エラー値 #DIV/0! を修正する
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数値をゼロ (0) または値が含まれていないセルで除算すると、エラー値 #DIV/0! が表示されます。
現象
ワークシートの 1 つ以上のセルにエラー値 #DIV/0! が表示されます。
原因
ゼロ (0) での除算を実行する数式 (=5/0 など) が入力されている。
除算を実行する数式または関数で、除数として空白のセルまたはゼロが入力されているセルへの参照が使用されている。
エラー値 #DIV/0! を返す関数または数式を使用するマクロが実行されている。
例
サンプル データを空のワークシートにコピーすると、セル A3、A4、および A5 の数式はすべてエラー値 #DIV/0! を返します。
表示その方法は?
1
2
3
4
5
A
1
0
=A1/0
=A1/A2
=QUOTIENT(A1,A2)
解決法
マクロ関数や数式に指定している除数をゼロ (0) または空白以外の値にします。
数式に含まれるセル参照を、ゼロまたは空白の値を含まない別のセルに変更します。
数式で除数として参照されているセルに、値「#N/A」を入力します。
「#N/A」と入力すると、数式の結果が #DIV/0! から #N/A に変更され、除数の値を使用できないことが示されます。
IF ワークシート関数を使用して、エラー値が表示されないようにします。計算結果として 0 または任意の文字列を表示できます。
たとえば、エラーになる数式が =A1/A2 の場合、=IF(A2=0,"",A1/A2) を使用して空の文字列を返すか、=IF(A2=0,0,A1/A2) を使用して 0 を返します。
ゼロ除算100/0=0, 0/0=0の意義:
1)西暦628年インドでゼロが記録されて以来 ゼロで割るの問題 に 決定的な解をもたらしたこと。
2)ゼロ除算の導入で、四則演算 加減乗除において ゼロで割れないの例外から、例外なく四則演算が可能である という 美しい構造が確立された。
3)2千年以上前に ユークリッドによって確立した、平面の概念に対して、おおよそ200年前に非ユークリッド幾何学が出現し、特に楕円型非ユークリッド幾何学ではユークリッド平面に対して、無限遠点の概念がうまれ、特に立体射影で、原点上に球をおけば、 原点ゼロが 南極に、無限遠点が 北極に対応する点として 複素解析学では 100年以上も定説とされてきた(注参照)。それが、無限遠点は数では、無限ではなくて、実はゼロであったという驚嘆すべき世界観をもたらした。
4)ゼロ除算は ニュートンの万有引力の法則における、2点間の距離がゼロの場合における新しい解釈、 独楽の中心における角速度の不連続性の解釈、衝突などの不連続性を説明する数学になっている。ゼロ除算は アイシュタインの理論でも重要な問題になっていたとされている。
5)複素解析学では、1次変換の美しい性質が、ゼロ除算の導入によって、任意の1次変換は全複素平面を一対一onto に写すと美しい性質に変わるが、 極である1点における不連続性が現れ、ゼロ除算は、無限遠点を 数から排除する数学になっている。
6)ゼロ除算は、不可能であるという立場であったから、ゼロで割る事を 本質的考えてこなかったので、ゼロ除算で、分母がゼロである場合も考えるという、未知の新世界、研究課題が出現した。
7)複素解析学への影響は 未知の分野で、専門家の分野になるが、解析関数の孤立特異点での性質について新しいことが導かれる。典型的な定理は、どんな解析関数の孤立特異点でも、解析関数は 孤立特異点て、有限な確定値を取る である。佐藤の超関数の理論などへの応用がある。
8)特異積分におけるアダマールの有限部分や、コーシーの主値積分は、弾性体やクラック、破壊理論など広い世界で、自然現象を記述するのに用いられている。面白いのは 積分が、もともと有限部分と発散部分に分けられ、 極限は 無限たす、有限量の形になっていて、積分は 実は、普通の積分ではなく、そこに現れる有限量を便宜的に表わしている。ところが、その有限量が実は、 ゼロ除算にいう、 解析関数の孤立特異点での 確定値に成っていること。いわゆる、主値に対する解釈を与えている。これはゼロ除算の結果が、広く、自然現象を記述していることを示している。
9)中学生や高校生にも十分理解できる基本的な結果をもたらした:
基本的な関数 y = 1/x のグラフは、原点で ゼロである
すなわち、 1/0=0 である。
10)既に述べてきたように 道脇方式は ゼロ除算の結果100/0=0, 0/0=0および分数の定義、割り算の定義に、小学生でも理解できる新しい概念を与えている。多くの教科書、学術書を変更させる大きな影響を与える。
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