2015年2月25日水曜日

アメリカン・スナイパー

アメリカン・スナイパー
2015年02月25日(水)
テーマ:平和問題
記事
fujipon2015年02月24日 00:00アメリカン・スナイパー

あらすじ
イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。
参考リンク:映画『アメリカン・スナイパー』オフィシャルサイト
2015年5作目。
月曜日のレイトショーを観賞。
観客は僕も含めて20人くらいでした。
観終えたあと、なんだかすごくモヤモヤしたものが、ずっと心の中に残っていて、すっきりしないまま家路につきました。
……なんだかすごい緊張感にさらされた末に、ようやく解放されたと思ったら、そのまま何のフォローもなく放置プレイを食らったような感じです。
でも、これぞ、クリント・イーストウッドの映画、なんだよなあ。
白黒はっきりした、わかりやすい映画、説明過多の親切な映画、ドンパチを派手にやって、シアターを出たら、内容を忘れてしまう映画……
そんなハリウッド映画の中で、「灰色の映画」、わからないものを、わからないまま撮り続けることを許された(あるいは、求められている)稀有な存在。
主人公のクリス・カイルは、子どもの頃、父親にこう教えられます。
「世の中には、羊と狼と番犬がいる。羊は、暴力を否定することによって、平和に暮らせると思っている人々だ。だが、彼らは、ひとたび狼たちの暴力や悪意にさらされると、何もできずにやられてしまう。そこで、狼たちから羊を守る選ばれた存在が、番犬なんだ。誰かが、この番犬の役割をやらなければならない」
クリス・カイルは、まさに「良き番犬」になろうとした男、だったのです。
彼は最初、カウボーイのような生活に憧れるのですが(というか、イラク戦争の時期まで、アメリカの南部には、ロデオ大会が定期的に行われるような地域があったんですね。今はどうなんだろう?)、あるきっかけで軍に志願し、厳しい訓練を積んで、エリート「シールズ」の一員となるのです。
現代のハリウッド映画というと、ニューヨークとかロサンゼルスが舞台になることが多いので、「テキサス出身のカイルさんの若者時代の話」というのは、観ていて、「同じアメリカでも、ニューヨークとは全然違うものなんだな」と、興味深いものでした。
「シールズ」については、先日こんな話を読んだばかりだったので、カイルさんが酒場で、のちの妻になる女性をナンパ(?)をしているのを観て、ちょっとニヤニヤしてしまったんですよね。
『詐欺と詐称の大百科』より。
 エリート部隊や特殊部隊は、特に詐称者の垂涎の的である。2002年、合衆国海軍シールズ(訳注:上陸作戦時に偵察、海中障害物の除去などを行う特殊部隊)の一員を自称する千人以上の男たちが調査を受けた。その中で、本当のことを言っていたのは僅か三人だけだった! つまり、本物の海軍シールズ一人に対して、詐称者は三百人以上いたということになる。ブライアン・レナード・クリークマーとジョン・スミスもそうした詐称者だ。クリークマーは退役した元海軍シールズで、二十年以上も軍務に就いており、その間二つのシールズ・チームに所属していたと主張していたが、彼がこの話で気を惹こうとしていた女性が疑念を抱いた。そして彼女から連絡を受けた本物の元シールズ隊員によって、クリークマーが偽物であることが暴かれてしまった。スミスもまたシールズで、ヴェトナムでヘリコプターを撃墜されて捕虜にされたと主張していた。海軍の記録を調べると、彼は確かに海軍には所属していたが、シールズではなかった。
 カイルさんは「1000人の酔っぱらいの中で3人しかいない、本物のシールズ」だったのですけど。
 この『シールズ』の訓練風景がまたすごい、ああ、ファミコンウォーズ!というか、『フルメタルジャケット』というか(その二つじゃ、大違いではあります)。
