2014年7月13日日曜日

W杯前の闘莉王の言葉が頭をよぎる。 本当の「日本のサッカー」とは何か?

W杯前の闘莉王の言葉が頭をよぎる。
本当の「日本のサッカー」とは何か?

日本代表がブラジルから帰国して4日後の7月1日、日本サッカー協会の原博実専務理事兼技術委員長は記者を前に、W杯での日本の戦いを総括した。その中で、気になる一言があった。
「この4年間は、自分たちでボールを動かして相手を崩していくサッカーをやっていこうとしていた。決して間違った方向性だったわけではなかったが、世界の舞台ではもう少しいろんな展開に応じた戦い方が必要だった。
W杯のほかの試合を見ていても、やりたいサッカーがあっても割り切った戦い方をしている国もあった。日本は自分たちのサッカーにこだわったけど、それもやりきれなかった。力がなかった。ある時間帯では、南アフリカ大会のような守る戦い方も必要だった。強豪国はそうした引き出しを持っている。今後の監督人事については、自分たちで崩していくサッカーは継続しつつ、なおかつ日本人の良さを活かせる指導者を探している」
この中で筆者が気になったのは、“日本人の良さ”という言葉だ。
漠然とした表現だが、これこそが日本がW杯を毎回戦うごとに自問自答しては、いまだに明確な答えを見出せずにいるテーマである。
W杯での戦いを見て、頭に浮かんだ闘莉王の言葉。
現地でザックジャパンの取材を終え、真っ先に頭に浮かんだのが大会前に聞いていた田中マルクス闘莉王の言葉だった。「誰もが理解しないといけないのは、まだチームでも個でも日本と強豪国には歴然とした力の差があるということ。みんな口ではわかっていると言うけど、それを態度や行動でも謙虚に示さないと。
でも、何もそれはネガティブに振る舞うことではない。自分たちの立ち位置を正確にわかっていないと、勝負には勝てない。なんで前回のW杯で決勝トーナメントに進出できたか。それは失点が少なかったから。だから勝つために、もっと守備を意識することの何が悪いのか。その守備意識に、今伸びている攻撃的な要素を加えていけば、それこそが間違いのない成長だと言えると思う。それがいきなり自分たちの特長、スタンスは攻撃的だ、ということだけを強調してしまうと、それはまた振り出しに戻ってしまう。自分たちの立ち位置から理想まではどれぐらいの距離にあるのか。その距離が測れないのであれば、理想も何も達成できない」
結果的に、闘莉王が話していたとおりの結果となってしまった。日本の力は、まだ世界レベルの中を順調に勝ち進んでいけるレベルではなかった。ただファンや国民だけでなく、我々メディアの人間も、代表が押し出した攻撃的なスタンスに最後は期待をかけた。結局、これは日本サッカー全体が世界レベルを見誤った結果の敗北なのかもしれない。http://number.bunshun.jp/articles/-/821248
再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上

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