2014年11月6日木曜日

演繹法って存在しますか?

演繹法って存在しますか?
帰納法と演繹法がよく対照的なものとしてあげられますが、演繹法って存在しますか?
私は、ものごとを判断するのは全て「経験」により法則を導く、帰納法のように思えます。
たとえば、演繹法の例としてよくあげられるものに、「人間はみな死ぬ→ソクラテスは人間→ソクラテスは死ぬ」というものがあります。この前提となる「真理」である「人間はみな死ぬ」というもの自体、帰納法により生み出されたものではないですか?それまでにたくさんの人が死んだという「経験」があって、「人間はみな死ぬ」という「真理」が生み出されていますよね?その「経験」により生み出した「真理」から「ソクラテスは死ぬ」という事実を導き出したところで、帰納法により判断しているといってもおかしくないと思います。このように演繹法は存在しないと考えられるのですが、どうでしょうか?
演繹法は 確かなものから論理的に導く方法ですが、数学が代表的で、公理系から導きます。
一方公理系は、経験から出す必要は無く、仮定系であると考えれば良いですね。
何かを前提にして論理的に考えるですから、帰納法とは言えないのでは?

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