 軍隊で上官が訓練中に兵士たちを罵倒する言葉って、ネットだったら大炎上しそうなハラスメント表現のオンパレード。
 「スナイパー」というのが、ここまで一般化された仕事で、索敵・偵察の役割も同時に果たしているということを、僕はこの映画をみてはじめて知りました。
 こんな人がいたら、戦場をオチオチ歩いていられないよなあ。
 この作品の冒頭に、自爆テロを行おうとしている(とみられる)子どもに対する、カイルの「撃つべきか撃たざるべきか」という選択の場面が出てきます。
 自爆テロを行うかもしれないといっても、相手は子ども。
「子どもを撃って、もし証拠がなかったら、軍の刑務所行きだぞ」なんて、同僚に釘をさされる場面もありました。
 子どもや女性を狙撃する。しかも、離れた場所、自分が反撃されるおそれは無い場所から。
 大人に言われたように、あるいは洗脳されていて「自爆テロ」をやろうとする子どもを撃ち殺すという罪悪感と、撃たなければ、自分の戦友たちが殺されるかもしれない、という危機感。
 こういうのって、「自分が比較的安全な場所にいるからこそ、つらい」という面もあるのでしょうね。
 カイルは、「安全な場所から、一方的に敵(と認定したもの)を撃ち殺す」ことに苛立ち、本来であれば行かなくてもいいような前線の任務にも参加していくのです。
 しかし、スナイパーというのは、微妙な立場ですよね。
 160人もの敵を射殺した、というのは凄いことなのだけど、その一方で、前線で戦う歩兵などに比較すれば、自分自身の危険度は低い。
 ましてや、自爆テロや罠は怖いとしても、戦力的には圧倒的に優位であるアメリカ軍側でもあるわけで。
 クリント・イーストウッドという人は、『硫黄島からの手紙』も撮っていますから、硫黄島の日本兵のように「カイルさんよりも、もっと絶望的な状況の、ほとんどそこで死ぬことが決まっている兵士たち」の存在も知っているのです。
 少なくとも、硫黄島の日本軍の守備隊よりも、イラクに派兵されたアメリカ軍のほうが、生き延びられる可能性は高いはず。
 にもかかわらず、クリス・カイルさんは、4度の従軍で、心の傷をどんどん深めていってしまった。
 カイルさんは、凄腕のスナイパーで、「英雄」であるのと同時に「戦争の被害者」でもある。
 カイルさんは、何もうつっていないテレビの画面を見つめています。
 戦場の光景が、頭にこびりついて、離れないのです。
 あまりにものどかなアメリカでの日常生活に、「同じ空の下では、兵士たちが血を流しているのに、みんな、そのことを知ろうともしない」と、憤る場面もありました。
 これを観ていると、カイルさんがキツそう、なのはもちろん、「この状況でこんなにストレスが大きいのだから、硫黄島守備隊なんて、精神的にもすごくつらかっただろうな」と想像してしまいます。
 すべてが「戦争を遂行するためのツール」と化していて、人々に戦争への協力をアピールするようなメディアが存在する時代は、病んでいる。
 しかしながら、「いま、自分の国が戦争を行っていること」すら、まともにメディアで採り上げられず、血みどろの戦地の話は目につきにくくされ、何も起こっていないかのように日常が進行していく時代というのは、もっと「おかしなこと」になっているのかもしれない。
 それがまさに、今のアメリカの姿、なんですよね。
 それでも、現実的には「番犬」がいなければ、世界中の羊は、狼に弄ばれ、食い散らかされて逃げ惑うばかりになってしまいます。
 カイルの妻は、言うのです。「あなたはもう十分貢献してきたし、もう、あなたがやらなくても良いじゃない」と。それは、家族として当たり前の感情だと思う。
 でも、カイルがやらなければ、その役割は、他の誰かがやるしかない。
「戦争は間違っている」「戦地に行くよりも、家族のもとにいたほうがいい」
 それはもう、まぎれもない「正論」なのだけれど、もし、全員がそう考えるようになって、誰も戦地に行かなくなったら、世界はどうなるのか?
