2014年7月10日木曜日

CL優勝監督が見たグループC。 予想外のギリシャ勝利、予想通りの 日本敗退。「日本はバランスを欠き、攻撃が歪」

CL優勝監督が見たグループC。
予想外のギリシャ勝利、予想通りの
日本敗退。「日本はバランスを欠き、攻撃が歪」
「コートジボワール代表をいつの日か率いてみたい」
――グループCの結果を、開幕前にミスターはどう予想されていたのでしょうか?
アンチェロッティ「コロンビアとコートジボワール。この両者が勝ち抜けると私も予想していた。というより、それは確信に近かったとさえ言えるだろう。
 コロンビアは、まさに今大会での戦績が示す通り、その実力はグループCの中で頭ひとつ抜け出ているのみならず、世界的にみても間違いなくトップ10に入ると言って差し支えない。
 ベスト8に進んだ場合、そこで当たるのはブラジルとなる。最後は自力でブラジルが勝るのであろうが、それでも彼らコロンビアの選手達はW杯8強の名に恥じない試合を見せてくれるだろう(編注:実際にコロンビアはベスト8に進出し、ブラジルに2-1と惜敗した)。
 かりにファルカオの故障がなければどうなっていたか……。今大会に留まらず、これから先もまた彼らは世界のサッカーシーンで重要な役を担っていくに違いない。とはいえ、直ぐに世界の頂点にまで達し得るかどうかはまた別の話になるのだろうが。
 一方、コートジボワールについては、その総合力を高く評価していたのはもちろん事実なんだが、むしろ彼らに対して私が抱いていた思いは、正直に言ってしまえば、一ファンのそれに近いものだったと言うべきだろう。私はコートジボワールを応援していた。
 もっとも、何も今大会に限ったことではなくて、もう随分と前から私がこの代表に強く惹かれていたからなんだよ。個人的にドログバと間近で接する機会を得たというのもその理由のひとつではあるんだが、とにかく『この代表をいつの日か率いてみたい』と、そう私は折に触れて述べてもいる。
 そして、実際にこの両者の対戦を眼にして例の予想はまさに確信に変わっていた。やはりコロンビアとコートジボワールが上に行くべきであると。だが、後者は最後にギリシャ戦を落として敗退。残念だが、ここはやはりギリシャの健闘を称えなければならない」
「ギリシャと日本は当初からグループリーグ敗退の可能性が高かった」
――コロンビアとコートジボワールが上に行くと確信していたということは、つまり、言い換えるまでもなく、その上に行く可能性がギリシャと日本にはないと見ていたということですね。
「いやいや、まさかそこまで断定的に見ていたわけでは決してない。この私も監督という仕事を長きに渡ってやっているのだから、勝負事の怖さはそれなりに知っているつもりだからね。
 ただ、純粋に戦力を見た場合、そしてそれを客観的に分析した上で、備えている総合力という意味ではやはりコロンビアとコートジボワールが上を行っていると、そう判断していたということだよ。
 それに、ギリシャと日本と言えば、両者とも私に忘れ難き美しい思い出を与えてくれた国、ギリシャ(アテネ)は私のミランがCLを制する舞台となった国だし、一方の日本(横浜)で私たちはクラブ世界一という栄冠に輝いているのだからね、この二つの国を悪く言うなんてことは絶対にできないんだよ。
 と、まぁそれは本題とは関係のない話として、言えるのはやはり、その技術レベルという意味でギリシャと日本は当初からグループリーグ敗退の可能性が高かったと、むしろ上に行く可能性は極めて低いと私は見ていた。
 だが、その予想を覆してギリシャは決勝Tへ進んでみせた。単に堅いだけではない、柔軟性をも兼ね備えた守備の力で彼らギリシャは勝ち抜けてみせた。攻め込まれても守り抜く。そのために必要な技術と精神力をやはりギリシャの選手達は持ち合わせていた。
 だからこそあれだけの結束力を示し得たのだろう。そして、このギリシャの戦い方を顧みながら今にして敢えて指摘すべきは、まさにその結束力を今大会のスペインとイタリアは欠いていたということだ。
 どんなに技術で劣ろうとも、チームとしての団結力で勝れば必ず勝機はある。団結力は執念と言い換えることも出来る。この事実を、まさに今大会のギリシャは見事に示してくれた。多くのチームが参考とすべき事例なのだろう」
「攻めの形が歪になれば、その歪みは守備に影響する」
――では、一方の日本代表についてはどのような印象を抱かれているのでしょうか?
「正直なところすべてを見てはないので確かなことは言えないんだが、私が見た限りにおいて言えば、やはりチームとしてのバランスを著しく欠いていたと指摘しなければならないのだろう。
 常に自分たちの側から仕掛けていこうとする姿勢、常に主導権を握ろうという考え方そのものは確かに素晴らしい。もちろん間違いではない。高く評価されるべきとは思うのだが、やはりそこに最も重要なバランスを欠く場面が少なくはなかったというべきなのではないか。
 バランスを欠いているからこそ、折角の積極的な攻め自体が歪な形になっていたように思う。攻めの形が歪になれば、その歪みは守備に影響する」
――このグループCで最も強く印象に残った場面とは?
「対コロンビアでのジェルビーニョのゴール。『FW』に必要なすべての要素が凝縮されたゴールだったとさえ言えるのではないか。実に有能な選手だ。だけではない、このFWは今後さらに大きく成長していくだろう」
――では、逆に最も“良くない例”として挙げるべきプレーとは?
「ギリシャVSコートジボワール。あのロスタイムでのファウル。最後の最後でギリシャに勝利をプレゼントすることになったあの軽率なプレーは、もちろんそれが往々にして起こり得ることとは言え、やはり厳しく指摘されなければならない。
 もっとも、こうした類いのミスはアフリカ勢の試合では決して珍しくはないのだが。そして、だからこそ私は、いつの日か彼らを指導したいと考えているんだよ。それは私の夢でもある。
 あれだけの潜在力を持つ選手達が戦術のスキルで今よりも一段上の域に行けば、そして今はまだ欠けているメンタリティを備えるに至れば、非常に高い確率で彼らは世界の列強としての地位を確立してみせるだろう。まさに、アフリカの国々が持つ可能性は無限だ。中でも特にコートジボワールはその可能性に満ち溢れている」
text by クリスティアーノ・ルイウ
再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上
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