2017年9月2日土曜日

プーチン大統領「北朝鮮への圧力はむだなだけ」

プーチン大統領「北朝鮮への圧力はむだなだけ」

ロシアのプーチン大統領は、核とミサイルの開発を加速させる北朝鮮への国際社会の対応について、「圧力をかけてもむだなだけだ」として対話によって解決すべきだと主張し、来週行われる日ロ首脳会談でもこうした立場を直接伝えるものと見られます。
ロシアのプーチン大統領は、中国などの新興5か国でつくるBRICSの首脳会議が3日から中国で開かれるのを前に1日、こうした国々との協力の在り方を記した文書を発表しました。

このなかでプーチン大統領は、北朝鮮への国際社会の対応について「核やミサイルの計画をやめさせようと圧力をかける政策は誤りで、むだなだけだ。挑発や圧力、攻撃的で侮辱的な言葉の応酬を続けてもその先には何もない」として対話を通じて解決すべきだと改めて主張したうえで同じ立場の中国との連携を強調しました。

ロシアが対話を重視する背景には、日本が、新型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をアメリカから導入する方針となっていることなど、アメリカが北東アジアでの軍事的な影響力を強化していることに強い懸念を抱いていることもあるとされています。

プーチン大統領は来週、ウラジオストクで安倍総理大臣と首脳会談を行う予定で、ロシアのこうした立場や懸念を直接伝えるものと見られます。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170902/k10011123271000.html?utm_int=news_contents_news-main_003

一理あると思います:

再生核研究所声明379 (2017..9): 北朝鮮問題、北朝鮮のロケット

北朝鮮問題には憂慮して、いろいろ意見表明してきている:

再生核研究所声明322(2016.09.29) 北朝鮮問題への対応 ― 追加

特に、声明322の中で、次のように述べている: 
最近、北朝鮮の度重なるロケット発射実験、それに核兵器実験が世界を揺るがせている。
当然とも言えるが、有りふれた非難と制裁案が議論されている。また、明確な戦略と対応策もなしに、いたずらに日本では軍備増長の世相を作っている。― として、下記のような声明に言及している:

再生核研究所声明321(2016.09.13) 北朝鮮問題への対応
再生核研究所声明317(2016.08.29) 尖閣、竹島、北朝鮮のロケット問題についての提言
再生核研究所声明37:金正日氏を世界史の英雄に ― 朝鮮問題に関心を寄せる世界の人々に
再生核研究所声明 1 (2007/1/27): 美しい社会はどうしたら、できるか、 美しい社会とは) 
再生核研究所声明 49: アジアの愚か者、アジアの野蛮性。
再生核研究所声明318(2016.08.31) 映像の危険性 ― テレビの弊害

要点は、
― 島の扱いについては 関係国共同の管理区域と定め、基本的にその地域に立ち入りを禁じ、自然保護区域として運用しよう。 人間がそのような区域に立ち入らなければ、豊かな自然は 周辺に豊かな幸をもたらすだろう。
軍艦などを無粋にも美しい海に駆り出して、警戒したり、沢山兵器を購入したり、兵隊さんたちに無用な仕事をさせる必要のない、 最も賢明な在り様であると考える。 逆を考えれば、如何に愚かなことをしているかが 良く分かるだろう。

島問題で日、中、韓は、友好関係を進め、更には、北朝鮮問題に取り掛かるべきである。一致して北朝鮮の無血開放の戦略を進めるべきである。 民主体制である韓国が、北朝鮮に 無血開放を求めるは 道理であり、それは 朝鮮民族と朝鮮の歴史の在るべき在り様であると考える。
勿論、それは北朝鮮の指導部、国民の一致した利益になることを 繰り返し説得すべきである。 既に基本構想は 次に述べられている:声明37.