 もしかしたら、世界中の人々が武器をすてて手をつなげば、平和な時代がやってくるのかもしれません。
 いま行われている戦争というのは、軍需産業の都合に従っているだけなのかもしれません。
 でも、だからといって、「自分から武器を捨て、争いをやめる」というのは、そう簡単にできることではないのです。
 その子どもが騙されていても、無知なるがゆえの行為なのだとしても、爆弾を抱えて近づいてくれば、撃たざるをえない。そうしないと、仲間が死んでしまう。
 綺麗事も法律も通用しない場所が、残念ながら、この世界にはまだたくさん存在しているのです。
 クリント・イーストウッド監督が描きたかったのは「英雄伝」ではなくて、「戦争、あるいは歴史という大きなうねりの前での、ひとりの人間の、そしてひとつの家族の儚さ」みたいなものではないかと、僕は感じました。
 絶対的に正しい人なんていない。
 だからこそ、争いというのは、終わらない。
 羊には羊の、狼には狼の、そして、番犬には番犬の、哀しみがある。
 アメリカという国は、まさに、みずからを「世界の番犬」だと位置づけてきた国、なんですよね。
 クリス・カイルの苦悩は、アメリカの苦悩でもあるのだと思います。
 周囲からは「圧倒的に有利なのに」と言われるけれど、彼らもまた、満身創痍になりながら、ずっと戦い続けているのだから。http://blogos.com/article/106338/
3.12 困ったイラク問題、小泉人気は、おかしい(2007/8/5): 
イラク問題には心を痛めています。3600名の犠牲者を出し、特殊車1500台を6000億円以上投入するというニュースがありました。アメリカとしては引くに引けない状態に陥ってしまい、膨大な出費です。戦争の泥沼は 古くは帝国の衰退をもたらした例が多くありますが、収拾の作戦を大国アメリカは作る事ができないのでしょうか? 本当に間違った軍事介入であったと後悔されます。多くの犠牲者を出し、膨大な資金を費やして 破壊と混乱だけを残したとなりかねないと思います。 ですから、平和の為に努力したいと思います。
小泉人気は、おかしいのではないでしょうか。
日本の国是に逆らって、イラク問題を誤らせ、同盟国アメリカを困らせてしまいました。
ブレア前首相も責任をとって、在任中に辞職されました。 ブッシュ大統領も厳しい批判に晒されています。
イギリス、アメリカの民主主義の素晴らしさを教えているのではないでしょうか。
ところが、日本はいかがでしょうか。 反省も責任もとらないのです。  これでは、日本の民主主義のレベルがどれ程のものかと世界の物笑いになってしまい、世界の信頼等は決して得られないのではないでしょうか。
戦後、日本の民主主義は、小学生レベルだといわれましたが、どれ程進歩したか と考えてしまいます。
アメリカも日本も困っていると言う事情はよく分かります。 せめて、小泉前首相がイラク軍事介入は、よした方がよい とブッシュ大統領に親友として助言しておけば、たとえアメリカが軍事介入したとしても日本の立場は、遙かに良かったのです。また、アラブ諸国をはじめ世界から日本は、尊敬されたのですが、追随したために日本の対応はちぐはぐになり、世界の信頼を失い、失笑をかっている状況ではないでしょうか。あの時、亀井氏は素晴らしくも反対意見を述べられたと思います。 誠に残念に思っています。
アメリカにとって、良くないと言うことを述べ、真の友人として適切な助言をして頂きたかったのです。明らかに、ブッシュ大統領は、間違った判断をし、アメリカの名誉と膨大な資金を使い、アメリカ自身を困らせてしまったのです。アメリカの正義が、揺らいでしまったのです。平和憲法を持つ日本は、武力でない解決を進言してほしかったのです。 さすが、イギリスは立派です。ブレア前首相は、自ら、イラクに赴き励まし、そして在任中に責任をとって辞められたのです。イギリスの民主主義の素晴らしさに感銘を受けています。 ところが、日本はどうでしょうか。ブッシュ大統領を支持し、アメリカでは既に失敗が常識となっているにも関わらず、日本では失敗を認めずノウノウとして、無責任にしているのです。 これでは、日本の良識や正義をアメリカもイギリスも又世界も信じず、結局、小学生レベルの良識しかないと談じられるのではないでしょうか。
