2017年8月23日水曜日

なぜロシアは女性科学者が多いのか

なぜロシアは女性科学者が多いのか

 ユネスコのデータによると、ロシアは、女性科学者の比率が、他の国よりも大きい。ロシアは41%だが、世界の平均は29%にすぎない。この数字は何を意味するか?ロシアで女性が科学研究に従事するのは、実際に他の国より楽だということだろうか?
マリア・ロガチョワさんは生物学部を卒業し、現在は、モスクワ大学ゲノム(遺伝情報)分析研究室で、さまざまな植物のゲノミクス(ゲノムと遺伝子に関する分野)を研究している。2014年には、彼女の研究業績に対して、ロレアル - ユネスコ女性科学賞が授与された。
 「私と夫は同じ研究室で働いている」。ロガチョワさんは言う。「これはすばらしいことね。じゃないと、ぜんぜん顔を合わせないかもしれないから。私たちは二人とも仕事に熱中しているのでね」
マリア・ロガチョワさん(写真上)はさまざまな植物のゲノミクス(ゲノムと遺伝子に関する分野)を研究している。= L`OREAL - UNESCOマリア・ロガチョワさん(写真上)はさまざまな植物のゲノミクス(ゲノムと遺伝子に関する分野)を研究している。= L`OREAL - UNESCO
 ロガチョワさんの父は数学者、祖父は物理学者、母は文学者だった。彼女が子供の時から、周囲は、彼女の科学への興味を育んできた。ところが、いざ彼女が研究者になろうと決心すると、思いとどまらせようとした。「飯が食えない」と心配したわけだ。それも故なきことにあらず。ロシアの女性研究者の給料は男性よりも平均で26%低い。これは、ロシア国立高等経済学院付属統計研究・知識経済学研究所のデータによる。
 具体的に金額を挙げると、2015年度、ロシアの研究者の平均給与は、約4万8000~9万6000円。 これより高く、9万6000~19万円もらっていたのは、アンケートした女性研究者のわずか15,8%で、男性でも28,4%にすぎなかった。19万円以上もらっていたのは、女性研究者の1,5%、男性研究者の6,8%…。

化学式を書き写して遊んだ、未来の化学のプリンセス

 ロシアの女性研究者たちは、彼女らの進路の選択に、両親が影響を与えたことを隠さない。「父は化学者だった」とエカテリーナ・リュクマノワさんは回想する。彼女は、シェミャーキン生物有機化学研究所の上級研究員だ。「たぶんこれは、私の職業の選択に影響したと思う。私は子供のころから薬を作りたかったから」
 リュクマノワさんは4つの薬品の特許をもっている。専門は、たんぱく質の抽出で、記憶と学習のプロセスの調節、エンブリオ(胎児)の発達、がん細胞の制御といったことにも関わってくる。
エカテリーナ・リュクマノワさん:「私は子供のころから薬を作りたかった」エカテリーナ・リュクマノワさん:「私は子供のころから薬を作りたかった」
 細胞生物物理学を専攻するナジェージダ・ブラジェさんは、今でも子供の頃をよく思い出すという。両親は物理学者だったのだが、ナジェージダさんを預ける人がいなかったらしく、両親の職場に通っていた。「私は実験室に座っていて、試薬や器具の匂いを嗅いでいた。父は博士候補の学位論文を書いていて(欧米のPh.D.に相当)、私は、その化学式をきれいな紙に一生懸命に写していたなあ」
 現在、ナジェージダさんは繊維と組織の特性を研究している。この研究は、梗塞、心臓血管疾患、糖尿病などの治療に役立つ可能性がある。彼女が夢見ているのは、生物物理学への子供の関心を高めるために、細胞生物学についてのイラスト入りの本を書くことだ。
ナジェージダ・ブラジェさん:「父は博士候補の学位論文を書いていて(欧米のPh.D.に相当)、私は、その化学式をきれいな紙に一生懸命に写していたなあ」ナジェージダ・ブラジェさん:「父は博士候補の学位論文を書いていて(欧米のPh.D.に相当)、私は、その化学式をきれいな紙に一生懸命に写していたなあ」

家庭と研究をいかに両立させるか?

