2014年7月30日水曜日

花子とアン、沸く福岡・飯塚 白蓮住んだ家、来場者急増

花子とアン、沸く福岡・飯塚 白蓮住んだ家、来場者急増
NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の人気に、「筑豊の炭鉱王」と言われた伊藤伝右衛門ゆかりの福岡県飯塚市が沸いている。ヒロインの「腹心の友」、葉山蓮子(れんこ)が結婚した嘉納伝助のモデルとなったのが伝右衛門だ。市内の旧伝右衛門邸や商店街の展示館は来場者が急増。一方、がさつな面が強調される伝右衛門の演出に、地元では「度が過ぎている……」と話す人もいる。蓮子のモデルとなった歌人、柳原白蓮(びゃくれん)は1911年に伝右衛門と結婚し、社会運動家の宮崎龍介と駆け落ちするまでの10年間を旧伝右衛門邸で過ごした。同邸は現在、飯塚市が所有し、一般公開している。約7500平方メートルの敷地の半分を占める庭園は、2011年に国の名勝に指定された。邸内では、4月下旬から花子と白蓮の交流をテーマにした特別企画展を開き、書簡や手紙の原稿など約250点を展示している。佐賀県伊万里市から訪れた小野澄子さん(74)は「ドラマを見て来た。白蓮さんが実際に住んでいたと思うと感慨深い」と目を細めた。

再生核研究所声明170(2014.7.25)NHK連続テレビ小説「花子とアン」― 蓮子様の気持ち
(再生核研究所声明に関心を抱く人から、最近の朝ドラの展開について 所見を求められたので、纏めてみることにした)
まず、NHKのドラマ制作の能力は 実に素晴らしく、どうして、あのように美しい画面、演出ができるのか不思議で、不思議で仕方がない。朝ドラ、大河ドラマ ともに実に素晴らしく、見るのが楽しく、楽しみにしている。俳優さんたちの演出も上手く、神秘的である。もっとも、楽し過ぎて、そのような虚像にうつつを抜かしていて良いものかとの気持ちも湧くが、適当に楽しみと心得れば、良いのではないだろうか。生活のはりにもなる。
ところで、今回の状況は、時代背景を異常に美しく表現しているが ― 実情は相当に貧相しいものではなかったろうか ―、恋の在りようについての課題が大きな比重を占めて来ていると言える。恋は 再生核の元であり、人生の大事であるから、再生核研究声明でも真剣に取り上げて来ている:
再生核研究所声明 36 (2010.5.14): 恋の原理と心得
再生核研究所声明 124(2013.8.20):恋の機微 - 恋の極意
再生核研究所声明159(2014.5.28):恋する男女は強い - 何故か?
今回の展開は ありふれた小説の題材で、いわば定番の展開であるから、全人生や社会との関係で 状況の理解と在るべき在りようは 明瞭にみえる。
その前に、上手く展開した花子様の例は、恋の原理、恋の機微にしたがって、恋の目覚めに始まって、順調に進んだのであるから、ハッピィーとして、評価すれば良い。世に言う、おめでとう という 祝辞を送りたくなる。― 関係者達は、それぞれに素晴らしい人たちに見える。
さて、蓮子様は 恋に目覚めず、空しい、息苦しい10年間を送ったと告白されている。 結婚生活を長く続けていても、そのような例は、世に多いとされている。子供ができれば、恋を越えて、新しい段階に進むのが世の常であるが、このように子を儲けない場合には、よりそのような可能性を高める状況が有ると考えられる。他方、石炭王嘉納 様は、大事に、大事にしてきたのに、結果について無念を表明している。娘のように、御飾りもののように 大事にされて来た様子が伺える。 家を中心とした古い社会のこと、蓮子様が 愛や、恋に目覚めることなく、嫁いだ状況は 当時は やむを得ない状況であると考えられる。ところがふとしたことから、恋に目覚め、一身を掛けたいとの熱情が湧いて、男女の愛に生きたいと決断、反社会的な駆け落ちの事態を迎えた。
人生の意義は 感動すること にあると、人生の基本定理は述べている、また、最も大事なこと、人類の存在は 如何なるものをも 超えている を考えれば、蓮子様の行為は諒として 判断されるべきであり、多くの女性の共感を得るだろう。そのとき、ぼんやりと人生とは何か、どの様な意味があるかと、回想するだろう。
他方、女性の気持ちを理解できなかったこと、恋の本質、女性の本質的な存在を理解できなかったことは 嘉納氏の大きな過ちであるが、このような事態になっては 大いに反省するとともに 愛する女性の新しい人生を暖かくみて、逆に協力、援助などを行うべきである。花子さんの ご主人の元奥様の 大きな愛に 学ぶべきである。
恋は 人生の大事ではあるが、恋だけが 人生ではなく、人生にはどんどん先があり、より高い精神的な段階があり、人間としての精進を志向して、まこと人物たる人間になるように成長を志向すべきである。
以 上

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