イラク関連の歳出総額は7000億ドル(約84兆円)を超え、
ベトナム戦争(最近の通貨価値に換算すると約5700億ドル)の戦費を上回る見通しだ。
米軍死者4400人、戦費58兆円超=傷跡深く戦闘任務終結-イラク戦争http://www.jiji.com/jc/zc?k=201009/2010090100091&rel=j&g=int
軍需産業は米国経済を支える最大の柱である。米国の軍事費はGDPの4.3%の6800億ドルに達し、世界全体の軍事費の約45%を占めているとされる。とくに最近10年間の伸びは著しく、2001年の同時多発テロ事件以前は2900億ドルだった軍事支出が、2005年には5000億ドルと70%も増加。以後、毎年のように増額され、ゲイツ国防長官は2011年度の予算として7800億ドル(約65兆円)を要求している。
アメリカの正義であり、アメリカの軍事産業がたたけと言うのは、自分達の利益からしてもいうことになると思います。アメリカの危険な点は、時々戦争をしなければ、軍事産業が成り立たないような危険な体質をもっていることではないでしょうか。イラクをみれば分かるように、あの時、アメリカは、どこかで戦争を仕掛けたいという動機があったのではないでしょうか。 この辺の読みを深く冷静に アメリカ議会の動きを掌握しておく事こそ、日本の国防の最高戦略でなければならないのではないでしょうか。

再生核研究所声明 10 (2007/09/10): 絶対的な世界の平和のために
地球上から一切の暴力を無くすることできたら どんなに素晴らしい世界が実現できるでしょうか。しかしながら、その実現は 実は簡単ではないでしょうか。声明1の公正の原則:
1) 法律,規則,慣習,約束に合っているか
2) 逆の立場に立ってみてそれは受け入れられるか
3) それはみんなに受け入れられるか
4) それは安定的に実現可能か
によって、暴力のない社会が実現できると考えます。 大きな暴力は戦争であり、小さな暴力は個人的な或いはある組織による暴力です。 暴力のない世界を実現するには 暴力のない国を参考にすればよいのではないでしょうか。 それには先ず
1)大きな権力を国際組織に移すために、各国とも自国の約4分の1の軍隊を 経費も含めて国際組織の配下において運営し、地球防衛軍(地球公務員)として、高い名誉と任務を与え、国家間の戦争を阻止する。地球防衛軍は 初期の段階では世界の秩序の保全を主な任務とするが、世界が安定するにつれて、地球の環境の保全や災害補助活動などが主な任務になる。
2)国際組織は国連の改革、拡充によって実現できると考えます。
3)国際組織は 日本国憲法第25条:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない   
の精神に従って 全ての人間に最低生活(生存権)を保障することを世界に宣言し、かつそれを確実に実行する。 これらが実現すれば 絶対的に平和な世界が実現し、本質的には暴力のない世界が実現できるのではないでしょうか。大国アメリカは、イラク問題などで多くの犠牲者を出し、膨大な軍事費をかけていますが、そのような経費をこのような方向でかければ、遙かに少ない経費で大きな効果を挙げることができると考えます。世界の如何なる国にとっても この方法は安上がりであり、人類と地球に優しい世界が実現すると考えます。この方向は 日本国において明治政府が樹立され、平和な国家が実現した流れを想起すれば、実現できると考えます。最低生活が保障されれば、暴力を起こして殺戮するようなことを考える人は 世にいなくなるのではないでしょうか。国際組織が権力を掌握するにつれて 各国は軍事費を抑え、民生や環境に優しい 美しい営みに それらの経費をまわすことができます。多くの軍関係者もそのような美しい営みの方向に力を向けることができます。みなさん このような方向で、絶対的に平和な世界の実現の為に努力しようではありませんか。 このような精神の基で、平和憲法をもつ日本が 世界に先駆けて、日本軍の約4分の1を経費も含めて国連軍として、国連に出す意志のあることを宣言することを提案します。 ただ戦争や暴力を批判しているのではなく、どの様にすれば そのようなことを無くすることができるかを 具体的に提案しているのです。