 ロシアの女性研究者たちは、家庭と研究を両立させるのは楽ではないが、それでも可能だと言う。「とにかく注意を集中させて、日常生活をごく細かな点までカバーするようなアルゴリズムを作る。毎日、計画を立てて、ロジスティクスを練り上げ、それに従うわけよ」。リュクマノワさんは言う。
 彼女の夫は理学博士で、夫妻には共同の研究プロジェクトがあるだけでなく、子供も3人いる。リュクマノワさんによると、すべてを何とかこなせるのは、自宅、職場、学校、幼稚園が近く、夫と祖母がしっかり助けてくれるからだという。リュクマノワさんの手近な目標は博士論文を書き上げることだ。
 エレーナ・ペテルセンさんは、繊維と組織の3D細胞モデルの作成のほか、人造繊維の状態を調べる方法の開発にも従事している。彼女によると、身近な周囲の人たちにも、自分の仕事への興味を持ってもらえているという。「夫は、私の関心を共有していて、私が何日かぶっ続けで、科学研究費補助金申請の書類や論文を書いていても、ちゃんと理解してくれるし、その間、子供の面倒をぜんぶ見てくれる」
エレーナ・ペテルセンさん:「夫は、私の関心を共有していて、私が何日かぶっ続けで、科学研究費補助金申請の書類や論文を書いていても、ちゃんと理解してくれるし、その間、子供の面倒をぜんぶ見てくれる」エレーナ・ペテルセンさん:「夫は、私の関心を共有していて、私が何日かぶっ続けで、科学研究費補助金申請の書類や論文を書いていても、ちゃんと理解してくれるし、その間、子供の面倒をぜんぶ見てくれる」

ロシアの科学は“女性化”している?

 科学研究における男女間の平等は、ソ連時代からだいたい実現してきている。というのも、科学の発展が国家の優先事項だったからだ。だからロシアでは、女性研究者に対し、男性の同僚も、その組織の幹部も、基本的に平等な態度をとるが、なかには例外もある。
 「今でも覚えてるけど、大学1年のとき、講師の一人が、多少の非難を込めて、ロシアの生物学は女性化しているなんて言ってたわね」。ロガチョワさんは語る。「でも、実際には、そんなことないけど。どこもだいたい半々だから」
 「私は、ノヴォシビルスク国立大学生物学部に入ったんだけど、女子のほうが2割くらい多かったかな」と言うのは、分子生物学者、イリーナ・アレクセーエンコさん。「女子が多かったのは、工学数学部、物理学部も同じ。でも、勉強はすごく難しかった」
イリーナ・アレクセーエンコさんはがん治療薬開発に取り組んでいる。イリーナ・アレクセーエンコさんはがん治療薬開発に取り組んでいる。
 今アレクセーエンコさんは、がん治療薬開発に取り組んでいる。彼女の母も祖父も、この病で亡くなった。研究を完成し、新薬を作り上げるために、彼女は民間投資を集め、自分の会社を設立し、すでに2年間経営している。
 「投資ファンドに行くと、いつも聞かれるの。なぜいまだにあなたは産休をとらないんですか、いつになったらとるのかなあ、なんて」とイリーナさん。「要するに、投資家たちは、男の社長が欲しいわけね。でも私は今のところ、どこへも行く気はないわ」

とても興味深く読みました:ロシア偉大な科学者が多い:

