あの大震災から4年…福島第一原発の現状はどうなっているか
2011年3月11日に発生した東日本大震災からまもなく4年。多くの人に影響を及ぼした福島第一原発での作業は依然として続いています。現在の状況はどうなっているのでしょうか? 更新日: 2015年03月04日
蜜柑丸さん蜜柑丸さん
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◆未曾有の大震災から4年…
東日本大震災
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blogs.itmedia.co.jp
東日本大震災
マグニチュード9.0という観測史上最大の地震。日本列島に激震が走った。
地震の規模はモーメントマグニチュード (Mw) 9.0で、発生時点において日本周辺における観測史上最大の地震
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東日本大震災 - Wikipedia
警察庁によると、震災の行方不明者は宮城、岩手、福島の3県で計2500人を超える
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海保、不明者捜索を継続 東日本大震災からまもなく4年 :日本経済新聞
現在も多数の行方不明者がいるが、捜索は困難となってきている。
全世界から支援の手が
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football-uniform.seesaa.net
全世界から支援の手が
国内のみならず、世界中から支援や応援のメッセージが届けられた。
☠kaorin☠@DICE13556222
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てか東日本大震災から4年やん…
返信 リツイート お気に入りに登録 2015.03.03 13:53
サクマユーキ@checkuma_ysnet
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東日本大震災の大津波からもうすぐ4年になる
返信 リツイート お気に入りに登録 2015.03.03 12:57
pochip@pochi_chip
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そうか。来週水曜日で東日本大震災から4年か。 まだまだ東北は復興してない。募金しよう。
返信 リツイート お気に入りに登録 2015.03.03 01:36
◆原発事故が大きな話題となった
福島第一原発
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cocologsatoko.cocolog-nifty.com
福島第一原発
それまで「事故は起きない」と信じられていた原子力発電所で事故が発生。多くの人々に影響をあたえ、今なお続いている。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震による地震動と津波の影響により、東京電力の福島第一原子力発電所で発生した炉心溶融など一連の放射性物質の放出をともなった原子力事故
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福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
3基の原子炉で原子炉建屋が水素爆発により損壊し、大量の放射性物質が拡散。放出量は63~77万テラベクレルと推定され、国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価は最も深刻なレベル7とされた
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https://kotobank.jp/word/福島第一原子力発電所事故-156165
◆現在はどうなっているのか?
6000人以上が作業を行っているが…
アフロ
An employee (C) of Tokyo Electric Power Co. (TEPCO), wearing a protective suit and a mask, gives an explanation in front of No. 1 reactor building at the Tokyo Electric Power Co's (TEPCO) tsunami-cri… by 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
6000人以上が作業を行っているが…
廃炉が決定され、多くの人々が作業にあたっているが、依然として高い放射線が存在する場所がある。
事故が起きた福島第一原子力発電所では、廃炉に向けて作業が進められている。現地で働く人は1日平均で約6700人。これまで数多くの政治家らが現地視察に訪れた
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【3.11】「福島第一原発の本当の状況、地元にも伝わっていない」 住民目線の視察とは
昨年12月、4号機の燃料プールから核燃料の取り出しが完了し、廃炉に向けた工程が一歩前進
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来月、福島第1原発事故4年 汚染水対策「遅れ取り戻すより安全最優先」 - BIGLOBEニュース
除染は進んでいるが、燃料が溶融した1~3号機周辺は特に放射線量が高く、近づくことも困難
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【福島第1原発ルポ】高い線量、建屋に近づけず 7千人が廃炉作業 事故4年 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
汚染水排出問題も浮き彫りに…
アフロ
Members of the media and Tokyo Electric Power Co. (TEPCO) employees wearing protective suits and masks walk past storage tanks for radioactive water in the H4 area at the tsunami-crippled TEPCO Fukus… by 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
汚染水排出問題も浮き彫りに…
放射性汚染水の流出を把握していながら、公表していなかった東京電力に批判が集まった。
福島第1原発2号機原子炉建屋の屋上で高い濃度の放射性汚染水を含む雨水を検出したと発表
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福島第一原発、高濃度の汚染水を海に流出【東日本大震災】
排水路を通じた流出は2011年3月の事故発生直後から続いていたとみられるが、東電の対応は後手に回っている
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【福島第1原発の現状】(2015年3月2日) 事故直後から汚染雨水流出 後手に回った東電対応 : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
東電は、排水路の放射性物質の濃度が上がっていることを把握していながら、公表していなかった
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www.fnn-news.com: 福島第1原発汚染水流...
