2016年2月26日金曜日

記事 PRESIDENT Online2016年02月25日 09:00中国人は本当は日本と日本人が大好きだ

記事
PRESIDENT Online2016年02月25日 09:00中国人は本当は日本と日本人が大好きだ




構成=川口昌人 写真=時事通信フォト 年表=編集部作成

日中両国の関係がぎくしゃくしても、「普通の中国人」は日本での観光やショッピングに夢中。だが、彼らが愛しているのは、お金で買える日本の「モノ」だけではない。

原体験としての80年代日中接近
以前、中国のある反日活動家を取材したことがあります。尖閣諸島に上陸したグループの一員だったのですが、お土産に日本のお茶やお菓子を持っていくと、喜んで受け取るんです。「『日貨排斥』ではないんですか」と聞くと、「いいものはいいと認めざるをえない」(笑)。

彼の本職は、プロのテレビカメラマン。「できるだけ国産品を買うようにしているけれど、カメラだけは日本製でないと。そこは譲れない」。しかも、「日本人は礼儀正しく真面目で、時間も約束も守るし、とても清潔。中国人が見習わなくてはならないことがたくさんある」。尖閣は尖閣、これはこれ、なんです。

日本で「爆買い」している中国人にも話を聞きました。若い人もいれば年配の家族連れもいて、ひとくくりにはしづらいんですが、全体的な印象としては、1980年代に日本に親しみを抱いた経験のある層が多いと感じます。

80年代とは、文化大革命が終わり、失脚していた経済重視派のトウ小平が中国の実権を握って、日中が急速に接近した時代です。このとき欧米を含む外来の文化が中国国内で解禁されたんですが、いちばん民衆に受容されたのは、高倉健の映画や山口百恵のドラマなどの日本文化でした。

その頃入ってきた日本製品の記憶も大きいと思います。当時は松下(現パナソニック)や東芝といった日本ブランドが輝いていた頃で、デザイン、性能、信頼性などすべての面で、中国製品とは比べものにならないほど優れていた。一般の中国人にとっては高価で、あこがれの製品でした。

要するに、中国人の日本好きは今に始まったことじゃないんです。ただ、普通の中国人にとっては、日本に行きたくても行けない時代が長かった。それが、ビザ発給が緩和され、円安で日本製品にぐっと手が届きやすくなり、中国人の収入レベルも上がったことで、大勢の中国人が日本を訪れるようになったわけです。

中国で滅んだ文化を受け継ぐ国
爆買いといっても、とんでもない富裕層を別にすれば、1人あたりの買い物額はだいたい20万円ぐらい。初めて海外旅行に出た人が多いことを考えれば、まあこんなものではないでしょうか。

もちろん、彼らも政治の影響は受けます。尖閣問題が緊迫した頃は、さすがに日本に行きたいとは言いづらかった。でも、2014年のAPEC首脳会議で習近平国家主席が安倍首相と会談すると、じゃあ私たちももういいでしょうと(笑)。


表を拡大 
日中・文化交流略史

一方、若い世代の日本好きの感覚は、親の世代とは少し違うかもしれません。80年代の親日はいわば「官製」でしたが、ネットを駆使する今の世代は、ファッション、アニメ、音楽といった自分の趣味嗜好を通じて、各自が日本の魅力を発見しているんです。

中国のちょっとインテリな人たちからよく聞くのは、彼らにとって、日本がある種の「パラレルワールド(※)」に見えるということです。「中国がこういう国になっても不思議ではなかった。でも現実問題として違うのはなぜか」という問いが彼らの中にある。

※パラレルワールド……自分が住んでいる世界と並行して存在する、もう一つの世界のこと。

禅にしても、武士道にしても、茶道にしても、ルーツはどれも中国です。でも、中国本土ではこれらの文化は受け継がれず、今は廃れてしまいました。一方日本では、それらがきちんと体系化され、代々受け継がれてきたばかりでなく、現代のグローバルな文化にも「日本発」のカルチャーとして影響を与えています。