再生核研究所声明325(2016.10.14) ゼロ除算の状況について ー 研究・教育活動への参加を求めて

アリストテレス以来、あるいは西暦628年インドにおけるゼロの記録と、算術の確立以来、またアインシュタインの人生最大の懸案の問題とされてきた、ゼロで割る問題 ゼロ除算は、本質的に新しい局面を迎え、数学における初歩的な部分の欠落が明瞭になってきた。ここ70年を越えても教科書や学術書における数学の初歩的な部分の期待される変更 かつて無かった事である。ユークリッドの考えた空間と解析幾何学などで述べられる我々の空間は実は違っていた。いわゆる非ユークリッド空間とも違う空間が現れた。不思議な飛び、ワープ現象が起きている世界である。ゼロと無限の不思議な関係を述べている。これが我々の空間であると考えられる。
そこで、最近の成果を基に現状における学術書、教科書の変更すべき大勢を外観して置きたい。特に、大学学部までの初等数学において、日本人の寄与は皆無であると言えるから、ゼロ除算の教育、研究は日本人が数学の基礎に貢献できる稀なる好機にもなるので、数学者、教育者など関係者の協力、参加をお願いしたい。
先ず、数学の基礎である四則演算において ゼロでは割れない との世の定説を改め、自然に拡張された分数、割り算で、いつでも四則演算は例外なく、可能であるとする。数学はより美しく、完全であった。さらに、数学の奥深い世界を示している。ゼロ除算を含む体の構造、山田体が確立している。その考えは、殆ど当たり前の従来の演算の修正であるが、分数における考え方に新規で重要、面白い、概念がある。その際、小学生から割り算や分数の定義を除算の意味で 繰り返し減法(道脇方式)で定義し、ゼロ除算は自明であるとし 計算機が割り算を行うような算法で 計算方法も指導する。― この方法は割り算の簡明な算法として児童・生徒たちにも歓迎されるだろう。
反比例の法則や関数y=1/xの出現の際には、その原点での値はゼロであると 定義する。その広範な応用は 学習過程の進展に従って どんどん触れて行くこととする。応用する。
いわゆるユークリッド幾何学の学習においては、立体射影の概念に早期に触れ、ゼロ除算が拓いた新しい空間像を指導する。無限、無限の彼方の概念、平行線の概念、勾配の概念を変える必要がある。どのように、如何に、カリキュラムに取り組むかは、もちろん、慎重な検討が必要で、数学界、教育界などの関係者による国家的取り組み、協議が必要である。重要項目は、直交座標系で y軸の勾配はゼロであること。真無限における破壊現象接線などの新しい性質解析幾何学との美しい関係と調和すべての直線が原点を代数的に通り、平行な2直線は原点で代数的に交わっていること行列式と破壊現象の美しい関係など。三角関数や初等関数でも考え方を修正、補充する。直線とは、そもそも、従来の直線に原点を加えたもので、平行線の公理は実は成り立たず、我々の世界は、ユークリッド空間でも、いわゆる非ユークリッド幾何学でもない、新しい空間である。原点は、あらゆる直線の中心になっている。
大学レベルになれば、微積分、線形代数、微分方程式、複素解析をゼロ除算の発展の成果で修正、補充して行く。複素解析学におけるローラン展開の学習以前でも形式的なローラン展開(負べき項を含む展開)の中心の値をゼロ除算で定義し ― ゼロ除算算法、広範な応用を展開する。最も顕著な例は、tan 90度 の値がゼロであることで、いろいろ幾何学的な説明は、我々の空間の認識を変えるのに教育的で楽しい題材である。特に微分係数が正や負の無限大に収束(発散)する時微分係数をゼロと修正することによって、微分法の多くの公式や定理の表現が簡素化され、教科書の結構な記述の変更が要求される。媒介変数を含む多くの関数族は、ゼロ除算 算法統一的な視点が与えられる。多くの公式の記述が簡単になり、修正される。新しい、関数の素性が見えてくる。
複素解析学において 無限遠点はゼロで表現されると、コペルニクス的変更(無限とされていたのが実はゼロだった)を行い、極の概念を次のように変更する。極、特異点の定義は そのままであるが、それらの点の近傍で、限りなく無限の値に近づく値を位数まで込めて取るが、特異点自身では、ゼロ除算に言う、有限確定値をとるとする。その有限確定値のいろいろ幾何学的な意味を学ぶ。古典的な鏡像の定説;原点の 原点を中心とする円に関する鏡像は無限遠点であるは、誤りであり、修正し、ゼロであると いろいろな根拠によって説明する。これら、無限遠点の考え方の修正は、ユークリッド以来、我々の空間に対する認識の世界史上における大きな変更であり、数学を越えた世界観の変更を意味している。これはアリストテレスの世界の連続性の概念を変えるもので強力な不連続性を示している。 ― この文脈では天動説が地動説に変わった歴史上の事件が想起される。
ゼロ除算は 物理学を始め、広く自然科学や計算機科学への大きな影響があり、さらに哲学、宗教、文化への大きな影響がある。しかしながら、ゼロ除算の研究成果を教科書、学術書に遅滞なく取り入れていくことは、真智への愛、真理の追究の表現であり、四則演算が自由にできないとなれば、数学者ばかりではなく、人類の名誉にも関わることである。実際、ゼロ除算の歴史は 止むことのない闘争の歴史とともに人類の恥ずべき人類の愚かさの象徴となるだろう。世間ではゼロ除算について不適切な情報が溢れていて 今尚奇怪で抽象的な議論によって混乱していると言える。― 美しい世界が拓けているのに、誰がそれを閉ざそうと、隠したいと、無視したいと考えられるだろうか。我々は間違いを含む、不適切な数学を教えていると言える: ― 再生核研究所声明 41: 世界史、大義、評価、神、最後の審判 ―。
地動説のように真実は、実体は既に明らかである。 ― 研究と研究成果の活用の推進を 大きな夢を懐きながら 要請したい。 研究課題は基礎的で関与する分野は広い、いろいろな方の研究・教育活動への参加を求めたい。素人でも数学の研究に参加できる新しい初歩的な数学を沢山含んでいる。ゼロ除算は発展中の世界史上の事件、問題であると言える。
以 上
追記:
*156  Qian,T./Rodino,L.(eds.): Mathematical Analysis, Probability and
 Applications -Plenary Lectures: Isaac 2015, Macau, China.
 (Springer Proceedings in Mathematics and Statistics, Vol. 177)  Sep. 2016 305 pp.            (Springer)
Paper:Division by Zero z/0 = 0 in Euclidean Spaces
Dear Prof. Hiroshi Michiwaki, Hiroshi Okumura and Saburou Saitoh
With reference to above, The Editor-in-Chief IJMC (Prof. Haydar Akca) accepted the your paper after getting positive and supporting respond from the reviewer.
Now, we inform you that your paper is accepted for next issue of International Journal of Mathematics and Computation 9 Vol. 28; Issue  1, 2017),
数学基礎学力研究会のホームページ
URL