港湾への汚染水への影響は完全にブロックされている。状況はコントロールされているという認識に変わりない
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菅官房長官「影響は完全にブロック」、福島第1原発の汚染水流出| Reuters
菅官房長官のコメント。
◆フクイチのこれからとは?
完成が遅れる凍土遮水壁
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blogs.yahoo.co.jp
完成が遅れる凍土遮水壁
汚染水の流出を防ぐ目的で建設中の凍土遮水壁の完成が間もなく。
汚染水抑制対策の柱となる「凍土遮水壁」や作業員の大型休憩所の工事現場などを報道陣に公開
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来月、福島第1原発事故4年 汚染水対策「遅れ取り戻すより安全最優先」 - BIGLOBEニュース
凍土壁は、同原発1~4号機原子炉建屋の周囲約1・5キロの地盤を深さ30メートルまで凍らせ、建屋への新たな地下水の流入を防ぐ
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福島第一、「凍土壁」造る冷凍施設など初公開 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
装置が稼働すれば管内をマイナス30度の冷媒(塩化カルシウムの水溶液)が秒速2メートルで流れる
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汚染水対策、進む凍土壁工事 福島第1の現場を歩く :日本経済新聞
当初は3月に凍結を始める計画だったが、原発内の労災事故の影響で完成が遅れている
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福島第一、「凍土壁」造る冷凍施設など初公開 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
新しい休憩施設は9階建てで、300人が一度に食事できる食堂や休憩スペースが設けられ、マスクを外して休むことができる。1200人を収容できるため、情報交換やコミュニケーションの場としてチームワークの向上を期待
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来月、福島第1原発事故4年 汚染水対策「遅れ取り戻すより安全最優先」 - BIGLOBEニュース
作業員の生活環境も改善されつつある。
宇宙線を用いてデブリを捜索
GettyImages
OKUMA, JAPAN - OCTOBER 22: In this handout picture provided by Tokyo Electric Power Co, a crane-mounted drill is used to make holes into a panel of a canopy covering the damaged No. 1 reactor building at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant on October 22, 2014 in Okuma, Fukushima, Japan. After drilling into the 40-meter-by-7-meter panel, the workers sprayed synthetic, anti-scattering resin inside the building to minimize the possibility of radioactive substances being stirred up into the air. After dismantling the canopy, TEPCO plans to remove a large amount of the highly contaminated debris, rubble and dust that remain inside in fiscal 2016 and spent nuclear fuel rods stored in pools in fiscal 2017. (Photo by Tokyo Electric Power Co via Getty Images)