北朝鮮など恐れるに足りない弱小国家である。 いざとなれば、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの大国は 数時間で 世界の正義のために 北朝鮮の軍事力を壊滅させることができ、しかも実行するだろう。 欧米は、自由と民主主義基本的な人権などで 世界をリードする 高い志を有していると、確信できる。 日本はそれら 大国と並んで、軍事力を整える必要はなく、 平和憲法の理念で、民生面で応分の世界貢献を果たし、世界の人々から尊敬されるような国家を目指したい。
そこで、日本の北朝鮮への態度は、基本的には無視し、慎ましく、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスについて行くようで良いと考える。 軍備増長やミサイル防衛、撃ち落としなどは マイナスばかりを増長させる愚かな対応であると考える:

再生核研究所声明49: アジアの愚か者、アジアの野蛮性。

国際社会は、再生核研究所声明37の精神で、独裁国家の末路が、独裁者の末路が如何に悲惨で惨めな終末を迎えるかを具体的に客観的にまとめ、 北朝鮮の無血解放が 朝鮮の歴史と世界史で如何に高く評価されるかを具体的に示して、絶えず北朝鮮の無血解放を提案、求めていくべきである。制裁政策や軍事的な圧力は却ってマイナス、狂信的で偏狭な心理状況に追い込む危険性が高いと警戒すべきである。― もちろん、 北朝鮮が暴発的な行動をとったりした時には、国連常任理事国が 世界史の名において、北朝鮮の軍事力を壊滅できる準備を整えて置くことは 当然の義務であると考える。
日本の報道関係者が、軽薄にも軍事的な緊張を喧伝している風潮が見られるので、慎重に抑制された対応を取るように要望したい。

特に、制裁や軍事的な圧力は却ってマイナス、狂信的で偏狭な心理状況に追い込む危険性が高いと警戒すべきである に関して、国連での世界の指導者達が一致して、制裁強化の姿勢を強めているのには、あいも変わらない人類の愚かさを感じてしまう。 このような制裁・批判は却って北朝鮮の指導者たちを追い込み、狂信的で偏狭な心理状況に追い込み、百害あって一利なし、マイナス対応だと冷静に分析すべきである。冷静に穏やかな表現で絶えず、無血開放を具体的に提案して行くべきである。もちろん、既におかしな状況であるから、自滅テロの状況に至る場合を危惧し、いつでも、国連常任理事国が 世界史の名において、北朝鮮の軍事力を壊滅できる準備 を整えて置くことは 当然の義務であると考える。この声明の趣旨は簡単である。意味のないマイナスの制裁の考えを改め、ひたすら無血開放を呼びかけ、無駄な刺激策を取るべきではないということである。発想の転換が求められている。現状は北朝鮮情勢をいたずらに悪化させている状況と判断される。

これらの状況における日本のありようの基本は、

1)   日本は欧米との協調を基本に考え、特に、日米関係を最重要として対処するが、くれぐれも出過ぎたあり様にならず、ドイツやフランスなどの国々についていくような 慎ましいあり様を選択する。アジアの一員であることを忘れない。
2)   北朝鮮のロケットや核兵器問題は 日本国の対応能力を超えたものであるから、過剰反応を取らず、慎ましいあり様をとる。
3)   特に北朝鮮などの挑発にのらないように 自制の精神、修行に国民が務める、マスコミ、言論界は賢明なあり様を追求する。
4)   国防、安全は当然、国家の基本であるから、有効な戦略構想を多重に幅広く、深く、展開する。世界の民主化の方向に対して、情報、宣伝、及びそれらに対応する能力を高める。ロケット、核兵器の無力化の方策、経済戦略など、創造的に進める。発想の転換を絶えず、進める。