再生核研究所声明331(2016.11.04) 提案 ― ゼロ除算の研究は、学部卒論や修士論文の題材に適切

(雨上がり 山間部の散歩で考えが湧いた。ゼロ除算の下記論文は、新しい数学の研究課題で、学部4年生の卒論ゼミの課題、修士論文の研究課題に適切である:

The division by zero is uniquely and reasonably determined as 1/0=0/0=z/0=0 in the natural extensions of fractions. We have to change our basic ideas for our space and world:
http://www.diogenes.bg/ijam/contents/2014-27-2/9/9.pdf
Qian,T./Rodino,L.(eds.): Mathematical Analysis, Probability and Applications -Plenary Lectures: Isaac 2015, Macau, China. (Springer Proceedings in Mathematics and Statistics, Vol. 177) Sep. 2016        305 pp. (Springer) 
Paper:Division by Zero z/0 = 0 in Euclidean Spaces
Dear Prof. Hiroshi Michiwaki, Hiroshi Okumura and Saburou Saitoh
With reference to above, The Editor-in-Chief IJMC (Prof. Haydar Akca) accepted the your paper after getting positive and supporting respond from the reviewer.
Now, we inform you that your paper is accepted for next issue of International Journal of Mathematics and Computation 9 Vol. 28; Issue  1, 2017),
数学基礎学力研究会のホームページ
URL
簡単に理由を纏めて置きたい。
1) 基礎知識が学部3年生程度で十分で、基本的な結果を議論でき、新しい結果を導ける余地が十分に存在する。新規で、多くの人が興味を持つ課題で国際的にも広く交流できる。
2) 内容は、永い歴史を有する世界史の問題に関わり、空間の考え、勾配、微分、接線、連続性、無限など数学の基礎概念に関与している。相対性理論、ブラックホール、ビッグバン、計算機障害などにも関係している。
3) もともと歴史的な大問題で、ゼロ除算として永い歴史と文化に関わり、広い視点が発展中の生きた数学の中に持てる。
4) 論理には厳格性、精密性、創造性が要求され、数学の精神の涵養に適切である。予断と偏見、思い込みの深さなどについて人間を知ることが出来る。
5) 基礎数学の広範な修正構想に参画でき、物理学など広い研究課題への応用が展望でき、ゼロ除算算法のような新規で基礎数学の新しい手段を身に付けることが出来る。
6) 現在数学は高度化、細分化して、永い学習期間を経て創造的な仕事に取り掛かれるのが普通であるが、ゼロ除算の研究課題では初期段階から、新しい先端の研究に取り掛かれる基礎的な広い研究領域が存在する。ゼロ除算の研究課題は、世にも稀なる夢のある研究課題であると考えられる。― アリストテレス以来、あるいは西暦628年インドにおけるゼロの記録と、算術の確立以来、またアインシュタインの人生最大の懸案の問題とされてきた、ゼロで割る問題 ゼロ除算は、本質的に新しい局面を迎え、数学における初歩的な部分の欠落が明瞭になってきた。ここ70年を越えても教科書や学術書における数学の初歩的な部分の期待される変更 かつて無かった事である。ユークリッドの考えた空間と解析幾何学などで述べられる我々の空間は実は違っていた。いわゆる非ユークリッド空間とも違う空間が現れた。不思議な飛び、ワープ現象が起きている世界である。ゼロと無限の不思議な関係を述べている。これが我々の空間であると考えられる(再生核研究所声明325(2016.10.14) ゼロ除算の状況について ー 研究・教育活動への参加を求めて)。

