画だけ。さらに、1回に行けたのは2人(指令船を含めて3人)ですから、人員を送ることすらままなりません。戦うなんてもってのほか!!
人類の歴史でも、アメリカ大陸におけるインディアンとヨーロッパ人の戦いをはじめ、アフリカでもオーストラリアでも、遠くから来た"ヤツら"(攻める方)が勝つ歴史が圧倒的に多いです。
(文=南風崎ましつ)
再生核研究所声明166(2014.6.20)
ゼロで割る(ゼロ除算)から学ぶ 世界観
ゼロ除算の新しい結果とは 簡単に述べれば、分数、割り算の意味を自然に拡張すると、ゼロで割れば ゼロになると言うこと、そして、
関数 y = 1/x のグラフは、原点で ゼロである、すなわち、 1/0=0 である。複素解析学では、無限遠点が 原点に一致している ということである。驚くべきことは、原点における 強力な不連続性にある。
経過などは 次を参照:
再生核研究所声明148(2014.2.12)100/0=0, 0/0=0 - 割り算の考えを自然に拡張すると ― 神の意志
再生核研究所声明154(2014.4.22)新しい世界、ゼロで割る、奇妙な世界、考え方
再生核研究所声明157(2014.5.8)知りたい 神の意志、ゼロで割る、どうして 無限遠点と原点が一致しているのか?
再生核研究所声明161(2014.5.30)ゼロ除算から学ぶ、数学の精神 と 真理の追究
再生核研究所声明163(2014.6.17)ゼロで割る(零除算)- 堪らなく楽しい数学、探そう零除算 ― 愛好サークルの提案
これらの現象は奇妙にも、ユニバースの普遍的な現象として 惹きつけるものがある。永遠の彼方は、どこまでも遠く行くが、その先は、突然、現在に戻っている。始点と終点の一致、無限とゼロの一致である。理想的な2つの質点間に働く、ニュートンの万有引力F は 2つの質量をm、M、万有引力定数をGとすると、距離をrとすれば
F = G mM/r^2。
rをゼロに近づければ 正の無限に発散するが、rが ゼロに成れば突然、ゼロである。2つの質点が重なれば、力は働かず、安定しないように見えるが、2つが分離すれば、大きな力に逆らう必要が有り、実は安定していると説明できる。ゼロと無限の裏腹の関係を捉えることができる。これは意外に、2元論における 対立するもの一般における裏腹の関係と捉えることができる: 生と死、正と負、戦争と平和、男と女、表と裏、すなわち、2元論― 神は2を愛し給う:
[PDF]
No.81, May 2012(pdf 432kb)
www.jams.or.jp/kaiho/kaiho-81.pdf
19/03/2012 - ここでは、数学とは何かについて考えながら、数学と人間に絡む問題などについて、幅. 広く 面白く触れたい。
における 2元の奇妙な関係である。
他方、ゼロ除算は、爆発や衝突における強力な不連続性を表現しているとして、論文で触れられているが、まこと、ユニバースの普遍的な現象として そのような強力な不連続性が存在するのではないだろうか。糸でも切れる瞬間と切れるまでの現象、物体でも近づいている場合と合体した場合では、全然違う現象として考えられ、強力な不連続性は 世に見られる普遍的な現象ではないだろうか。
生も死も表裏一体である、勝利も敗北も、喜びも苦しみも、幸せも不幸も、自由も束縛も、愛も憎しみも、等々表裏一体であるとの世界観が 視野と心の在りように新しい世界観をもたらすと考えられる。
文献:
M. Kuroda, H. Michiwaki, S. Saitoh, and M. Yamane,
New meanings of the division by zero and interpretations on 100/0=0 and on 0/0=0, Int. J. Appl. Math. Vol. 27, No 2 (2014), pp. 191-198, DOI: 10.12732/ijam.v27i2.9.
S. Saitoh, Generalized inversions of Hadamard and tensor products for matrices, Advances in Linear Algebra & Matrix Theory. Vol.4 No.2 2014 (2014), 87-95.http://www.scirp.org/journal/ALAM
以 上
再生核研究所声明 116(2013.5.1)
: 宇宙空間、星間交流から人間を考える
(1200光年先にようやく生物の存在可能な天体が3つ見つかったという。孤独な地球。かけがいの地球。そこで、何とか地球外生物と交信したいものである。どうしたら、できるだろうか。2013.4.20.16:20 その方法に気づく。慎重に検討して、いずれ提案したい。)
まず、広い宇宙空間において、地球だけが例外で、生物や人間のような知的な生物が存在すると考えるのは 無理があるのではないだろうか。広い宇宙には 人間を越えた知的な生物が存在すると考える。そう感じる。
しかしながら、現代物理学の定説によれば、光より 電波より、早く伝達する手段は無いから、地球上の生物が 人間存在の原理に基づいて(再生核研究所声明 32 : 夜明け ― ノアの方舟)、宇宙空間に進出し、人間の存在領域を拡大しようとしても 広大な宇宙からみれば、それは限られ、地球外生物との直接的な交信、交流は当分、厳しい状況にあると言える。
そこで、発想を逆転させ、宇宙空間交流を意図するには、宇宙空間全体を この地球上に実現すればよいということになる。すなわち あらゆる生命の原理を究明し、一般原理、普遍原理によって、あらゆる可能性を究明して、対応することが出来ると考える。
地球は 宇宙の小さな部分であるが、しかしながら、地球は宇宙全体を 人間の知的な活動によって 包み込むことができると考える。これは一つも矛盾ではなく、部分が全体に等価であるは、数学の世界でも 無限な世界や、解析関数の概念にも存在する。― すなわち、 解析関数の全体の情報は、解析的な どんな点の小さな部分にも、反映されていて、そこから、全体の情報を取り出すことも出来る と なっている。また、エルゴート性の概念も同じような思想になっていると考えられる。
そもそも、対話、交流、愛とは何か と問えば、世界とは、自己の世界に映ったすべて であるとも言い得る。さらに、個々の人間の話題、知識、認識は 狭く限られ、実際多くの考えられるすべての対話は、この地球上に生存する、生物、何十億の人間との対話で、十分可能であると考えられる。さらに、論理的な思考を働かせれば、普遍的な原理によって 人間のあらゆる対話に対する反響は、宇宙空間に問うまでもなく、十分な反響を得ることが出来るだろう。そもそも対話とは、自問自答であるとも言える。実際、自己の内部も 広大な宇宙と同じように無限に広がり、それは全宇宙さえも包み込む存在であるとも考えられる。人間の存在とは、内なる広大な世界と 外なる広大な世界のはざまに存在する、ふらふらした曖昧な 心に代表されるような存在であると言える。
それ故に、この地球上に 生体系を豊かにして、個性を 重んじた多様な世界を築くことによって、実際には 宇宙空間における交流の困難性は 克服できると考える。
結論は、あらゆる生命の存在と存在の可能性を明らかにすることによって この地球上に宇宙を取り組むことによって、宇宙空間交流は 実現できると考える。
そのとき、宇宙間交流の手段とは、もはや光でも電波でもなく、時間にも、空間にも、宇宙にも、エネルギーにも無関係な 数学である と言える。数学こそが 生命の客観的な表現であると言える ― (数学とは何か ― 数学と人間について 国際数理科学協会会報、No. 81/2012.5, 7―15 No.81, May 2012(pdf 432kb))。
以 上
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