宇宙線を用いてデブリを捜索
格納容器から溶け落ちたとされる燃料の位置を特定するために宇宙線やロボットを用いた捜索が計画されている。http://matome.naver.jp/odai/2142530747613307601?&page=1
再生核研究所声明79(2012.3.11) 福島原発事故 とは 何か
( 本声明は 2012. 3. 7. 朝、宿舎から、研究室に向かっている時に、声明の題名と趣旨が ひとりでに閃いたものである。)
まず、福島原発事故は 史上最大級の巨大地震による 天災であり、予測不可能な あるいは 避けられなかった事故であり、天災として 重く受けとめる必要がある。
この観点について、なるほど 予測はできた、既に危険性が有ったとの認識を懐く人たちが相当数存在し、また原発について 本質的に否定的な見解を持つ真面目な意見が 根深く、広範に存在することを承知している。
しかしながら、人間存在の原理に思いを寄せ(再生核研究所声明 32: 夜明け --- ノアの方舟)、さらに 人間の弱さも 現実には認める必要がある。
例えば、関東大地震は再び起きる、富士山は大爆発を起こし、東京都は壊滅的な被害を受ける と警告を発しても、現実には対応できないように である。 それらは いずれも 何時かは起きるであろうが、まさか、我々の時代に起きるとは 真剣には考えないからである。日本国の破産や 金融の壊滅的な混乱も避けられないだろうと考えても、現実には対応できないのと同じような現象である。これらは、世の中が慣性の法則で動いている顕著な、重い例である(再生核研究所声明 72: 慣性の法則 ― 脈動、乱流は 人世、社会の普遍的な法則)。
原発については 避けるべきであるとの、真面目で、正当に評価されるべき意見が多数 最初の段階から、存在し、それらの正当な意見については いつでも真摯に向かい、絶えず、自制し、謙虚に耳を傾けて来るべきであった。特に、安全性については 徹底的に、決定的に慎重に 慎重に対応して来るべきであった。
しかしながら、現代の世界をリードしている、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、ロシア、中国などが進めている現実を見れば、日本国が原発の開発と利用にのり出さないことは、日本国の在りようとして、考えられないことであると言わざるを得ない。 実際、日本国が上記世界の指導的な国々を越えて、原発を開発、管理できるとの認識は、自他ともに認める 世界の常識であると考える。 また、原発が日本国に寄与してきた総合的な評価は 高く評価される。 特に 日本国の戦後復興と発展に大きく貢献してきていると考える。
福島原発事故は、世界史上の事件であり、これに誤りが有れば、それは人類の共通の責任であり、人類は共有してこの重い責任を負わなければならない。実際、世界の上記指導な国々は いずれも原発に否定的な見解をとらず、是認してきているからである。 逆に、福島原発事故発生以前の最近までは、地球温暖化を防ぎ、クリーンなエネルギーを得るために 原発を推進することは、大勢として、世界の常識ではなかっただろうか。
ともあれ、日本国は 広島、長崎において 核爆発と放射能の甚大な被害を受け、さらに福島原発事故という、三度目の苦難、試練、挑戦を受けることになった。 原発事故、放射能被害などは 繰り返し、世界を襲うだろうから、それらに有効に立ち向かうのは、人類に課せられた重い課題であり、日本国はその課題に取り込む 重大な使命を 世界史上で負っていると しっかりと受け止めるべきである。
世界は 三度の苦難を受けている日本国を励まし、援助し、原発事故問題、放射能対策などの研究を大いに発展させるべきである。原発事故と放射能対策は、癌撲滅と同じように 人類に課せられた、永続的な大きな課題であると考える。日本国は この困難な課題に 世界に先駆けて、取り組むことが要求されていて、賢明に克服できる道を切り拓くべく 期待されていると考える。
福島原発事故を 日本国に課せられた試練、挑戦課題と捉えて、賢明に取り組み、それらを克服し、克服の在りようを確立して、世界史の発展に 世界史に寄与したいと考える。 最後に福島原発事故関係の声明を挙げて置く:
再生核研究所声明 62:福島原子力発電所事故と その対応、対策、取り組みについて
再生核研究所声明 67: 脱原発デモ ― 非現実的な貧しい二律背反の発想と飛躍した議論
再生核研究所声明78: 無責任な 原発反対と増税反対 ― 実状が分からな いで意見を表明していないか?
