2019年1月28日月曜日

再生核研究所声明 473 (2019.1.28)  峠、峠を越えて

再生核研究所声明 473 (2019.1.28)  峠、峠を越えて

この頃、春の予感を感じて、いろいろな考えがまるで芽吹くように湧いてくる。 梅のつぼみの膨らむ様など素晴らしい。そこで、表題で纏めたい気持ちが 湧いていた。
峠であるが、 いろいろな峠がある。 その峠が行く手の大きな目標で そこを越えねば と感じられるようなものと、ある程度余裕をもって、越えていける、周りを見ながら進めるような 峠である。 ここで、峠とは心の向く 対象、目標、志などを 表現している。
いずれにしても 峠はある目標である。 心がそれに占められる。中原に鹿を追う のように真剣に取り組む対象は結構多い。 そこで、そのような場合には、他のことが目に入らず、対象以外は疎かになる。盲目になることである。そのような状態が続けば、周りの人は 心ここに有らずの人と付き合うことになるので、場合によっては 大きな犠牲を気づかずに周りの人たちに負わせてしまうということである。 - 研究者として、そのような面が有ったと 誠に心苦しく思うこの頃である。
迷惑の観点ばかりではなく、目標以外 心が 回らなかったことから 退職などで 解放されて、世の中、自然、もろもろのことが 違って 開けた様に 世界が見えるようになってくる。ちょうど峠を越えて新しい視界が開けた様に である。
登山と同じように いろいろな峠を越えて 楽しめるのであるが、ここの一つの要点は 峠によっては 我々の心が 強い影響を受けて、人格や個性、心さえマインドコントロールにハマったように抜けられないほどの強い影響を 受けかねない場合が 多々あるとみられることである。 志の在りようで、人生や研究課題そのものが強く影響を受ける現実は多い。 初期の志の強い影響、それは初恋の強い影響のように 人格形成や、精神の形成に強い影響を与える。 ― 恋で生涯の傷を負っている人を多く見てきた。 どうしても立ち上がれない。 越えられない。 研究課題でも初期の課題で、生涯影響を受けている状況は多い。
峠を越えれば 新たな世界が広がるのに、その峠の枠内に縛られてしまう人生も結構多く見られる。ついに目標に、峠に達することが できなかった そのような 場合である。
人間の心は、他人が思う以上に傷つきやすく もろい面がある。- 世に虐めや、暴言など、考えようによっては、たわいもないことでも 大きく傷つき、癒せない状況に置かれている人も 多々見られるのが 社会である。
人生の大きな3つの峠とは 進学、就職、結婚であるが、それらの基礎には、経済的な独立と社会的に安定した存在を求めることにあると見られる。 進学のための永いいわゆる勉強は、現代の日本社会では 永すぎて、多くの人は 何らかの意味で、病んでいるのではないだろうか。 その為に異常に心が歪められているのではないだろうか。 優秀な若者が自分のみずみずしい才能、豊かな才能が受験の観点から才能を伸ばせず、大事な峠で停滞、つまずき、豊かな感性が抑えられている現実を哀しく見てきた。 何時の間にか平凡な人になってしまいはしないかと気遣ってきた。 大事な観点は いわゆる最も有能で旨く行った人たちが逆に 強く傷ついているのではないかと感じられる視点である。 ありていに言えば、つまらない勉強に永くかかわり過ぎて、折角の才能を 費やして、歪められてしまってはいなかという 危惧である。 相当に晩年まで 体力が 持たなかったり、 疲れてしまっているような状況もあるように見える。 必ずしも幸せになっていないような状況が 相当に起きているのでは ないだろうか。 現代の在りようは あまりにも 余裕のない行き過ぎの感じを受ける。
一般にある制度が永く続くと 行き過ぎで 変な状況に陥入り、制度は疲労化して大きな修正を求められるようになるのではないだろうか。 この文脈で、最近の世界的な世相、民主主義の精神の名での 国民投票や 住民投票も おかしな傾向にあるのではないかと危惧される。
さて、本題、主題であるが、峠を越えれば、新しい視界、世界が拓かれてくる。 それを旨く乗り越えて行くのが、楽しい人生と言えるのでは ないだろうか。 あまりに、とどまらず、急がず、 自分のペースで。 急激な峠には 急がず慎重に臨みたい。自分のペースをしっかり捉えることが 大事であるということである。 もちろん、余り追い立てられたり、せかされるのは 良くない。
以上、精読して、いろいろ大事な点を触れているが、峠によって人格や個性が変化し、人間が変わってしまうという観点、マインドコントロールにハマってしまうという観点、心の微妙さを述べたかった。
以 上

2019.1.24.14:27 美しい日、一応の素案を一気に書く。
2019.1.24.15:52
2019.1.24.20:47 ゼロ除算の論文を引用しているにも関わらず、間違ったことをやっている論文を発見した、著者に連絡して、連絡が取れた。昨年8月8日出版。
2019.1.25.06:14 初めに構想したものと異なったことが触れられている。趣旨の確認を 要す。何が表現したかったか? 敗戦でドイツが如何に苦しかったか、NHKのドキュメント映画を見て感じる 心に強い印象が。 戦争は苦しい。
2019.1.25.18:45 これはこれで良いが、何か言いたかったのでは?
2019.1.26.05:46 珍しく曇りの朝、今日は温泉で午後 楽しむ予定。
2019.1.26.18:18 予定とうり温泉に入って来る。いろいろ良いことが有った。 内緒。
2019.1.27.06:00 うっすら雪、晴天、昨日ある梅の木、花がちらほら咲き始める。開花。そして今朝は 雪が。竹を切って雪おろしに利用する準備をしようとしていた矢先である。一歩遅れてしまった。面白い実話の夢を見た。纏めると面白いが、表現しても良いものかの観点がある。
2019.1.27.14:43 雪の翌日、美しい日になった。風少し冷たい。 空が美しい。 良い。
2019.1.27.21:24 良い。
2019.1.28.06:21 これはこれで良い。言いたかったことが有ったようだが。
2019.1.28.06:52 完成、公表。


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