2018年3月26日月曜日

再生核研究所声明 421(2018.3.26): 東京大学の在りようについての危惧

再生核研究所声明 421(2018.3.26): 東京大学の在りようについての危惧

もちろん、このような発想は、不遜でありおこがましいとも言える。しかしながら、そのように発想するならば 再生核研究所声明そのものも 大いにそのような類と見なせよう。 真実のため、より良い世の在りようを求めて 自由に所見を述べているものである。今回、幼き頃より別格の才能を有する人の東京大学入学と 春の日本数学会(駒場)に出席して思い湧いた存念を述べて置きたい。これは東京大学に入学され、進んでいく人に ある愛を込めて言及したい。
兼ねてより特殊な才能もつ者の教育について関心を抱いてきた:
再生核研究所声明 9 (2007/09/01): 天才教育の必要性を訴える
再生核研究所声明 60  (2011.05.07) : 非凡な才能を持つ少年・少女育成研究会
まず、危惧されることは、あまりにも受験のいわば特訓に 長期間束縛されて、精神の、心身の発達に悪い影響がないかということである。聞くところによれば、優秀な者は東大の入試など簡単で 問題にならない、どのような入試でも簡単に抜けられ、気にすることはないというような意見がある。しかしながら、そうであろうか。入試が長期間同じような制度で行われてきたこともあって、入試には相当に専門的な特訓が 要求され、相当な荷重になっているのではないだろうか。いわゆる名門大学への入学者が特殊な高校卒業者に限られている傾向はそのような事情を示していると考えられる。優秀な者が高校2年生くらいで既に合格のレベルに達していて、宙ぶらりんな空回りの勉強をさせられていたという不満を抱きながら、入試の課題で疲れて新鮮な 心弾むみずみずしい精神を歪めている現実がうかがえる。― 学校は 暇で退屈だったとは才能ある者の間でよく聞く話しである。
合格して、学部、大学院などに進めば、秀才達の間の競争も激しくなり、研究職に付くような場合、先の長さと厳しさに 振り返っても 重苦しい気持ちにさせられる。入学祝いの気持ちよりも先の長さ、厳しさを感じてしまう。特に優秀な者を 型にはまった長い学習期間として縛ってしまう状況は 上記天才教育の観点からも大いに危惧される。最近、30年前に予想していた問題を解いたと言ってきた数学者がいるが、何と33歳で北京大学の教授になっていたこと知って、唖然とさせられた。永い学習期間は才能を殺してしまい、才能を活かせない状況を齎すのではないだろうか。どんどん才能を伸ばす体制を日本でも作れないものであろうかと考える。
現実には、入試は避けられず、当然としても、あまりに過熱にならないように、学生時代に 型にはまった勉強のやりすぎ に陥らないように その様な配慮が全体的に大事ではないだろうか。相当に自由を尊重することは 創造性をはぐくむ基礎ではないだろうか。  
学生さんは、いたずらに競争などの意識を持ち過ぎず、自分をしっかりと捉え、自我の確立や人生や世界への思いを 深めて頂きたい。小学校の恩師の言葉を贈って、栄えある大学への入学を祝したい:
喜び生きる人生の勝利者たれ。
実は、人生は とてつもなく永いとも言えるものである。人生は簡単ではない。
思えば、この声明の心は、東京大学は 天才青年や日本の秀才たちの才能を活かせるだろうかという思いにある。日本の教育体制は 大丈夫だろうか。変な教育に陥ってはいないだろうか?
以 上
2018.3.23.14.12
2018.3.23.14:43
2018.3.23.18:27
2018.3.23.21:15
2018.3.24.05:35 雨上がりの晴天、春の感じ
2018.3.24.09:14
2018.3.24.13:53 春らしい天気、 いろいろな植物の芽も吹きだした。
2018.3.24.18:40
2018.3.24.21.34
2018.3.25.05:48 夕立の翌日の晴天の春の朝 良い。
2018.3.25.09:37 散歩の後 良い。
2018.3.25.19:04 良い。
2018.3.26.05:37 良い、春の朝、晴天。
2018.3.26.06:06 良い、完成、公表。

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