以 上
最悪なシナリオ
2013年…東京で開催が決定
↓
2015年…汚染一向に改善出来ず
↓
2016年…汚染が更に悪化&隠蔽されていた事実が明らかになり問題深刻化
↓
2020年…汚染に怯える各国選手が出場を次々に辞退する前代未聞の大問題となる
日本は完全に世界から嫌われる
再生核研究所声明 62 (2011.05.18) :
福島原子力発電所事故と その対応、対策、取り組みについて
3月11日 空虚な日本の社会(声明15)、平成暗黒時代に 天罰のように、空前の大地震が日本を襲った。 再生核研究所は 日本国の団結を訴え、最善を尽くすように 訴え続けた:
日本は、細長い美しい国、北から、南から 助け合えば、必ず、復興できる。
これは 千年をこえる、事件であり、 東電も、政府もみんな頑張っている。 世界史は 日本の対応を、見ているぞ。 少しでも 前向きの努力を 無駄は省きたい。 これは 永い混乱の始まりでは? 余力を持って取り組むことも。
約1月後 再生核研究所声明 58(2011.04.22): 日本の政局、民主党最後の決断、自民党の低落
の中で 次のように述べている:
ただでも危ういところ、あたかも天罰でもあるかのように、大震災と原子力発電所の事故が 日本を襲った。 最近の状況を見ると、 人災の色彩が濃厚になっている。 空前の震災が 襲ったとき、直ちに、原子力発電所事故に対しては、 特にアメリカに向かってSOSの信号を、人類の名において発するべきであった。 事故処理の援助を要請すべきであった。 原子力発電所の事故は、まこと、人類だけではなく母なる無数の生命に対する人類の過ちである。 地球環境の深刻な汚染である。 一定地域からの住民の退去と皇室の避難を速やかに行い、福島戦場における対処を 軍の指揮下において最善を尽くすべきであった。 後手、後手の対応で、事故を重大ならしめているのは、誠に残念である。 放射能対策も甘いと考えられる。東電が愛着ある発電所に未練を持つのは道理であり、この事故は 東電が対処できる能力を はるかに超えていると考える。 実際、東電は 原発事故の対応を 早期に政府にゆだねたいと望んだが 菅首相が拒否したと伝えられている。おろかな決断と言わざるを得ない。
国、多難なとき、 誰しも 安定政権を作りたいと考えるのは 道理である。
言うまでもなく、政権選択、首相選出の権限は 衆議院に存在して、衆議院が定める問題である。 第3者的に この状況を見れば 2つの可能性があると、理論上なるのではないだろうか。
1) 救国内閣を 党派を超えて 作り、 有能な人材を 党派を超えて選び、内閣を構成する。 国会議員は お国のためには の視点で、内閣に協力する。亀井氏の調整の失敗で この実現は 難しそうである。 この期に及んでも、国よりも、自分たちの立場を優先させているように見えるのは 誠に残念である。それにしても、その場合、代表者、首相が誰になるかは、決定的に大事であるが、第3者として亀井静香氏くらいしか、現実的には、思い浮かばないが、他に、適任者はいるだろうか。現れないであろうか。 国のために、国の最高機関を纏められる、人物が日本にいないのかと問いたい。
2) 正規ならば、菅氏の交代となれば、 民主党代表者選挙で、国会議員数で、206:
200で敗れた 小沢氏の当板は 自然な流れである。
現職首相に対して、 また、マスコミや検察などの圧迫の、 悪条件の下での上記、 支持者の状況は、小沢氏が、現在日本で 最も多くの国会議員を纏められる政治家 であるという事実を 重く受け止める必要がある。
しからば、2ヶ月を経て、所謂 最悪の事態、原子炉におけるメルトダウンの実体が明らかにされ、原発事故の掌握、対応の状況さえ、未だ、明らかでなく、国民は放射能汚染の状況に恐れている。
おかしいのは、正確な信頼される情報が無く、 想像でいろいろ不安が広がっているということである。 日本に果たして科学的な精神があるのかと疑わしめる 奇妙な風潮である。
政府の発表もマスコミの発表も信頼が無く、実際、信頼されるような行動をとっていないと評価せざるを得ない。 政府に信頼が無ければ、何をやっても うまく、執行できないわけであるから、政権を速やかに交代して、日本国として最善を尽くすように訴える。 上記声明の1)、2)のいずれかを 国の最高機関は とるべきであると考える。 それで、国家が速やかにやるべきことは、
1) 国の全能力を挙げて、原発事故を 収める事。少なくても最善を尽くすこと。
2) 危険区域を科学的、医学的観点から指定して、住民を疎開させるなど、住民の安全を図ること。
3) 放射能対策をしっかり行い、正確な情報と対策を科学的、医学的観点に基づき示し、国民に知らしめること。