             以 上
3.19 戦争、人間の愚かさ(2007/8/12): 
昨日、劣化ウラン弾の影響でイラクの子供達が、癌になり髪が抜けたり、片目を失ったりという子供のニュースを見ました。
民主主義の大国であるアメリカが どうしてあのように残酷な兵器を使っているのかと不思議でなりません。
人間とは、そんなにも身勝手なものかと考えてしまいます。
日本の借金は、子供達への大きなツケであり、このような事を無責任に続けていて、良い社会ができるはずがないのではないでしょうか。 
参考データ:
 世界の軍事費が1兆ドルを超えました。ストックホルム国際平和研究所が2005年6月7日、公表した年鑑の中で指摘している。
 2004年の世界の軍事費合計は1兆400億ドルで前年比6%の増加。米ソ冷戦期の最高値よりは6%少ないものの、「冷戦の真っ最中の水準に再び近づきつつある」と警告している。
 年鑑は世界の軍事費増は「米国とその軍事同盟国の海外での軍事活動が主な要因」と指摘しています。実際、米国の軍事費は12%増の4550億ドル。2位から33位までの軍事費の合計に匹敵するものである。
 また、兵器製造などに関わる軍事企業のトップ100社の総売上が世界の最貧61カ国のGDPの合計にほぼ匹敵する事も指摘している。
 日本は米国に次ぐ世界2位の軍事大国です
 2002年の日本の軍事支出は、ストックホルム国際平和研究所の調査によると、ドル換算で467億㌦(約5兆5千億円)となり、米国に次いで世界で二番目の高さである。以下は英国、フランス、中国の順で、この5カ国で世界全体の62%を占めている。
 ストックホルム国際平和研究所の調査以前におこなった英国国際戦略研究所調査によると、世界3位であったが、日本は不名誉な2位に格上げされたことになる。ちなみに英国国際戦略研究所の発表による世界各国の軍事費総額は、7980億ドルで、軍事費支出の上位20位の順位は次の通りである。
◆世界各国の軍事費支出順位◆(単位:ドル)
(英国国際戦略研究所資料) 
  1位 アメリカ  2946億
  2位 ロシア  588億
  3位 日本 444億
  4位 中国 411億
  5位 フランス   342億
  6位 イギリス   338億
  7位 ドイツ  282億
  8位 イタリア   205億
  9位 サウジアラビア 183億
 10位 ブラジル    175億
 12位 インド  144億
 13位 韓国 125億
 15位 イスラエル 94億
 16位 カナダ   75億
 17位 イラン   73億
 19位 オーストラリア  70億
 20位 パキスタン 36億
 NPO法人市民教育交流の会は世界の軍事費総額(7980億ドル)を平和や生活向上に使ったら、どんなことができるのか、次のような興味深い試算をしています。
●途上国(重債務貧困国)の債務を 4010億ドル    
 アフガニスタンカンボジアなど「低所得国」61カ国の対外債務 4010億ドル
 ベトナム、エチオピア、ソマリアなど「特に借金の返済が困難な国(重債務貧困国)」の40ヶ国の対外債務    約2200億ドル
 ★巨大な債務がなくなれば、医療や保健、福祉などの国内での整備も可能になる。
●世界中の兵器を廃棄する 1720億ドル
    ・核兵器の廃棄       600億ドル
    ・化学兵器の廃棄     500億ドル
    ・化学兵器に汚染された地域の環境浄化 500億ドル
    ・通常兵器、小型兵器の廃棄      120億ドル
              (米モントレー国際研究所資料)
 ★アメリカの軍事費のおよそ半分で全ての兵器を廃棄できる。
●世界のすべての埋まっている地雷の撤去 330億ドル
