2015年1月30日金曜日

カントの定言命法について非常に初歩的というか、拙いご質問があります。

カントの定言命法について非常に初歩的というか、拙いご質問があります。
お手数ですがお手隙の方、お教えください。
物語で、本来礼儀を弁えた好人物であると充分に描写された人物が、
ある人物にだけは直感による生理的嫌悪に基づいて敵意を示した
(実際にその直感は彼の精神の成り立ちと相手に由来する正しいものだった)。
……というようなことがあったとします。で、こういう場合に、
「自分はその一点でもってこいつをクズと認定する。実際に相手が悪人だった、なんていうのは功利主義の立場だ!文脈を統合的に把握する能力に欠けているだけではなんて指摘は侮辱だ!」
と、「己がカントの定言命法的道徳観を持つことを理由に」力説している人がいます。
この人のことはいいのですが、幾らなんでも大哲学者がそんな残念なことを後世に伝えたとは想像し難く、疑問に思ってのご質問です。
このカントの定言命法の用例は正しいのですか?
カントの定言命法とは 健康な人間の 良心の叫びのようなことを述べていて、歪んだり、偏見、先入観に陥っている人の感性を述べているのではないのでは?

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