2014年7月5日土曜日

【オシム分析1】次期監督候補アギーレ氏は必ず結果出す ただし…

【オシム分析1】次期監督候補アギーレ氏は必ず結果出す ただし…
日本代表の次期監督候補に元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏(55)の名前が挙がっている。元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(73)はどう捉えているだろうか。
ザッケローニ監督の後任として元メキシコ代表監督のアギーレの名前が挙がっていると聞いた。アギーレは欧州でも知られている。メキシコのほかスペインのサラゴサ、Aマドリードなど多くのチームで指揮を執った。
現役時代は中盤の選手で、86年の地元W杯でベスト8になった時のメンバー。当時のメキシコ代表監督は私と同じ旧ユーゴスラビア出身のミルチノビッチだった。確かアギーレは準々決勝の西ドイツ戦で退場になった記憶がある。(メキシコはPK戦で敗れた)
監督としては守備的な戦術家だという印象がある。どんなチームを引き受けても必ず結果を出し、サプライズを起こす。守備のスペシャリストだといっていい。日本の弱点が守備だから、ちょうどいいかもしれない(笑い)。日本の成長を助けてくれるか注目に値する。
ただし、ザッケローニのやり方とは違う方法だ。アギーレがもし監督になったとしても、そのやり方の定着には長い時間がかかるだろう。短期的には忍耐が必要だ。長期的には継続性をどう確保するか。一つのチームでも、長い間選手たちがともにプレーして、あうんの呼吸を身につける必要がある。日本サッカー界全体の方向性を探り、それが浸透するのにはもっと時間がかかる。その意味でも、ザッケローニの遺産をどう生かすかを考えるべきだ。アギーレが就任するかどうかとは別の問題として「チャオ、ザック、アリベデルチ(イタリア語でさようなら)」で簡単に済ませてしまってはいけない。

再生核研究所声明169(2014.6.25) サッカー観戦の印象 と 日本チーム強化の戦略
(サッカーファンからの要望によって、日本チームを強くする戦略を考察した。)
ワールドカップ日本の観戦をして、自国チームが負けるのは、生物の本能に由来するように、嫌なものである。 誰でもそうではないだろうか。― 生命には、本質的に切なさが存在する。― 数学などの研究を永くしてくると あまりにも厳しい世界で とても志す気には成れない。数学などの研究は 何十年のスパンで 長期戦略で進める求道や 真理の追究、人生の志に由来する。
サッカーは 子供の頃校庭でよくやったものであるが、勝負と言えるようなことをやったことは無く、全くの素人である。
しかし、今回の日本戦を見て、良い戦略、強化方法が思い付いたので、上記要望も寄せられた経緯も有るので、触れて、提案したい。言うは易く、行うは難しい??
特に、ギリシャ戦などでは、全体的な力では相当優位にあるように見えたが、結局、引き分けに終わった苦しい戦いであった。どうしてだろう。 それは、ゴールを決められない決定的な弱点にある。 ゴールを決めることは、サッカーで 優位に立つ 重要な、肝心な点 ではないだろうか。初戦についても言える。コロンビア戦についても言える。ゴールの機会は、結構あったと言える。
そこで、次のような訓練は 如何であろうか。
ゴールを狙える立場の人は、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決める訓練を徹底的にやる。
この訓練は ゴールキーパーにはよらず、 何時でも安定的に練習ができ、何時でも、最も有効にゴール決める方法である。 本能かも知れないが、ゴールを狙うとき、わざわざキーパーにぶつけているような例が多く見られる。これは、極めて残念な場合である。ゴールを狙う機会はそう多くはないので、痛切残念、そのような場合には、国中でため息が聞かれる状況と言える。
条件反射的に、ゴールの枠にぶつけて、反射で ゴールを決めるような訓練を 徹底的にして欲しい。
総合的な力を付けるのは、専門家の課題であるが、この要点をしっかり訓練すれば、戦力は飛躍的に向上するのではないだろうか。実際、ゴールを決めている場合、ゴールの枠にぶつかって、ゴールを決めている場合が多く見られる。既にそのような訓練を意図的に行っているのではないだろうか。
サッカーの印象は、アジアや日本は まだまだ伝統が浅く、世界レベルから見ると、まだ力不足は否めない。 伝統は甘くはない。世界的になる、世界を狙う精神がどのようなものか、その精神がまだ、しっかり身についていないと言うことではないだろうか。 これは単にサッカーばかりではなく、近代科学や民主主義、人権、評価システム、大学の在りよう、マスコミの在りよう、政治家の在りようなどなど、欧米から 入ってきた多くが表面的な物まねで、それらの深いところの理解が 浅く、しっかりしていない状況と同様ではないだろうか。輸入したものを身に付けるのは、教えられ、学んだものを身に付けるのは、 一朝一夕にはゆかないのが、道理ではないだろうか。長期的な視点に立って、頑張って欲しい。
以 上

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