 現在世界中にある地雷は1億1000万個。地雷1つを除去するために300ドル以上かかる。世界の全ての地雷を除去するためには、最低330億ドルあれば、可能。アフガニスタンの国内の地雷は1000万個、30億ドルで除去できる。
●すべての地雷被害者に義足などを贈る    約3億ドル
 地雷による被害者は25万人(死者を含めると50万人)。さらに毎年2万5千人の犠牲者が出ている。2億5千万ドルでこの人たちに義足を贈ることができる。
●アフガニスタン             250億ドル 
 (UNEPなど)アフガニスタンの難民は、国内外合わせて、750万人。この人々も含め、全てのアフガニスタンの人々が安心して生活できるようになるためには、250億ドルが必要といわれている。
 日本の軍事費の約半分、アメリカの10分の1でこのことは可能になる。
●世界の飢餓に苦しむ人(約8億人)の1年分の食糧援助   980億ドル
  (国連世界食糧計画)
●世界中の約2000万人の難民支援用テントや毛布を援助   1億ドル
  (国連ユニセフ他)
●世界中の人々に基礎的な教育を受けさせることができる。  60億ドル
  (ワールドウォッチ研究所)
●世界中の子供達をビタミン不足による失明から救う      2千万ドル
  (国連WHO)
●世界中の人々に安全な飲み水と下水設備を提供できる     90億ドル
  (ワールドウォッチ研究所)
●世界中の女性の出産に関わる保健衛生費として       120億ドル
  (ワールドウォッチ研究所)
●世界中の砂漠化の防止                  87億ドル 
  (国連砂漠化防止条約)

イラク激戦の街、新生児の異常増 米軍兵器の影響指摘も
朝日新聞デジタル 4月1日(月)5時40分配信 (有料記事)
両手足の指が6本ずつあるザハラ・マジドちゃん(7)と父。視力が弱く、歩いたり話したりすることもできない=3月6日、ファルージャの病院、村山祐介撮影
イラク戦争で米軍の掃討作戦が展開された中部ファルージャにある地元総合病院で、この3年半に少なくとも1158人の子どもに先天異常が確認された。このうち11カ月間の新生児を対象とした調査では先天異常の発生率が14・4%だった。原因は未解明だが、米軍兵器の影響も指摘されている。イラク保健省は実態調査を始めている。イラク戦争後、先天異常の増加が住民の間で不安を広げていた。地域最大の国立ファルージャ総合病院は2009年10月以降、サミラ・アラーニ小児科医(48)=3月からファルージャ母子病院勤務=を中心に出生状況の把握に乗り出し、これまでに1158人の子どもに先天異常が確認された。……

ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる
結合双生児として生まれ、「ベトちゃんとドクちゃん」の
名で親しまれた兄弟の分離手術成功から25年を記念する
式典が6日、ベトナム南部ホーチミン市内のホテルで開かれた。
下半身がつながった状態で生まれた2人は1988年10月4日、
日本赤十字社の医師も立ち会いの下、同市のトゥーズー病院で
分離手術を受けた。
兄のグエン・ベトさんは脳症の後遺症で手術後も寝たきりの
状態が続き、2007年10月に肺炎などのため死去した。
弟のドクさん(32)は現在、同病院で事務の仕事をしている。
トンキン湾事件
トンキン湾事件(とんきんわんじけん、英: Gulf of Tonkin Incident, 越:Sự kiện Vịnh Bắc Bộ/事件灣北部)は、1964年8月、北ベトナム沖のトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。これをきっかけにアメリカは本格的にベトナム戦争に介入、北爆を開始した。アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領支持を決議をした。しかし、1971年6月『ニューヨーク・タイムズ』が所謂「ペンタゴン・ペーパーズ」を入手、事件はアメリカが仕組んだものだったことを暴露した。
盧溝橋事件