偉大なる研究は 2段階の発展でなされる という考えによれば、ゼロ除算には何か画期的な発見が大いに期待できるのではないだろうか。 その意味では 天才や超秀才による本格的な研究が期待される。純粋数学として、新しい空間の意義、ワープ現象の解明が、さらには相対性理論との関係、ゼロ除算計算機障害問題の回避など、本質的で重要な問題が存在する。 他方、新しい空間について、ユークリッド幾何学の見直し、世のいろいろな現象におけるゼロ除算の発見など、数学愛好者の趣味の研究にも良いのではないだろうか。 ゼロ除算の研究課題は、理系の多くの人が驚いて楽しめる普遍的な課題で、論文は多くの人に愛される論文と考えられる。

以 上

再生核研究所声明3712017.6.27)ゼロ除算の講演― 国際会議 https://sites.google.com/site/sandrapinelas/icddea-2017 報告

ゼロ除算については、既に相当な世界を拓いていると考えるが、世の理解を求めている状況下で、理解と評価、反響にも関心がある:

ゼロ除算は 物理学を始め、広く自然科学や計算機科学への大きな影響があり、さらに哲学、宗教、文化への大きな影響がある。しかしながら、ゼロ除算の研究成果を教科書、学術書に遅滞なく取り入れていくことは、真智への愛、真理の追究の表現であり、四則演算が自由にできないとなれば、数学者ばかりではなく、人類の名誉にも関わることである。実際、ゼロ除算の歴史は 止むことのない闘争の歴史とともに人類の恥ずべき人類の愚かさの象徴となるだろう。世間ではゼロ除算について不適切な情報が溢れていて 今尚奇怪で抽象的な議論によって混乱していると言える。― 美しい世界が拓けているのに、誰がそれを閉ざそうと、隠したいと、無視したいと考えられるだろうか。我々は間違いを含む、不適切な数学を教えていると言える: ― 再生核研究所声明 41: 世界史、大義、評価、神、最後の審判 ―。
地動説のように真実は、実体は既に明らかである。 ― 研究と研究成果の活用の推進を 大きな夢を懐きながら 要請したい。 研究課題は基礎的で関与する分野は広い、いろいろな方の研究・教育活動への参加を求めたい。素人でも数学の研究に参加できる新しい初歩的な数学を沢山含んでいる。ゼロ除算は発展中の世界史上の事件、問題であると言える (再生核研究所声明325(2016.10.14) ゼロ除算の状況について ー 研究・教育活動への参加を求めて)

