日本代表 2-1でオーストラリアに勝つ
11月18日 23時24分
サッカー日本代表は18日夜、大阪市でことし最後の強化試合となるオーストラリア戦に臨み、2対1で勝って、連覇を目指す来年1月のアジアカップに向けて弾みをつけました。
日本代表は18日夜、大阪市のヤンマースタジアム長居でオーストラリアと対戦しました。オーストラリアは来年1月のアジアカップの開催国で、連覇を目指すうえでライバルの1つです。
アギーレ監督は「ベストメンバーで勝ちにいく」と、右ひざのけがの影響が残る内田篤人選手を除き、4日前に6対0で大勝したホンジュラス戦と同じ先発メンバーで臨みました。
日本は、序盤は相手のプレッシャーに苦しみ、なかなかチャンスを作れませんでしたが、フォワードの本田圭佑選手を中心に、素早いパス回しを見せて、徐々にペースをつかみました。
そして、0対0で迎えた後半16分に、本田選手のコーナーキックから、途中出場の今野泰幸選手が頭で押し込んで、先制しました。
さらに23分には、ゴール前のクロスボールを岡崎慎司選手が技ありのシュートで流し込み、2対0とリードを広げました。岡崎選手は代表40ゴール目です。
日本は試合終了間際に1点を失いましたが、2対1で競り勝って、年内最後の強化試合を勝利で締めくくり、連覇を目指すアジアカップへ向けて弾みをつけました。これでアギーレ監督が就任してからの成績は、3勝2敗1引き分けとなりました。
アギーレ監督「目的果たせた」
アギーレ監督は試合後の会見で、「勝利という目的を果たすことができた。前半は相手のプレッシャーに押されたが、システムを変更して対応し、素早いパス回しで相手を崩すことができた。対応できる選手たちが状況に応じて戦い、途中出場の選手が結果を出してくれた」と満足した様子でした。そのうえで、来年1月のアジアカップに向けては「就任して6試合で、私の考えを与えてきた。これまでに40人ほどの選手を試し、メンバーは固まってきた。私は勝つために年齢ではなく選手の質で選ぶ。私も選手もアジアカップで勝つために戦うという気持ちでいる。王者を守る戦いが始まる」と手応えを感じているようでした。
ポステコグル監督「後半は日本に勢い」
オーストラリア代表のポステコグル監督は「前半は自分たちが試合をコントロールできたが、後半に失点してからは、日本に勢いを奪われてしまった」と試合を振り返りました。そのうえで、地元開催のアジアカップに向けては「若い選手も経験を積み、初戦に向けた準備はほぼできてきた」と敗戦にも前を向いていました。
岡崎選手「思いに足が応えてくれた」
代表通算40得点の節目のゴールがアギーレ監督の下での初得点となった岡崎慎司選手は「前半から何度もチャンスをはずしていたが、『きょうは絶対に決める』と自分を信じてプレーを続けた。ゴールのシーンは、決めたいという思いに足が応えてくれたと思う。最後の強化試合でゴールを決められたので、アジアカップに向けて気持ちが乗っていける。優勝出来るように自分自身も成長していきたい」と充実した表情で話していました。
今野選手「頭で合わせるだけだった」
後半開始から出場し、代表では3年ぶりのゴールを決めた今野泰幸選手は「絶対に負けたくない相手だったので、まずは勝ててよかった。先制ゴールは、相手のマークがついていなかったので、頭で合わせるだけでした。久しぶりなのでうれしかった」と時折、笑みを浮かべながら話しました。そのうえで、「今回、メンバーに選ばれて試合に出て、まだまだ日本代表の場でプレーをし続けたいという思いが出てきた。アジアカップのメンバーに選ばれるようにチームに戻って出来ることを続けたい」と意欲を示しました。
本田選手「宣言して勝てたことが収穫」
2試合続けてフル出場した本田圭佑選手は「アギーレ監督が『勝つ』と宣言して勝てたことがいちばんの収穫だ。アジアカップでは2連覇を期待されているなかで、その緊張感を存分に味わいながらチャレンジしたい」と気持ちを新たにしていました。
また、岡崎慎司選手が代表通算40ゴールを決めたことについては、「あんなに技術が劣っていた選手が、ここまでゴールを決めることは並大抵の努力では出来ないし、すごいと思う。これまでは、ゴール近くで私にパスを出していた場面も最近は、自分で持ち込んでいくことが多くなった。ストライカーのエゴというか意識が全面で出てきたと思う」と評価していました。
遠藤選手「我慢強さを覚えていかないと」
前半を終えて交代した遠藤保仁選手は「前半は内容がよくないなか、失点しなかったのはよかった。こういう我慢強さを覚えていかないといけない」と振り返りました。そして、代表に復帰して2試合に出場したことについて、「アギーレ監督と初めて一緒に仕事をして監督の考えやチームのコンセプトが理解できてよかった。全体的に善戦することができてアジアカップが非常に楽しみになった」と充実した様子で話していました。
日本代表の今後の予定
サッカー日本代表は、来年1月のアジアカップを前にした強化試合がすべて終わりました。
アギーレ監督は19日からヨーロッパに向かい、海外でプレーする選手を視察、そのあとは日本に戻ってJリーグの選手も見て、来月中旬に大会に臨むメンバー23人を決める予定です。
そして、来月29日から年をまたいで国内で合宿を行ったあと、大会が行われるオーストラリアへ入り、1月12日の1次リーグ初戦に備えることにしています。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141118/k10013304321000.html
再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上
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