2015年1月24日土曜日

「イスラム国」2億ドル要求は宣伝目的か 背景にアルカイダとの勢力争い…仏新聞襲撃の余波

「イスラム国」2億ドル要求は宣伝目的か 背景にアルカイダとの勢力争い…仏新聞襲撃の余波

2015年1月22日 11時30分 NewSphere
「イスラム国」2億ドル要求は宣伝目的か 背景にアルカイダとの勢力争い…仏新聞襲撃の余波
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 イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーと見られる人物が、日本政府に対し、72時間以内に身代金2億ドル(約235億円)を支払わなければ、人質2人を殺害する、と脅迫する映像が20日公開された。海外メディアは、事件の動機や影響について、分析をめぐらせている。
◆身代金要求は世界のメディアで目立つため?
 ISはこれまでにも同様の脅迫映像を公開してきたが、明示的に身代金を要求したのは、今回が初めてだ。その狙いについて、ロンドン大学キングス・カレッジ戦争研究学部のEugenio Lilli研究員は、英テレグラフ紙で、金銭そのものが目的というより、宣伝効果を期待してのものだ、と推測している。
 イスラム過激派の世界では、現在、主にISとアルカイダの間で勢力争いが行われている、と同氏は語る。どちらも、唯一にして真正の指導者の地位を獲得しようとして、2013年以来、張り合っているというのだ。
 両者はともに、信奉者集めのためと、世界のメディアの注目に乗じるため、ソーシャルネットワークを活用することに非常に長けている、と氏は語る。フランスの風刺新聞「シャルリー・エブド」襲撃事件では、「アラビア半島のアルカイダ」が犯行声明を発表した。この事件により、アルカイダは国際的に非常に大きな注目を浴びた。今回、ISが身代金を要求したのは、国際メディアでニュースになることで、失った地歩をいくらか取り戻そうとする試みの可能性がある、と同氏は述べている。
◆首相の対外政策に本質的に備わるリスクとの指摘も
 安倍首相は17日にエジプトで、ISと戦う周辺各国に対し、2億ドル程度の非軍事的支援を行うと表明した。英ガーディアン紙は、ISがこの支援を特定して非難したことに注目した。
 安倍首相は、国際社会の反テロリズムの流れの中で、より重要な役割を担い、日本の存在感を高めようとしている。特に中東では、米英との連携を強化する結果になっている。首相の願望には本来的にリスクが存在しており、今回の脅迫事件はそれを劇的に例証している、と同紙は語る。日本がアメリカ(やイギリス)と一体視されているという背景があって、ISの脅迫の対象にされたと、同紙は伝えようとしているようだ。
 また、もともと首相の対外政策での中心的な関心事は、テロでも中東の安定でもなく、中国と北朝鮮の潜在的脅威だ。けれども首相は、日本が中国に立ち向かうためには、アメリカとの同盟関係がこれまで以上に必要だと考えている、と同紙はみている。
◆安倍首相は「積極的平和主義」をさらに推進するだろう
 安倍首相は「国際協調にもとづく積極的平和主義」を方針として打ち出している。その眼目は、集団的自衛権の行使を可能とするところにある。ロイターは、今回の脅迫により、首相は安全保障についての姿勢を硬化させる可能性がある、と語っている。首相の人となりからしても、今回の事件を受けて姿勢を軟化させる可能性はなさそうだ、といった趣旨のコメントを紹介している。
今回の事件で、首相が取りうる対応には、選択肢はあまりないようだ、とロイターは語る。憲法上、自衛隊は救出作戦を行うことができない。またもし身代金を支払えば、人質解放のための身代金支払いを認めない米国と不和に陥るだろう。もし2人の人質が殺害されたとしても、首相を非難する国民は少なそうだ、ともロイターは語っている。http://news.livedoor.com/article/detail/9702704/

これは確かに難しい問題では。
欧米の議論は テロに資金を提供すると  テロ勢力の拡大で、テロがどんどんエスカレートするという、 原則が有るのでは。
他方、これを1種の戦争の一端であると解釈すれば、場合によっては、局地戦における、後退やいろいろな戦術が考えられる。
一般的では議論できない。 
安倍首相の行動が行き過ぎで、刺激したことは 確かに有るのではないでしょうか。
再生核研究所声明182(2014.11.26) 世界、縄張り、単細胞、宇宙
(初秋、猿の家族が2日間 20頭くらい訪れ まだ渋い 3本の甘柿を食べ尽くして 近くの山に姿を消した。2014.11.9 仕事の区切りがついて、研究室から山を眺めていて 今頃どこで何をしているだろうかと気遣って 人生を想って構想が湧いたが、焦点が絞れなかった。)
猿の1団には 生息領域が 相当にしっかり有ると言える。人間でも、江戸時代以前では概ね、終日歩いて行ける距離 概ね半径40キロメートル以内くらいに 普通の人の生活圏は限られていたと言えよう。生涯でもそれを越えた世界に立ち入るのは、希なことであったのではないだろうか。婚姻なども その範囲に多くは限られていたと言える。 多くの動物には 縄張りなどの生活圏が存在していると言える。
そこで、一人の人間Aの存在範囲に思いを巡らしたい。A の存在し、想像し、活動する世界全体を Aの世界Bとして、それは、B の世界、宇宙と考えよう。勿論、B はいわゆる外なる大きな 世界と複雑に関係しているが、A が認知できる一切の世界を Bと考えよう。
何が言いたいのか。それは、大きな世界に於ける 個人の存在の小ささである。特に、個人が大きな世界、人間社会に与える影響は 普通は極めて小さいと言うことである。基本的に次のように捉えられる:
再生核研究所声明 35: 社会と個人の在りよう ― 細胞の役割
再生核研究所声明85: 食欲から人間を考える ― 飽きること
言わば、個人の物理的な制限である。
歌の世界で例えてみよう。 日本には素晴らしい歌があって、歌謡界のレヴェルは高く、愛好者も実に多く、歌については 日本は世界最高の文化ではないだろうか。俳句や、生花、盆栽、折り紙などについても言えるのではないだろうか。 
そこで、Aの好みであるが、美空ひばり様の多くの歌などは、多くの日本人を感動させるだろうが、好みには個性が有って、人それぞれ、また、好みはA 自身でも時や、状況、年代でも変化して、 共感,共鳴出来る人、真の理解者は ほとんど探せない状況ではないだろうか。 これは同じく、共感、共鳴している間でも微妙に感じるところが 違うのではないだろうか。言語、文化、習慣の違う外国人などには、美空ひばり様の歌の受け止め方は相当に違っている。 そう、この声明の趣旨は見えてきた:
世界B は Aにしか分からず、本質的に人間は孤独であり、己の世界をしっかりと捉える(治める)ことの重要性 の確認である。
しかしながら、人間は本能的に、共感、共鳴し、群がりたい存在であるから、自分の世界と相手の世界の調和、相性、関係をよく捉えて、 交流を図るべきである。 その時の鍵は 社会は多様であり、個性は様々であるから、相手の選択が大事だという視点である。
声明の題名にある縄張りとは、2つの世界が交流するときの お互いの干渉に於ける、相手の世界に与える影響の微妙な評価に対する気遣いである。― これは要するに、自分の価値観や世界観を押し付けないという配慮である。
そこで、類は友をなす諺のように、いろいろ気の合う仲間による いろいろな絆を大事に育てて行くのが、人生であるとも言える。
以 上

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