2015年6月26日金曜日

胎児の命の重さを比べてしまいました。

胎児の命の重さを比べてしまいました。
本来、人の命に軽い重いはないと思います。
けれど、ふと命の重さの違いを感じてしまった出来事がありました。
私が二人目の子を妊娠中、病院の妊婦検診の際、知人の紹介で一人の妊婦さん(Aさん)と知り合いになりました。
Aさんは私と同年齢(30代後半)で、一人目のお子さんを妊娠中。出産予定日は私と同じ月でした。その1週間後、私が切迫早産で入院すると、偶然Aさんも前置胎盤で出血し入院していました。
年齢が近いこともあって意気投合し、いろいろお話ししたのですが、聞くとその方は結婚13年目で、不妊治療を続けてやっと授かった子とのことでした。
13年・・
途中辛くなって、治療を中断したこともあったそうですが、それでも諦めず、お蔭で今この子がお腹にいる、と話してくれました。
今回の入院は、自宅安静でも大丈夫かもしれないけれど、安全のため大事をとっての入院だったそうです。
出産も、自然分娩も出来るかも知れないけれど、やはりリスクがあるため、安全のために帝王切開になったと言いました。本当は自然分娩で産みたかったけれど、そんな自分の欲のために、赤ちゃんを危険な目には遭わせられないから、と話してくれました。
私なんて、基礎体温さえ計らず、排卵周期も考えたこともなく、何の苦労もせず結婚3年目で2人目まで妊娠して、結婚して子供が出来るのは当たり前のことだと勘違いしていました。Aさんの話が、私には衝撃的過ぎて、しばらくは「13年掛けて授かった子供への思いは、一体どれ程のものだろう・・」とずっと考えていました。
そしてふと、「もし万が一この入院中に、私とAさんと同時に緊急手術が必要になって、医師の手が足りない場合は、Aさんに先に手術を受けてもらおう」と思いました。
実際にそんなことが起こる確率は限りなく低いですが・・
その時私は、明らかに命に優先順位をつけていました。
13年分の思いを背負った子供の命がとてつもなく重く感じてしまいました。
私は既に子供がひとりいるし、また妊娠する可能性を期待することもできる。
でもAさんは、そんな期待をもてるだろうか。
それにもし、Aさんがこの子を失うようなことがあったら・・。
私には、その悲しみを想像するのさえ恐ろしかったです。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11147101886

胎児の命の重さは現実には、場合、場合によって違うのでは? 
そうでなければ、社会も世界も成り立たない現実がありますね。

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