そのような折り、ISAAC マカオ国際会議では、招待、全体講演を行い、ゼロ除算について、触れ、 論文も発表したものの(Qian,T./Rodino,L.(eds.): Mathematical Analysis, Probability and Applications -Plenary Lectures: Isaac 2015, Macau, China.  (Springer Proceedings in Mathematics and Statistics, Vol. 177) Sep. 2016  305pp.(Springer)  
今回頭記の200名を超える大きな国際会議で、ゼロ除算と微分方程式について真正面からゼロ除算の成果を発表することができた。
ゼロ除算には、世界史と世界観がかかっているとの認識で、この国際会議を記念すべきものとするようにとの密かな望みを抱いて出席した。そこで、簡単に印象など記録として纏めて置きたい。
まずは、3日目 正規の晩餐会が開かれる恵まれた日に 最初に全体講演を行った。主催者の学生が多数出席されたり、軍の専属カメラマンが講演模様を沢山写真に収めていた。図版を用意し、大事な点はOHPで講演中図示していた。用意した原稿は良く見えるように配慮したので、全貌の理解は得られたものと考えられる。 結びには次のように述べ、示した。宣言文の性格を持たせるとの意思表示である:
{\bf The division by zero is uniquely and reasonably determined as $$1/0=0/0=z/0=0$$ in the natural extensions of fractions. \\
We have to change our basic ideas for our space and world.\\
We have to change our textbooks and scientific books on the division by zero.\\
Thank you for your attention.}

講演に対して、アラブ首長国の教授が、現代数学を破壊するので、全て認められないとの発言があった。後で、送迎中のバスの中で、とんちんかんな誤解をしている教授がいることが分かった。過去にも経験済みであるが、相当に二人共 感情的に見えた ― それはとんでもないという感じである。閉会式に参加者を代表して謝辞を述べられたギリシャの教授が、画期的な発見で、今回の国際会議の最大の話題であったと述べられたが、要点について話したところ、要点の全てについて深い理解をしていることが確認された。さらにゼロ除算の著書出版の具体的な計画を進めたいという、時宜を得た計画が相談の上、出来た。
そこで、講演原稿と図版を出席者たちにメールし、助言と意見を広く求めている。理解できないと述べられた人にも 要求に応じて送っているが、現在までのところ連絡、返答がない。
主催者から、50カ国以上から200名以上の出席者があったと述べられたが、そのような国際会議で、招待、全体講演を行うことができたのは 凄く記念すべきこととして、出版される会議録、論文集の出版に最善をつくし、交流ができた人々との交流を積極的に進めていきたい。尚、正規の日本人参加者は8名であった。
ゼロの発見国インドからは6名参加していたので、1300年も前に0/0=0が四則演算の創始者によって主張されていた事実を重要視してその状況を説明し、特に対話を深め、創始者に関する情報の収集についての協力をお願いした。ゼロ除算について理解した、分かったと繰り返し述べていたが、どうも感情が伴わず、心もとない感じであった。若いカナダの女性に印象を伺ったところ、沢山の具体例を挙げられたので、認めざるを得ない、内容や意義より驚きの感じで、それが講演に対する全体的な反響の状況を表していると考えられる。
歴史は未来によって作られる。今回の国際会議の意義は 今後の研究の進展で左右されるものと考える。しかしながら十分な記録は既に残されていると考えている。

以 上
The division by zero is uniquely and reasonably determined as 1/0=0/0=z/0=0 in the natural extensions of fractions. We have to change our basic ideas for our space and world

Division by Zero z/0 = 0 in Euclidean Spaces
Hiroshi Michiwaki, Hiroshi Okumura and Saburou Saitoh
International Journal of Mathematics and Computation Vol. 28(2017); Issue  1, 2017), 1
-16. 
http://www.scirp.org/journal/alamt   http://dx.doi.org/10.4236/alamt.2016.62007
http://www.ijapm.org/show-63-504-1.html

http://www.diogenes.bg/ijam/contents/2014-27-2/9/9.pdf

Relations of 0 and infinity
Hiroshi Okumura, Saburou Saitoh and Tsutomu Matsuura:
http://www.e-jikei.org/…/Camera%20ready%20manuscript_JTSS_A…

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