2018年1月11日木曜日

阪大入試ミス 「早く対応できたはず」指摘の予備校講師

「早く対応できたはず」指摘の予備校講師

 大阪大が昨年2月に実施した一般入試で出題ミスがあり、30人を追加合格にした問題で、昨年6月に大学側に最初に疑問を伝えた予備校講師が9日、毎日新聞の取材に応じ、「もっと早く対応できたはずだ」と苦言を呈した。阪大はやりとりの約半年後、外部から3度目の指摘を受けて初めて誤りを認めた。
大手予備校「駿台予備学校」で物理の専任講師を務める古大工(こだいく)晴彦さん(56)は昨年6月10日、高校教員や予備校講師が、阪大を含む関西の大学と物理の入試について意見交換する会合に参加。問題となった設問について、駿台が阪大と異なる模範解答を公表していたため、意見を求められた。
 古大工さんは、「阪大の想定されている解答は間違っています」と指摘。これに対し、阪大の教員は「うちの解答が合っているはず」と取り合わなかった。ただ、疑問の声は他の出席者からも上がった。本来は三つの正答があり、参加していた高校教師の一人は「自分も複数の正解の可能性があると思っていた。同じ考えの人がいて納得した」と振り返る。
 最終的には古大工さんの解答も正解の一つに認められた。「(阪大は)最後は真面目に正しく対応したとは思うが、もっと早い段階で検証できたはずだ」と話した。【池田知広、鳥井真平】https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00m/040/152000c


再生核研究所声明 407(2018.1.9):  大阪大学の入試ミス対応についての
一考察
再生核研究所は良い社会を作るには教育が大事であると述べ、教育はもちろん、教育に大きな影響を与える入試の在り様についても考察し、いろいろ具体的に提案を行ってきている:
再生核研究所声明329(2016.10.31): 大学入試の在り様について ― 現実と負担の視点から
再生核研究所声明210(2015.2.21): 大学入試ミスにおける対応について
再生核研究所声明90(2012.5.18): 日本の大学受験体制についての一考察
今回、大阪大学で次のような問題が生じている。外部から入試問題ついての解答がおかしいとの指摘があり、内部関係者で2度に亘り検討、初回は解答に問題はないと判断したが、2度目の検討で解答のミスを認めて公開した。それで対応について具体的に検討している段階と思われる。他の事情として、外部指摘者は、文科省にも入試採点ミスを報告しているという。既に、30名近い人が採点の変更で影響をうけると公開している。大学は正式に採点ミスを認め謝罪を表明している。 そこで、これらの経過と対応について、従来考察して来た背景で、どのように 大学は対応すべきかについて 具体的に提案を行ない今後の問題の対応について 参考にして頂きたいと考える。 ― その心は あるべき在りようを求めたいという、愛である。
上記経過で、外部指摘者の意見は 尊重されるべきであり、検討は真理の追究、事実の追求として 真摯に行うは当然である。 公開していることに誤りを認めるのは大学として当然である。 大学は誤りを認め、入試に誤りがあったことを認めるが、大学は相当に真剣に検討、対応した結果の間違いであるから、間違いが有っても 入試結果を修正しない。修正すれば混乱を起こすので修正しない。 また、詳しい事情、修正した場合の事情なども公表できないとする。 このような対応が良いのではないだろうか。 要するに、入試に間違いが有っても 簡単に修正できるような状況が無い限り、修正しないということである。大学の謝罪は当然である。
このような対応を 社会的にも関係者にとっても、あるいは受験者関係者も受け入れるのが 良いのではないだろうか。 具体的な対応を提案します。
何名が具体的に影響を与えるなどの公表は 関係者の心を乱すだけで良くないのではないだろうか。入試にはミスは有り得ると寛容に、柔軟に考え、対応できる社会の方が 良いのではないだろうか。 広く社会的な検討を求めます。
また、このような過失に対して過失に対する責任、処分などの問題が生じるが、そのような問題にも気を付ける必要がある。入試業務は大事であり、関係者が異常に気を遣ってきており、言わば最善を尽くしてきている現実があると考えられる。既に繰り返し述べてきたように大学入試業務は既に関係者にとって極めて荷重になっており、ポルトガルなどの例にも見られるように、大学の入試業務は特別の機関や高校段階に大幅に移すことによって、軽減化の方向で検討されるべきであると考える。
以 上

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