2015年4月30日木曜日

500~300万年前の最大海水面上昇10メートル程度

500~300万年前の最大海水面上昇10メートル程度
掲載日:2015年4月28日 印刷
 鮮新世(約533万年前~約258万年前)に起きた海水面上昇は最大で10メートル程度とみられる、という研究結果を東京大学大気海洋研究所などの研究チームが24日、発表した。
 鮮新世が注目されるのは、気温、海水温、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在より高く、予想される今世紀末の地球環境に似ていると考えられるため。東京大学大気海洋研究所の横山祐典(よこやま ゆうすけ)教授と山根雅子(やまね まさこ)博士課程学生(現ポスドク研究員)らと、同研究所の気候モデリング部門、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立極地研究所、東京大学総合研究博物館の合同チームは、鮮新世の地球環境をより詳しく知るため、東南極の氷床に着目した。
 東南極は、南極大陸を南北に走る南極横断山脈の東側の部分を指す。研究チームは東南極の氷床が解けて岩盤が露出した地域の岩石年代測定と氷床モデルを用い、鮮新世に東南極氷床の厚さがどう変化したかを推定した。この結果、鮮新世は現在よりも氷床が厚く、ウィルクス氷底盆地とオーロラ氷底盆地だけ氷床が大規模に解けたことが分かった。ただし、その他の地域で逆に氷床量が増加したことから、東南極全体では氷床の増減による海水面上昇への影響はほとんどなかった、という結論になった。
 鮮新世に海面の大幅な上昇があったことは、これまで既に研究者たちの一致した見解となっている。この時期に西南極とグリーランドの氷床の大部分が解けた、ということも同様だ。ただし、海水面の上昇については10~40メートルと予測値に大きな幅があった。さらに西南極氷床とグリーンランド氷床が全て解けていたとしても、世界的に海水準を10メートル上昇させるほどの量ではないことも分かっている。東南極の氷床がどれだけ解けたのか、あるいは解けなかったのかが、当時の海水面上昇値を割り出す鍵を握っていたことになる。
 東南極氷床の様子が解明できたことで、研究チームは「鮮新世の海面上昇が40メートルに上る可能性は極めて低く『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』で提唱されている変動幅見積りの下限である10メートルに近い可能性が示唆された」と言っている。
 一方、IPCCは温暖化の進行により今世紀末まで海水面がどれだけ上昇するかの予測を、2013年9月に公表した「IPCC 第5次評価報告書第1作業部会(自然科学的根拠)」の中で示している。それによると今世紀末(2081~2100年)の平均海面水位の上昇は「最も温暖化を抑えた場合」で26~55センチ、「最も温暖化が進んだ場合」で45~82センチとされている。

図. 氷床と気候の相互作用の模式図。
(a)は鮮新世を表し、(b)は現在を表している。鮮新世は温暖な時代で、全球的に水循環が活発であり、南極の降雪量が増加していたため、東南極氷床の厚さが厚かった。http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2015/04/20150428_01.html
再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念
先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である。
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって、
1)  人類の立ち入らない島や、地域の制定
2)  あらゆる生物種の保存
に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上


再生核研究所声明224(2015.4.21) 郵便ポストの適正配置を求める提案 ― ゴミの無責任な投棄を止めよう
(これは 新緑美しい山間の道を散歩しながら、バイクでの郵便配達の様子を拝見して考えが湧いたものである。平凡な声明が、世に実際的に貢献すれば良いと考えた。)
世の中の人間関係の多くの問題は、次の 公正の原則 で概ね解決できると考えて再生核研究所声明の原型が始められた:
再生核研究所声明 1 (2007/01/27):美しい社会はどうしたら、できるか、 美しい社会とは:
最近の世相として,不景気・政界・財界・官界・大学の不振,教育の混迷,さらにニューヨークのテロ事件,アフガン紛争,パレスチナ問題と心痛めることが多いことです.どうしたら美しい社会を築けるでしょうか.一年半も前に纏めた次の手記はそれらのすべての解決の基礎になると思いますが,如何でしょうか.
平成12年9月21日早朝,公正とは何かについて次のような考えがひらめいて目を覚ました.
1) 法律,規則,慣習,約束に合っているか.
2) 逆の立場に立ってみてそれは受け入れられるか.
3) それはみんなに受け入れられるか. 
4) それは安定的に実現可能か.
これらの 「公正の判定条件」 の視点から一つの行為を確認して諒となれば それは公正といえる.
現在,社会の規範が混乱し,不透明になっているように思うが,公正の原則 を確認して,行動していけば ―― これは容易なことではないが ―― 世の中は はるかに明るくなり,多くの混乱は少なくなると思いますが如何でしょうか.
また,こういうことを考える教育は,人間関係や社会生活の基本的な在り方を明らかにし,環境の保全などにも貢献すると思います.(以下略。)
そこで、今回は 極めて具体的に、各家庭で設置されている 郵便受けの設置場所についての検討を広く訴えたい。 郵便配達の方の立場を考えて、自分たちに都合の良い場所に 郵便受けの設置を考えるだけではなく、配達する人の立場も考えて 設置して 配達し易い様に考えようということである。 山間部等あまりに深く入り込んでいたり、 庭でも広く、奥深くに設置されていて、 配達する人の労苦、複雑さに驚かされている。 多くは バイクでの配達のようであるが、バイクでの観点も考えて、 より便利な設置を再検討したい。 郵便物を受け取る人も 配達する人も 楽しい状況になるように 配慮したい。
ついでに 余りにも当たり前のことであるが、美しい山や川に、 街に、 ゴミが捨てられていて、哀しくなる場面は 結構多い。極めて残念である。 美しい街、自然に相応しいものではない と常日頃繰り返し、思われるので、お互いに注意を換気したい。
美しい新緑の季節、自然を愛でて浩然の気を養いたい ― 再生核研究所声明223(2015.4.14) 人生の目的は、自然を愛でて楽しみ、ともに喜び合うこと ― 二十一世紀の壮大なロマン 真実(播磨屋助次郎著)を読んで。
                                     以 上
追記:
こうぜんのき【浩然の気】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
dictionary.goo.ne.jp › 国語辞書
こうぜんのき【浩然の気】とは。意味や解説、類語。《「孟子」公孫丑上から》1 天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気。2 物事にとらわれない、おおらかな心持ち。
(世界宗教用語大事典
こうぜんのき 【浩然の気】
『孟子・公孫丑上』に「我善く吾が浩然の気を養う」とあるのによる。天地間に充満している非常に大きく強い気(至大至剛の気)をいう。自分の行動が正しいと、この気が身中に満ち、不屈の道徳的勇気となるとする。浩気とも。明け方近くの清澄な大気をも意味し、呼吸法とも関係し、修養法ともされる。)

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