イラク関連の歳出総額は7000億ドル(約84兆円)を超え、
ベトナム戦争(最近の通貨価値に換算すると約5700億ドル)の戦費を上回る見通しだ。
米軍死者4400人、戦費58兆円超=傷跡深く戦闘任務終結-イラク戦争http://www.jiji.com/jc/zc?k=201009/2010090100091&rel=j&g=int
軍需産業は米国経済を支える最大の柱である。米国の軍事費はGDPの4.3%の6800億ドルに達し、世界全体の軍事費の約45%を占めているとされる。とくに最近10年間の伸びは著しく、2001年の同時多発テロ事件以前は2900億ドルだった軍事支出が、2005年には5000億ドルと70%も増加。以後、毎年のように増額され、ゲイツ国防長官は2011年度の予算として7800億ドル(約65兆円)を要求している。
3・9
アメリカの正義であり、アメリカの軍事産業がたたけと言うのは、自分達の利益からしてもいうことになると思います。アメリカの危険な点は、時々戦争をしなければ、軍事産業が成り立たないような危険な体質をもっていることではないでしょうか。イラクをみれば分かるように、あの時、アメリカは、どこかで戦争を仕掛けたいという動機があったのではないでしょうか。 この辺の読みを深く冷静に アメリカ議会の動きを掌握しておく事こそ、日本の国防の最高戦略でなければならないのではないでしょうか。
奈良の東大寺大仏殿って、
何であんなに大きいものを人が作ることを出来たのでしょうか?:
あんなに大きい大仏の作り方など、教えてください!
作り方は調べれば、詳しくわかりますね。 
問題は、どうしてそのようなものができたかですね。 
世界には、ピラミッド、万里の長城、いろいろな修道院、お城、等本当に信じられないのが多いですね。
建物ばかりはないですね。 
宗教画、仏典、絵画等文化などもそうです。 
数学なども将来、驚きの記念碑に成るでしょうか。 
どうしてそんなことまで考えたのかと。
原理は、慣性の法則ではないでしょうか。 
もちろん、政治的な意図で始まっても、そのうち習慣となり、流れで、どんどん進んでしまう状況が有りますね。
具体例で考えると、万里の長城、守るために作り始めますね。 
するとそれを作る、組織、人々の集まりができてしまい、止められない状況ができてしまいます。 
そのうち守る考えから、美しい形や違った方向に考えが変わっていきます。 
例えば軍でもそうですね。 
明治政府 幕府を倒したら、兵隊さんが不要になってしまい、仕方ないから、朝鮮に出そうと考えたのですね。
現在のアメリカ軍もそうではないでしょうか。 
膨大な軍事費を掛けているので、その活用を考えるために、何か紛争や軍の出番がないと困る 状況が有りますね。
研究でもそうですね。 
とっくに終わっているのに、人や設備ができているので、惰性でやっているものが多いですね。
主流などという研究は、おうおうにしてそうではないでしょうか。
米テロ、対策に300兆円
【ワシントン共同】アフガニスタン、イラク戦争や米国内での安全対策、退役軍人への補償など中枢同時テロに伴う米政府の支出総額が、最大約4兆ドル(約307兆円)との試算を米ブラウン大グループがまとめた。米政府の累積債務は、2001年の約5兆8千億ドルから11年の約15兆5千億ドル(推定)に膨張し財政を圧迫。一方、アルカイダは800万分の1の約50万ドルしか投じず、財政でも「非対称の戦争」が明白

北朝鮮は米国の同盟国?ペイリン氏が失言
これは失言ではなく、本音ではないでしょうか


豊臣秀吉はなぜ朝鮮に出兵したのかな?最終的な目的がわからないです:
これは簡単ではないでしょうか。 
普遍的に存在する動機がありますね。
平和になると、膨大な軍人さんが必要無くなってしまいます。
そこで、仕事場を探したのですね。 
失業対策です。 
明治政府も同じ問題を抱えましたが、国際視野の広い人たちが抑えましたね。
そのような意味で、徳川幕府は賢明だったと言えると思います。
アメリカには、賢明になって頂きたいですね。

アメリカは戦争をしないと国が潰れてしまうのですか?