以 上

再生核研究所声明3382016.12.20)ロシアとの付き合いについて

プーチン大統領の訪日とその成果について、日本国内では戸惑いと評価が分かれているように見える。背景には 安倍首相の古里まで招いて、歓迎、領土問題も少しは進展するのではないかとの期待を膨らましていた世論に対して、何ら明確な進展が見られず、日本の一方的な経済協力が目立つ結果になったと見られているからである。
既にこの観点で、日本のマスコミ、言論界の情報分析力と世界情勢の判断能力の甘さを日本国の大きな弱点であると注意を喚起したい。世界情勢の分析、外交姿勢の適切な分析は国家において極めて重要であるからである。マスコミ、言論界の無能力さは 国家を間違った方向に導くからである。この意味で、日本のマスコミは平和志向より、緊張増大、日本の右傾化を宣伝していると考えられ、おかしな世相を作っていると考えられる。
この意味では、日本政府もマスコミも無能力さを露呈させていると自戒すべきである。
さて領土問題を抱えてのロシアとの関係を如何に考えるべきであろうか。
その前に、信じられない事実を取り上げて、ロシア側の自省を促したい。何と、ロシアの大統領が大幅な遅刻をしたという事実である。大統領の役割の大きさを考えれば、大きな遅刻は熱烈に歓迎したいと待機していた多くの人びと、不祥事を決して起こさせてはならないとする警備関係者などに如何に永く苦痛を与えたかを想像すると心が痛む。これでは歓迎の気持ちは歪んでしまうのではないだろうか。ロシア側は相手に迷惑をかけてはならず、そのような基本的なことができない国とはどのような国かと世界中の国々は疑念を抱くことになるだろう。相手の立場を考えるは世の関係の基本であり、公正の原則の基本であり、約束を守るは国家間でも、個人関係でも基本である。この辺がぐらつけば、真面には付き合いないは 道理である。信頼関係などとは言ってはいられない基礎である。大統領の遅刻はよくあることと報じられているが 遅刻は約束違反であり、ロシアの恥であり、プーチン大統領の恥であるから、改めた方が良いと 念を押して置きたい。
歴史的な経過から、日本が北方領土の返還を求めるのは当然で、その希望はもちろん良く理解できる。実際、どうして北方領土を占領し続けられるのか、多くの日本人には理解できず、ただ日本国の隙を捉えて、奪い取られたと理解しているだろう。世界的な理解もそうなっていて、ロシアという国は、そのような国だとの評価が定着していて、その感情は至るところにロシア不信を起こし、警戒感を招いていると考えられる。なかなか表には出にくい状況はあると考えられるが、多くのロシアの人も同じ様な気持ちを抱いている現実があると考えられる。
さて、日本側の対応であるが、ロシア政府の立場も考えて、領土、領土と発想しないで、領土問題抜きでも経済交流や人的交流を積極的に進めるべきである。上記のような状況を評価して、警戒し、甘い判断をせず、何時でも反故にする国として、実益をしっかり捉えて交流を進めるべきである。
ウクライナ問題を抱えて、欧米ではロシアに対する厳しい態度をとっている。
日本国は 基本的には欧米の側について、欧米第一に考えるべきであり、欧米の許容範囲内での付き合いに限定すべきである。
対中国についてもそうであるが、日本はできれば欧米と中国の橋渡し、あるいは欧米と中国の緩衝地帯の役割をアジアの一員として果たしたいと考えるべきである。しかしながら、いざとなれば、日本はアメリカに付かざるを得ないのは 戦後のアメリカの偉大なる貢献と実績を見れば、歴然である。日米友好関係は日本外交の要である。

以 上

再生核研究所声明 270(2016.1.1): アジアの進化を願って

再生核研究所は 世界の平和を願って、いろいろな提案を行っているが、アジアについても具体的に 建設的な提案を行っている。近年、いわゆる慰安婦問題がわき起こり アジアの世相は 賢いEUに比べて、愚かで野蛮な状態にあると言える。 アジアの進化の為に 簡潔に原理を述べたい。 詳しくは、下記の一連の声明に述べられていると言える:

