【関西の議論】ヒョウ柄の「猛毒タコ」まで出現…日本海で南方系の魚介類が見つかる不思議、温暖化で生
2014年12月19日(金)
テーマ:社会
京都府北部の日本海でここ数年、南方系の魚介類が相次いで見つかっている。本来なら東南アジア周辺の熱帯・亜熱帯域の海を生息域にしているが、暖流の対馬海流に乗って日本海を北上してきたとみられている。なかには、フグと同じ猛毒を持つヒョウモンダコも見つかっている。こうした“珍客”をめぐっては、地元の漁師たちが「こんな変顔の魚にはセリで値がつかん」と迷惑がる一方で、地元水族館は「貴重な観光資源になる」と歓迎している。(西家尚彦)
「ブラックタイガー」も対馬海流で北上?
京都府海洋センター(宮津市)によると、沖縄諸島などに分布し、ずんぐりした体形と黒い斑点が特徴の「クロホシマンジュウダイ」や太平洋やインド洋の岩礁域に棲む「キハッソク」を確認。見た目が大工道具の楔(くさび)をイメージさせる熱帯系のマンボウの仲間「クサビフグ」、南日本の近海で水揚げされるアマダイに似た「イラ」も見かけるようになったという。
昨年12月には、「ブラックタイガー」の名称で知られる「ウシエビ」が京都府の海で初めて見つかっている。太平洋やインド洋の熱帯・亜熱帯域に広く生息しており、東南アジア各国で広く養殖されているエビだ。
同センターによると、ここ数年で地元漁師などから水揚げの報告が相次いでいる。こうした南方系の魚介類は、太平洋から対馬海峡を渡って日本海に流れ込む暖流、対馬海流に乗ってきているとみられ、特に遊泳力の弱い稚魚がまとまって見つかったケースもあったという。
「猛毒タコ」までが流れてきた
京都近海では平成21年以降、猛毒のヒョウモンダコがほぼ毎年のように確認されている。
ヒョウモンダコは、熱帯や亜熱帯の海に生息する体長約10センチの小型のタコ。危険が迫ったり、興奮したりすると、明るい黄色に体色が変化し、鮮やかな青色の輪や棒状の模様が現れる。この模様がヒョウ柄に似ていることから、和名が付けられている。
しかし、うかつに触ろうとすると非常に危険だ。ヒョウモンダコの唾液(だえき)には、フグ毒で知られる神経性の猛毒、テトロドトキシンが含まれている。かまれたりすると神経麻痺(まひ)を引き起こし呼吸困難に陥る恐れがあり、最悪の場合は死に至ることもある。テトロドトキシンには解毒剤もなく、府水産事務所(宮津市)は「絶対に触らないように」と地元の漁業関係者や海水浴客らに注意を呼びかけている。
同市の若狭湾で定置網漁を行っている「田井丸」船長、石田照喜さん(57)によると、南方系の魚介類が網にかかるようになったのはここ4、5年の話。最近では、まったく名前の分からない魚も増えてきたという。「南方系の魚は奇妙なひし形であったり、派手な光沢があったり、変顔だったりで、セリではまず値がつかない。漁師にとっては迷惑な存在」と話している。
「丹後の魚」として人気者に
その一方で、南方系の魚介類が迷い込んだことを歓迎する関係者もいる。
同市の水族館「丹後魚っ知(うおっち)館」には、「丹後の魚」と題した水槽があり、全身に青いラインが浮かぶ「ソウシハギ」や青いネオン色の「ソラスズメダイ」といった南方系の魚が展示されている。いずれも地元漁師から引き取ったもので、現在では同館の人気者だ。
同館飼育担当の桶本英道さんは「特に色鮮やかな南方系の魚は泳いでいると華があり、丹後で水揚げされたと知って驚く入館者も多い。貴重な観光資源になるかもしれません」と期待を寄せる。気象庁によると、平成3年から25年までの約20年間で、日本海の年平均の海面水温は約1.3度も高くなった。地球温暖化で海水温が上昇することによって日本海での生態系が大きく変化したと指摘する専門家もいる。
実際に、今年は日本海沿岸で水深600~千メートルの深海に生息するダイオウイカやリュウグウノツカイが水揚げされたことが相次いで報告されている。
京都の海で水揚げされる南方系の魚介類について、京都府海洋センターの上野陽一郎・主任研究員は「同じ南方系でも、年によって報告される魚種はまちまち。同一の魚種が数年連続で定置網にかかるというケースはまれで、温暖化の影響で分布域を広げているかどうかは不明」と話している。http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%80%90%E9%96%A2%E8%A5%BF%E3%81%AE%E8%AD%B0%E8%AB%96%E3%80%91%E3%83%92%E3%83%A7%E3%82%A6%E6%9F%84%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%8C%9B%E6%AF%92%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%80%8D%E3%81%BE%E3%81%A7%E5%87%BA%E7%8F%BE%E2%80%A6%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E3%81%A7%E5%8D%97%E6%96%B9%E7%B3%BB%E3%81%AE%E9%AD%9A%E4%BB%8B%E9%A1%9E%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%8B%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%80%81%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%81%A7%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB%E3%81%AB%E7%8B%82%E3%81%84%EF%BC%9F/ar-BBgVOr5?ocid=UP97DHP
再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念
先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動 などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である。
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって、
1) 人類の立ち入らない島や、地域の制定
2) あらゆる生物種の保存
に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上
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