2015年5月4日月曜日

みどりの日:命のゆりかご 奄美

みどりの日:命のゆりかご 奄美
2015年05月04日
天を覆う巨大なガジュマル=鹿児島県の奄美大島で、須賀川理撮影
天を覆う巨大なガジュマル=鹿児島県の奄美大島で、須賀川理撮影
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 国内有数の豊かな生態系で知られる鹿児島県の奄美大島。政府は徳之島(鹿児島)と沖縄本島北部、西表島(沖縄県)を含めた4島を「奄美・琉球」として、世界自然遺産の候補地と決め、2017年の登録を目指している。独自の進化を遂げた多様な生き物が息づく「命を育む島」を訪ねた。【河内敏康】
大雨を降らせた鉛色の雲が立ち去り、南国らしい青空が顔をのぞかせた4月下旬、奄美大島中部の奄美市住用(すみよう)町の山に入った。
「ギャー、ギャー」。けたたましい声に驚いて振り返ると、瑠璃色の羽をした鳥が頭上を飛び去った。その美しさにしばし見とれていると、「国指定の天然記念物のルリカケスですよ」とガイドで写真家の常田守さん(56)が教えてくれた。さらに急流沿いを歩いて上ると、小指の先ほどのフンが大量に落ちていた。国の特別天然記念物のアマミノクロウサギのものという。ヒゲのように木から垂れ下がっているように見える黄緑色の植物は、絶滅危惧種のヨウラクヒバ。岩上で薄黄緑色の花を咲かせていたのは奄美大島にしか生息していないフジノカンアオイという。目の前に飛び出してきたカエルも奄美群島の固有種、アマミハナサキガエルだった。次々に姿を現す多様な生き物たちに圧倒された。
出発から1時間半。突然、目の前に巨大なガジュマルが現れた。亜熱帯から熱帯にかけて広く分布する常緑高木だ。別の木の上で発芽し、気根を木に複雑に絡みつけながら地面に向けて伸ばし、成長していく。
その高さは優に30メートルはあり、幹から伸びた幾筋もの気根が岩石にがっちりと絡みついていた。土台となる元の木がみられないため、数百年は経過しているだろうか。木の根元から見上げると、まるで天空が緑のじゅうたんで覆われているかのように美しかった。
緑にあふれ、生命がみなぎる神聖な森。奄美の生き物たちにとって、この森こそがまさに「命のゆりかご」だ。絶滅の恐れのある野生生物をまとめた環境省のレッドリストによると、奄美群島には国内の哺乳類や鳥類など絶滅危惧種の1~3割が生息している。なぜ生態系がこれほど豊かなのか。200万年も昔に大陸から切り離された奄美群島は、その後、新たな捕食者の脅威にさらされず、生き物が独自の進化を遂げた。東京大医科学研究所の服部正策(しょうさく)・特任研究員(医動物学)は「大陸で絶滅した貴重な生き物も、奄美でなら見られる。タイムカプセルのようだ」と言う。加えて、沿岸部を流れる暖流の黒潮が奄美に東京の倍に当たる年3000ミリもの降雨をもたらし、湿潤な亜熱帯性の森林を育て上げ、生き物たちに安住の地を提供している。
戦後、奄美大島はインフラ整備が急激に進んだ。山が削られ、森に林道が造られ、やがて貴重な自然が失われていった。1995年には住民がアマミノクロウサギなどを原告にして、ゴルフ場建設に反対し、県に森林開発の許可の取り消しを求める訴訟を起こした。
これをきっかけに、開発を抑え、環境を保全する運動の機運が高まった。あれから20年。奄美大島は世界自然遺産の正式な候補地に決まった。訴訟にかかわったNPO法人「環境ネットワーク奄美」代表の薗博明さん(80)は「先人たちは自然を敬い、水をためる山や森を大切にして、豊かな生態系を持続させてきた。人は自然によって生かされているという原点に今こそ立ち戻り、協力しなければならない」と語る。http://mainichi.jp/feature/news/20150501mog00m040040000c.html