また、そうだとしたらそれは何故ですか?
世界の多くの人が、同じような印象を抱いているのでは。
真実の面が有るのでは。
世界最強の軍隊を持つ国、それは 軍関係が大きな社会の部分を占めていて、軍事産業なども 大きな部分を占めているのは事実です。
すると景気を良くするには、兵器を消耗する必要が有りますから、逆に戦場、混乱、弾薬を使用する場が 必要だとなりかねないですね。
兵器は使わないと、
新しい兵器を買ってあげられないから・・・。
こうしたデータから見ると、アメリカは1776年の建国後の237年間のうち、112年間に52回、戦争や軍事行動を行っています。
この112年間の半分に近い47%の時間、戦闘行為を続けていることになります。
アメリカは平均すると4年半に一度のペースで軍事行動を起こし、戦争を繰り返しています。
戦争をなくすには、軍事産業で国が成り立っているアメリカの経済を変革しなければならないという考えはダメですか?http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13141279013
これがアメリカの「軍事企業」トップ10だ ボーイング以外にも多くの優良企業が上場
米国が真剣に検討し始めたロボット軍隊
1旅団の兵士を1000人削減しロボットに置き換える
米英の無人機攻撃、民間人479人犠牲 国連依頼で調査
米海軍、新兵器の開発続々 ペルシャ湾でレーザー砲実験も
ttp://www.cnn.co.jp/usa/35046496.html?tag=top;subStory
9・11自作自演テロなど、自作自演の工作も行って一方的な戦争(大量虐殺と破壊)を仕掛けて、都合の良い政権を打ち立てるなどのやりたい放題の悪行を行ってきた極悪アメリカが、どの面下げて、ロシアのウクライナ介入やクリミア編入などを非難しているんでしょうかね。
アメリカ原住民の大量虐殺から始まって、黒人奴隷の強制連行と大量虐殺、米西戦争、米比戦争、義和団の乱への派兵、コロンビア領パナマ侵攻、キューバ侵攻、ニカラグア侵攻、メキシコ侵攻、ハイチ侵攻、再びメキシコ侵攻、ドミニカ共和国侵攻、シベリア出兵、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、レバノン派兵、再びキューバ侵攻、ベトナム戦争、再びドミニカ共和国派兵、カンボジア侵攻、ラオス侵攻、レバノン派兵、ニカラグア空爆、グレナダ侵攻、リビア空爆、パナマ侵攻、湾岸戦争、ソマリア派兵、二度のイラク空爆、ハイチ派兵、ボスニア・ヘルツェゴビナ空爆、イラク空爆、スーダン空爆、アフガニスタン空爆、イラク空爆、コソボ空爆、よたびイラク空爆、アフガニスタン戦争、イラク戦争、リベリア派兵、ハイチ派兵、ソマリア空爆、リビア攻撃などなど。
(新里山文明 ― 私は、基本的には、社会の制度、経済の仕組みにまで立ち入らないと解決はしないと思っています。無駄をすればするほど、景気がよくなるという経済の仕組みの通用した時代は、もうあきらめたほうがいいと思っています。技術と社会制度と、それに人々との考え方と、みんな一緒にならないと循環社会、新里山文明の時代は来そうにありません。

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