なぜW杯敗退の検証を行う前に次期監督が決まるのか?
THE PAGE 7月22日(火)10時32分配信
日本代表の次期監督としてハビエル・アギーレ氏の就任が決定的な状況だが、日本代表のW杯での敗因を分析、そして次に向かうサッカーがどのようなものであるべきかを真剣に議論する検証作業が追いついていない。7月22日からW杯に派遣されていたチームのデータを元にJFA内で具体的な検証作業に入るようだが、そういう手順を踏まずに次期監督選考が先行していて、4年前にも出ていたメキシコ人監督の名前が出てきて、やれ条件がどうだ、コーチ人事がどうだ、という先行報道が続いている。
WEBサイト、アスリートジャーナルで意見を書かれている元日本代表の城彰二さんは、「今までのサッカーでは通用しないことがハッキリとした。じゃあ、4年後は、どんなサッカーを目指すのか。監督を変えることだけで、ごまかすのではなく、その指針を協会が定め、その上で、その方向性のサッカースタイルを身上とする監督を選ぶべき。育成の世代も、どんなサッカーに合う選手を育てなければならないかに迷う。なのに、その議論がなされていない。マスコミ報道も、監督の名前を追うことだけに偏向してしまっている」と警鐘を鳴らす。
■3月下旬にアギーレ氏に接触していた
原専務理事兼技術委員長も「日本をどういう方向性にするかをしっかりと検証してから決める」とコメントとしていたが、3月下旬の段階でスペイン紙に「日本がアギーレと接触した」という報道もあった。今回のW杯の戦い方の内容、結果に問わず、そもそもアギーレが本命だったのだろう。
「早く動かねばいい人材がいなくなる」という言い訳もあったが、世界の監督人事にも明るい某エージェントの話を聞くと、「詭弁でしょう。正直言って日本のような条件のいいところで監督をやりたい人物はいくらでもいる。日本は、こういうサッカーをやりたい、では、その方向性、戦術、戦略を持った監督は誰かという手順を踏んで探しても遅くない。日本人の文化、適正を理解できるかどうかも含めて、監督の高名だけに右往左往するのでなくもっと議論が必要でしょう」と言っていた。
「攻撃サッカーの継続」などという曖昧な方向性も、次期監督選びの後付けの理由にしか聞こえてこない。もうアギーレ監督の就任が確実の状況になって、今さらかもしれないが、W杯の検証及び、次期監督選考の過程において、日本人監督の名前が出てこないことも問題ではないだろうか。
■オシム氏「日本人の代表監督は日本人であるべき」
元日本代表監督のイビチャ・オシム氏は、近著「信じよ」(KADOKAWA刊)の中で「JFAは、日本の将来のサッカー界や将来のトレンドを予測して、それに基づき新しい監督を探すべき。ブラジルの後にどういうチーム像を描き、どういうコンセプトを考え、監督に何を求めるか」と、監督選びのコンセプトに関する持論を展開した上で、「日本人の代表監督は日本人であるべき。日本人のメンタリティを一番理解しているのは、日本人であり選手もまた日本人指導者の言うことを理解する」と書いている。
■城彰二氏「なぜ日本人監督を選ばないのか」
代表としてファルカン、トルシエという外国人監督と、加茂周、岡田武史という日本人監督の両方を体験している城さんも「なぜ日本人監督を選ばないのか」と疑問を呈する。「代表合宿は、ほとんど時間がない。そこで外国人だと細かいニュアンスなどが、なかなか伝わらずコミュニケーション面で問題がある。私はなぜ日本人監督を候補に選ばないのか、が不思議だ。今回の大会で、上位に残ったチームは、まず守備を固めてからのカウンター、切り替えのスピードというものが目立った。格上と戦うための戦術を南アフリカ大会で採用した岡田さんの名前が再び出てきてもおかしくなかったと思う。そのあたりの議論も足りていないと感じている」。
原専務理事は、次期監督の条件として「日本代表に興味があり、ワールドカップ、欧州チャンピオンズリーグ、リベルタドーレス杯など、代表監督でもクラブレベルで経験豊富な人。日本のサッカーをさらに高みに持っていける人」としていた。こういう条件になると日本人は、ワールドカップ経験のある岡田元監督を除けば、次期監督候補からは排除されてしまうことになる。すべてが、アギーレ監督ありきの後付けの理由のようにも聞こえる。アギーレ監督の基本戦術は「堅守速攻」と言われているが、まだJFAサイドから、日本のサッカーの方向性が「堅守速攻」であるというコメントは漏れてこない。
■ザックジャパンの失敗を問うべき
一部のサッカーメディアは、この監督選考のおける過程が間違っていないか?という議論を喚起している。独自にW杯敗退の検証を行っているメディアもある。だが、それらの動きは、世論としては多勢ではない。「アギーレ、アギーレ」の連呼で肝心なW杯のグループリーグ敗退の検証問題がうやむやになっていないだろうか。ザックジャパンは、なぜ最後の最後に失敗したのか。検証作業の結論も出ていない段階で、先に監督が決めるのはいかがなものか。もう一度、我々はそういう本質を問うべきである。
再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上
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