2016年9月22日木曜日

セルジオ越後、「危機の日本代表」を一刀両断 ホームで負けたUAEにアウェーで勝てますか

セルジオ越後、「危機の日本代表」を一刀両断

ホームで負けたUAEにアウェーで勝てますか

――ロシア・ワールドカップのアジア最終予選が始まりました。日本代表はホームで戦ったUAEとの初戦を1−2で落とし、黒星スタートとなりました。
日本代表は今、かなり危機的な状況を迎えていると思います。UAE戦では浅野拓磨のゴールが認められないなど、不可解なジャッジがありましたが、敗れた要因をレフェリーのせいにしていると、重要な事実を見逃してしまいます。それは、UAEが“普通に”強かったという事実です。

UAEに日本はなめられたんです

――この試合でのシュート数は日本の22本に対してUAEは9本でしたが、決定機の数はほとんど変わりませんでしたし、日本がボールを奪いにいっても、巧みなパス回しでかわされ、奪い得ないシーンが多かったです。
日本代表は2015年1月のアジアカップ(オーストラリア大会)準々決勝でもUAEに敗れています。ただし、このときは、日本がほぼ一方的に攻め続けながら、固い守りをこじ開けられず、PK戦の末に敗れました。でも、今回は違った。UAEは引いて守ってきたわけではありません。真っ向からぶつかり合って日本が敗れたんです。
――中東のチームはこれまで内弁慶なところがあって、ホームでは勇敢に戦うのに、アウェー(日本のホーム)では腰の引けた試合をする傾向がありました。その中東のチームであるUAEが真っ向勝負を挑んできたことに驚きました。
UAEが真っ向勝負を挑んできたのは、アウェー(日本のホーム)でも勝機は十分あると思っていたからでしょう。つまり、日本はなめられたんです。そして、実際に敗れた。ホームで勝てない相手にアウェーで勝てると思いますか? これを、危機的な状況と言わずして、何と言えばいいのでしょうか。http://toyokeizai.net/articles/-/136113再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)

ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。

以 上

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