再生核研究所声明 49:  アジアの愚か者、アジアの野蛮性
再生核研究所声明 94(2012.9.18): 日本国よ こんなことで良いのか ― あまりにもおかしな 日本国 ― 中国に大義あり、日本国の侵略は歴然
再生核研究所声明 98(2012.9.23) 矛盾、日中は戦争状態にある、― 日本はそんことをしていて良いのか、 原因を取り除け
再生核研究所声明 101(2012.10.3) 慰安婦問題 ― おかしな韓国の認識、日本の認識
再生核研究所声明 103(2012.10.12)  日・中戦争の経過と状況の分析 ― 賢明な終戦と和平 
再生核研究所声明 108(2012.12.8) 敗戦国日本よ、 情けないぞ ― 自主独立を求め、米・中との友好関係を 日本国憲法の精神で進めよ。 アメリカは、日本の自治を尊重して、政治介入を控えよ。
再生核研究所声明156(2014.5.1) 尖閣諸島、簡単な算数と 愚かで卑劣な日本国

先ず、日韓問題であるが、慰安婦問題で、妥協したかと思いきや、日・韓両国で激しい反対運動が起こり、両国政府とも大きく傷ついているように見える。韓国の慰安婦問題の提起は、声明101のように、道理に叶ったものではなく、元慰安婦等が不満があれば、自国の政府に保証を求めるのが道理である。戦後保証など いちいち求めていては 戦後はいつまで経っても終わらず、平和を享受することはできない。今回の件、両国政府の思惑通りに行っても、両国の国民感情はお互いに悪化して、その国民感情による損失の方が甚
大であることを冷静に判断すべきである。過去の暗い歴史記念碑を、アメリカなどに立てて 自国のだらしなさ を国際社会に さらけ出すのは アジアの野蛮性として世界の嘲笑をかうだろう。― 表向きには アジアを分断するため、そのようなことを囃すようなこともあるかも知れない。もちろん、日本が そのようなことをしていれば、当然、 日本は批判の的になるが、そのようなことを許した 韓国のだらしさも 同時に批判され、韓国の国民は長く、傷つくだろう。日・韓両国にとって、そのようなことは 何も良いことはないだろう。韓国は、戦前のことに拘らず、日・韓友好親善関係を深めるべきである。これこそ、如何なる外交政策より優れた、実りあるものになるだろう。喧嘩両成敗という言葉があるが、それには一理あると考えるべきである。慰安婦問題などは どっちもどっちのアジアの愚か者、野蛮人たちのことと 世界の人々は思うだろう。
日・中関係では、日本が尖閣諸島の領有権を一方的宣言にして、いわば侵略的な行動をとったもので、日本の非は 歴然である。 日本は責任者の断罪を行ない、中国に謝罪し、元に戻し、日・中友好関係を積極的に進めるべきである。上記声明で、いろいろ提案しているように その後の両国の甚大な実際的な損失を冷静に分析し、大いに反省すべきである。友好親善関係が両国にとって 如何に実際的な利益を生むかを冷静に判断すべきである。日・中関係が緊張すれば、アジアの甚大な損失になることは、歴然である。
中国が南海に進出する状況が 中国拡大戦略の一貫として、宣伝される状況があるが、これは誤解を受けるだけで中国の大きな損失であるから、国際的にも懸念されている中国の環境問題の悪化や経済問題など内政の充実に向かい、軍拡の機運を縮小されることを期待する。もちろん、日・韓もそうである。
上記一連の声明は、帰するところ アジアに乱を起こさず、EUのように賢く 友好関係を深めて、欧米のアジア介入を阻止したいということである。 日・中・韓は 漢字圏として、偉大な中国の文化の影響を深く受けており、民族としても兄弟文化的にも兄弟であるから、漢字圏国家として特別な友好関係を築いていきたい。 過去に拘らず、未来志向で、アジアの進化を期待したい。ここで、日本だけが、調子が良いとは言えない。日本国は原爆を2個も落とされ、都市を破壊され、厳しい戦争で傷ついてきたことを軽く考えるべきではない。大谷杉郎元群馬大学教授は、第二次世界大戦の本質は、世界列強の世界侵略に対する日本の切ない反逆です、と言明されている(第二次世界大戦と日本の良心 ー 大谷杉郎(2007/4/12)夜明け前―よっちゃんの想い(文芸社2009))。結果として、大戦後アジアの国々が独立出来たという事実は 大事ではないだろうか。

以 上

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