2014年8月22日金曜日

「花子」のラジオ番組を紹介

「花子」のラジオ番組を紹介
NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の主人公のモデルになった翻訳家・村岡花子は戦前、子ども向けのラジオ番組に出演していました。
その時の様子を伝える企画展が開かれています。
企画展が開かれているのは、東京・港区にあるNHK放送博物館です。
日本で最初の放送局があった場所で、村岡花子は1932年から、各地のニュースを子どもたちに分かりやすく伝えるラジオ番組「コドモの新聞」を担当しました。
企画展の会場には、当時の資料を基に再現した放送ブースなどが展示されています。
机の前に置かれたマイクは、日本で最初に作られたタイプのもので、放送で実際に使われていました。
また、マイクに向かって話す花子の映像も残されています。
長崎県の海岸にワニが漂着して大騒ぎになったというニュースを伝えています。
花子は1週間交代で、およそ10年にわたって番組を担当しました。
全国の子どもたちから「ニュースのおばさん」として親しまれていたということです。
会場では、当時、放送されたニュースをまとめた本の一部も展示されています。
そこには、放送が始まった年にアメリカで開催されたロサンゼルスオリンピックのニュースや、飼っていた九官鳥が泥棒を追い払った話題などが書かれています。
花子は、子どもたちに夢や勇気を届けようと心がけていたといいます。
その一方で、戦争の話題も多くなっていきました。
花子は太平洋戦争が始まる1941年、番組を降板しました。
「戦争の残酷さを子どもたちに伝えたくない」などというのが理由でした。
NHK放送博物館の佐藤紘司学芸員は「花子は、番組を通して子どもとの結びつきを強く感じていたようです。優しい口調でニュースを読む姿などを通じて、花子がどのような人柄だったのか感じてほしい」と話しています。
この企画展は9月28日まで開かれています。
再生核研究所声明170(2014.7.25)
NHK連続テレビ小説「花子とアン」― 蓮子様の気持ち
(再生核研究所声明に関心を抱く人から、最近の朝ドラの展開について 所見を求められたので、纏めてみることにした)
まず、NHKのドラマ制作の能力は 実に素晴らしく、どうして、あのように美しい画面、演出ができるのか不思議で、不思議で仕方がない。朝ドラ、大河ドラマ ともに実に素晴らしく、見るのが楽しく、楽しみにしている。俳優さんたちの演出も上手く、神秘的である。もっとも、楽し過ぎて、そのような虚像にうつつを抜かしていて良いものかとの気持ちも湧くが、適当に楽しみと心得れば、良いのではないだろうか。生活のはりにもなる。
ところで、今回の状況は、時代背景を異常に美しく表現しているが ― 実情は相当に貧相しいものではなかったろうか ―、恋の在りようについての課題が大きな比重を占めて来ていると言える。恋は 再生核の元であり、人生の大事であるから、再生核研究声明でも真剣に取り上げて来ている:
再生核研究所声明 36 (2010.5.14): 恋の原理と心得
再生核研究所声明 124(2013.8.20):恋の機微 - 恋の極意
再生核研究所声明159(2014.5.28):恋する男女は強い - 何故か?
今回の展開は ありふれた小説の題材で、いわば定番の展開であるから、全人生や社会との関係で 状況の理解と在るべき在りようは 明瞭にみえる。
その前に、上手く展開した花子様の例は、恋の原理、恋の機微にしたがって、恋の目覚めに始まって、順調に進んだのであるから、ハッピィーとして、評価すれば良い。世に言う、おめでとう という 祝辞を送りたくなる。― 関係者達は、それぞれに素晴らしい人たちに見える。
さて、蓮子様は 恋に目覚めず、空しい、息苦しい10年間を送ったと告白されている。 結婚生活を長く続けていても、そのような例は、世に多いとされている。子供ができれば、恋を越えて、新しい段階に進むのが世の常であるが、このように子を儲けない場合には、よりそのような可能性を高める状況が有ると考えられる。他方、石炭王嘉納 様は、大事に、大事にしてきたのに、結果について無念を表明している。娘のように、御飾りもののように 大事にされて来た様子が伺える。 家を中心とした古い社会のこと、蓮子様が 愛や、恋に目覚めることなく、嫁いだ状況は 当時は やむを得ない状況であると考えられる。ところがふとしたことから、恋に目覚め、一身を掛けたいとの熱情が湧いて、男女の愛に生きたいと決断、反社会的な駆け落ちの事態を迎えた。
人生の意義は 感動すること にあると、人生の基本定理は述べている、また、最も大事なこと、人類の存在は 如何なるものをも 超えている を考えれば、蓮子様の行為は諒として 判断されるべきであり、多くの女性の共感を得るだろう。そのとき、ぼんやりと人生とは何か、どの様な意味があるかと、回想するだろう。
他方、女性の気持ちを理解できなかったこと、恋の本質、女性の本質的な存在を理解できなかったことは 嘉納氏の大きな過ちであるが、このような事態になっては 大いに反省するとともに 愛する女性の新しい人生を暖かくみて、逆に協力、援助などを行うべきである。花子さんの ご主人の元奥様の 大きな愛に 学ぶべきである。
恋は 人生の大事ではあるが、恋だけが 人生ではなく、人生にはどんどん先があり、より高い精神的な段階があり、人間としての精進を志向して、まこと人物たる人間になるように成長を志向すべきである。
以 上


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