再生核研究所声明358(2017.3.13) 政治の話しを、対話を勧める
誠におかしな日本の世相には、政治の話しを憚ったり、避けるような土壌が存在することである。それでいて選挙には投票を呼びかけ、投票年齢を下げたり、投票率などに対する関心などは高い。
そもそも、民主主義の国家では多数の意見でことを決めていこうとの精神が強く、基本的には世界の趨勢であると言える。この時、多数の意見の是非、またその反映に大きな問題が生じている。政治家の選出過程のいろいろな問題である。しかし、ここでは、選挙に臨む基本的な考え方として、所謂 あれも霞と民主主義、衆愚政治に、ならないように日頃政治に関心を抱き、いろいろ幅広い意見に接して、政治に関する素養の涵養に務めるように注意を喚起したい。
そもそも人は自分中心に世界を、社会を見て、自分の都合の良い社会を実現したいと考えがちである。しかしながら、人の考えはまちまちであり、志向する世界も様々である。そのような複雑な状況のなかで、環境が、社会が良くなければ、結局、自分だけが上手くいくようなものでないことは歴然である。戦乱に巻き込まれたり、大きな事業が活かされず、自然や社会を破壊している例は世に多い。それらの大きな要因には 政治の問題が関わっていると言える。
政治社会は大きな世界で 大事である。ぼんやりしていると、人類壊滅に導かれかねない。
人類が滅亡すれば、世界の如何なるものも 虚しくなるだろう。また、何時の間にか暗黒社会になっていたと成りかねない。
人類の生存、世界史の大義をしっかりと受け止め、絶えず、より良い社会を築くためにはどうすれば良いかと 問い、その大義のもとに いろいろな在り様を広く思考すべきである。 より良い社会を築くためには、政治はどのように在るべきか との問いに、私情、感情をむきだしにせず、真智への愛のような態度をとるべきである。 ところが、その大義がボケて、私情、感情をむきだしにして、自分たちの利益のために、反対意見や対立する意見を 初めから 否定的に 攻撃的な態度をとるようでは 対話の余地がなくなり、単なる論争、口論になりさがってしまう。 一定の組織人が自分達の組織、仲間の立場で 他の立場を批判、攻撃することは 当然存在するが 多くの人がより良い社会を築くためには、 どうすれば良いか との問いに 私情、感情をむきだしにせず、真智への愛のような態度で交流、対話して行けば 視野を広め、社会を支える民度の向上につながるのではないだろうか。 また、そのような態度は人生の大きな主題になるだろう。 逆に、社会や世界史への関心が薄くなれば、人は小さな自分の世界に閉じこもり、個々のバラバラの存在になってしまうだろう。
また、選挙で投票行為を行うからには、それに値する基本的な素養が要求されるのは 当然ではないだろうか。
社会に大きな影響を与えるマスコミや、政治家の発言に対する批判は 基本的に大事であるが、批判は、具体的で建設的であるべきであり、大義を重んじて、私情を抑え、 客観的な立場や公正の原則を重んじて行ない、多くの人の共感、共鳴が得られるような表現が望まれる。 大義に基づく意見は尊重され、共感、共鳴が得られるのではないだろうか。
より良い社会を 築いて行くために 大義に基づくと考えられる 意見表明を積極的に行って行こうではないか。
相手の立ち立場を尊重、考え方を尊重し、全面否定などは 厳に慎むべきである。
以 上
2017.3.10.13:53
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2017.3.12.20:40
2017.3.13.05:50 良い。
2017.3.13.06:15 完成、公表。
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