4) 復興は 放射能の危険性を考慮して、国力に配慮して、急がないで進めること。
しかるに、未だ、事故処理の目安も立たない段階で、東電の責任追及や、原発に対する賛否の世論が湧いているのは、時期尚早であり、賠償問題や、増税の問題なども同様である。それらは暫定的に考え 今後の大問題とすべきである。 しかしながら、それらについての在り様としては 次のように思考される:
A) 財政、資金は大事であるから、先ずは 公僕たる公務員の給与引き下げ、 特に上層部などの管理部門における各種管理手当を大幅に引き下げて、公僕たる公務員の姿勢をきちんと示し、しかる後に消費税などの増加なども検討する。 その際、必需品の税率を低く抑え、贅沢品などは高くするような配慮も行う。 経済は生きているから、総合的な評価を行って賢明に果敢に進める。
B)所謂賠償の問題については、まずは、天災であることを考慮して、それぞれの負担を共有、覚悟して、もっぱら東電の責任に押し付けることはできないこと。 東電叩きは言語道断である。 99.99%の社員は真面目に働いてきたことに思いを寄せるべきである。もちろん、上層部の癒着、天下り、マスコミ操作などのいろいろな問題については 今後 じっくり検証、検討、悪い点は改めていくように配慮する。
C)原発の是非の問題は、 そもそも原罪に遡る 哲学的な問題を含み、その是非は 難問の一つであり、実際、先進国のドイツ、フランス、アメリカなどでも意見が分かれている。 軽々しく是非を判断できるものではない。 ここで、問題は、いずれの立場をとろうとしても、現に作動しているもの、計画中のものについては、安定的な移行処置に十分な配慮が必要であるという観点である。 慣性の法則は、物理法則ばかりではなく、人間社会や、人間精神についても言える 普遍的な原理である。 急激には物事は変えられないということである。
実際、ドイツでは 現実的に期限を決めて、段階的に、原発の廃止を決定している。
最後に 事故の報道の在り方について、 大谷杉郎氏が次のように述べているので、政府、報道関係者は大いに参考にして頂きたい。 日本の政治家では、田中真紀子氏、小沢一郎氏、亀井静香氏の発言と政治姿勢が高く評価される。3者にとっては 日本政府の後手 後手の対応を無念の想いでみ、いたたまれないのではないか と 共感している。 実際、甚大な国益が 日々失われていると危惧している。
以 上
添付:大谷杉郎 群馬大名誉教授の助言: 災害時に
スペースシャトル(平成8年2月96)
久しぶりにお正月のテレビにアメリカのスペースシャトルが登場した。日本人の若田さんが乗り込んで、日本が昨年打ち上げた科学衛星を回収したり、宇宙基地建設の訓練などを行った。若くて、くったくのなさそうな若者の顔つきがいい。
NASAでは毎日1回、係官が詳細な説明をするらしい。いい話も悪い話もあるらしく、テレビのゲスト解説者が、打ち上げ前のトラブルだけでなく、その後もいろいろトラブルがあって、それを乗り越えるのも大変だったという話をしていた。ゲストの話し方から推測すると、黙っていれば、外部の人には気付かれないトラブルも説明の中にあるらしい。
話を聞いているうちに、ふと日本の高速増殖炉「もんじゅ」のトラブル処理(詮)のことが頭に浮かんだ。日本の責任者は、予定にない事態がおきると、反射的に最も単純なことを忘れるらしい。それは「ごまかしても事態は変わらないし、一時はしのげても時間は無限につづく」という当たり前の事である。
難しくてその先の展開が読めないような困難であればあるほど、正直に話すことが事態を混乱させない最良の対策である。できれば、もっとも自分に都合の悪い事を最初にかたずけるにかぎる。それさえすめば後はずっと楽になって時間が味方してくれる。逆に一言ごまかすと時間は敵になる。NASAの責任者はそれを知っているらしい。
若田さんの話題で、もう一つ気になったことがある。神戸の人達に、「頑張ってください」と話しかけたという。大震災から丁度1年。テレビも新聞も一週間は特集ばやりである。1年もたったのだから「もう頑張らなくてもいいよ、後は面倒みるから」と誰かいってくれないものか。若田さんと一緒になって、頑張って下さいとはどうもいいにくい。
(詮)・・プルトニウムを燃料とする新型原発「もんじゅ」の試運転中に、1995年12月、ナトリュウム漏洩による火災発生。
(日だまりの風景 平成18年9月15日発行 大谷杉郎著 印刷所 太陽印刷工業(株)P75~P76より)
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