再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念
先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である。
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって、
1)  人類の立ち入らない島や、地域の制定
2)  あらゆる生物種の保存
に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上


再生核研究所声明224(2015.4.21) 郵便ポストの適正配置を求める提案 ― ゴミの無責任な投棄を止めよう
(これは 新緑美しい山間の道を散歩しながら、バイクでの郵便配達の様子を拝見して考えが湧いたものである。平凡な声明が、世に実際的に貢献すれば良いと考えた。)
世の中の人間関係の多くの問題は、次の 公正の原則 で概ね解決できると考えて再生核研究所声明の原型が始められた:
再生核研究所声明 1 (2007/01/27):美しい社会はどうしたら、できるか、 美しい社会とは:
最近の世相として,不景気・政界・財界・官界・大学の不振,教育の混迷,さらにニューヨークのテロ事件,アフガン紛争,パレスチナ問題と心痛めることが多いことです.どうしたら美しい社会を築けるでしょうか.一年半も前に纏めた次の手記はそれらのすべての解決の基礎になると思いますが,如何でしょうか.
平成12年9月21日早朝,公正とは何かについて次のような考えがひらめいて目を覚ました.
1) 法律,規則,慣習,約束に合っているか.
2) 逆の立場に立ってみてそれは受け入れられるか.
3) それはみんなに受け入れられるか. 
4) それは安定的に実現可能か.
これらの 「公正の判定条件」 の視点から一つの行為を確認して諒となれば それは公正といえる.
現在,社会の規範が混乱し,不透明になっているように思うが,公正の原則 を確認して,行動していけば ―― これは容易なことではないが ―― 世の中は はるかに明るくなり,多くの混乱は少なくなると思いますが如何でしょうか.
また,こういうことを考える教育は,人間関係や社会生活の基本的な在り方を明らかにし,環境の保全などにも貢献すると思います.(以下略。)
そこで、今回は 極めて具体的に、各家庭で設置されている 郵便受けの設置場所についての検討を広く訴えたい。 郵便配達の方の立場を考えて、自分たちに都合の良い場所に 郵便受けの設置を考えるだけではなく、配達する人の立場も考えて 設置して 配達し易い様に考えようということである。 山間部等あまりに深く入り込んでいたり、 庭でも広く、奥深くに設置されていて、 配達する人の労苦、複雑さに驚かされている。 多くは バイクでの配達のようであるが、バイクでの観点も考えて、 より便利な設置を再検討したい。 郵便物を受け取る人も 配達する人も 楽しい状況になるように 配慮したい。
ついでに 余りにも当たり前のことであるが、美しい山や川に、 街に、 ゴミが捨てられていて、哀しくなる場面は 結構多い。極めて残念である。 美しい街、自然に相応しいものではない と常日頃繰り返し、思われるので、お互いに注意を換気したい。
美しい新緑の季節、自然を愛でて浩然の気を養いたい ― 再生核研究所声明223(2015.4.14) 人生の目的は、自然を愛でて楽しみ、ともに喜び合うこと ― 二十一世紀の壮大なロマン 真実(播磨屋助次郎著)を読んで。
                                     以 上
追記:
こうぜんのき【浩然の気】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
dictionary.goo.ne.jp › 国語辞書
こうぜんのき【浩然の気】とは。意味や解説、類語。《「孟子」公孫丑上から》1 天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気。2 物事にとらわれない、おおらかな心持ち。
(世界宗教用語大事典
こうぜんのき 【浩然の気】
『孟子・公孫丑上』に「我善く吾が浩然の気を養う」とあるのによる。天地間に充満している非常に大きく強い気(至大至剛の気)をいう。自分の行動が正しいと、この気が身中に満ち、不屈の道徳的勇気となるとする。浩気とも。明け方近くの清澄な大気をも意味し、呼吸法とも関係し、修養法ともされる。)

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