裁判員の「心の負担」来月アンケート調査
11月29日 4時17分
裁判員が裁判のどのような局面でストレスを感じるのか細かく把握して、心理的な負担を軽減する取り組みにつなげようと、弁護士などで作る団体が裁判員経験者を対象にしたアンケート調査を来月、行うことを決めました。
さらにストレスを自覚した時期についても、審理の前から判決のあとまで細かく分類されています。
今後、団体のホームページなどで、アンケートに協力してくれる裁判員経験者を募集して実施していく方針だということで、共同代表の牧野茂弁護士は「幅広く全国の裁判員経験者にアンケートに応じてもらって、心理的な負担の主な原因を把握し、取り除く方法を検討して提言にまとめていきたい」と話しています。
再生核研究所声明 16 (2008/05/27): 裁判員制度の修正を求める
素人の意見を広く求めることは、古来から行われてきた重要な考え方である。しかしながら、それらを型にはめて、一律に行う制度は、制度として無理があり、社会の混乱と大きな時間的、財政的、行政的な無駄を生み、更に良い結果を生むどころか、大きなマイナスの結果を生むだろう。 幾つかの問題点を具体的に指摘すると
(1) 制度を実行し、進めるには大きな行政的な手間と時間が掛かる。特に財政厳しい状況で大きな無駄を生む。
(2) 一般の人が裁判に関与することは、はなはだ問題である。その様なことで、時間を費やす事を好まない人や、ふさわしくない人、また希望しない人が相当数現れることが考えられる。多くの人は、そのようなことで時間をとられたり、関与することに、耐え難い苦痛を感じるだろう。
(3) 選ばれた少数の人による判断が、全国的なレベルで公正さを維持するのは難しく、また公正な裁判を要求し、期待することには無理があると考えられる。それを要求するには 大きな負担を一般の人たちにかけ過ぎる。
(4) 大きな社会で、裁判において、一律一様の考えには、無理があり、ある程度の専門性を取りいれないと、運用上も、無理が生じると考えられる。
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