日本を通して欧米文化を理解
その結果、欧米経由で日本文化の魅力に気づくケースもよくあるんです。たとえばスティーブ・ジョブズは、日本の枯山水をヒントにiPhoneを作りましたが、アメリカ文化が好きな若い人は、そこから禅の文化に興味を抱くわけです。「自分が好きな欧米のものは、実は日本のものだったことに気が付いた」と、「知日」という雑誌を作っている蘇静君なんかは言います。

あるいは、「エコ」や「ロハス」といった欧米のトレンドが、日本経由で中国に入ってくることもあります。明治の日本人が欧米の概念を輸入するために作った「科学」「哲学」「経済」などの和製漢語が、そのまま中国でも使われているように、中国人にとっては日本を経由すると西洋がわかりやすくなるんです。

都会に住む若い世代のプチブルの間では、ちょっと前から「小清新(シャオチンシン)」と呼ばれるライフスタイルが広まっています。シンプルでエコでおしゃれ、食の安全にも気を使う。日本の「森ガール」あたりとすごく重なる感じがしますが、実際「シンプルでエコでおしゃれ」は、若い中国人にとって日本のイメージそのものです。

そういう人たちはイケアや無印良品が好きで、村上春樹やマルグリット・デュラスを愛読。マンションの一室に畳を敷いて、日本風の部屋にすることも流行しています。セレブ層のようなゴージャスな生活にはあまり興味がなく、心と体が満たされる安心な生活、手が届く幸せを大切にする感覚を持っています。

村上春樹の小説に出てくるライフスタイルって、ちょっと「日本人があこがれる西洋」の色彩がありますよね。芝生や洋楽のレコードとか、ストラスブルグソーセージとか。若い中国人の欧米に対するあこがれとも、そこはシンクロしやすいんです。

中国はなかなか異文化を受け入れないのですが、中国人の意識は常に外を向いています。外国に旅行したい、外国の大学に行きたい、できることなら移民したい。

そんな彼らにとって、外来の文化を柔軟に受け入れ、エキゾチックだけれど親しみやすい独自の文化・文明を築きあげてきた日本は、魅力的なパラレルワールドであり続けるのではないでしょうか。
福島香織
奈良市出身。2001年産経新聞香港支局長、02年春より08年秋まで同紙中国総局特派員を務める。現在はフリー記者として、中国を多角的に取材。著書に『本当は日本が大好きな中国人』など。http://blogos.com/article/162862/


再生核研究所声明 25 (2009/07/01): 日本の対米、対中国姿勢の在りようについて

世界の大国、アメリカと中国の存在は それら両国を抜きにして、世界の平和や経済問題など、語り得ないことはもはや自明の事実である。 したがって、それら両国と日本国がどのように向き会うかは 国家の重要事項である。日本国の位置づけを行う上でも重要な視点になる。そこで、日本国の在りようの視点から考察を行いたい。

まずアメリカに対する評価であるが、第1に、 日本国は アメリカを主とした国々に無条件降伏を行い、しかも戦後復興を援助してくれた国として、別格の位置づけを行い、友好親善関係を深めていくのは当然である。さらにアメリカは、民主主義の大国であるばかりではなく、経済、軍事においても、文化においても世界を指導できるただ一つの超大国であると評価できる。 それゆえに、日米安保条約などの関係も それなりに理解できるものである。 しかしながら、戦後60年を超えて、外国軍が駐留を続けている状況は異常な状態と言わざるを得ない。いまだ日本には敗戦の傷を負い、独立心と自立心に欠け、対米従属の精神が抜けきらないのは はなはだ残念である。大抵の国々が敗戦を経験したり、過ちを犯してきているのは当たり前なのに、日本国はたった一回の敗戦で、独立国家としての気概を失っているのは誠に残念である。 すなわち、アメリカに対しては、別格の友好親善関係を維持しながら、敬意を表しつつ 日本国は より国家としての独立性と自立性を図るように努力することとしたい。これは軍事、経済面ばかりではなく、文化や精神面においても、である。

次に、対中国問題であるが、まず、中国はいわば日本の故郷に当たるという格別の認識を確認すべきである。日本人の多くは中国に行って、兄弟や親族と間違えるような人々に会い本当に兄弟国であることを知るでしょう。さらに漢字や儒教を通して、多くの文化の強い影響を受けていて、世界の文化圏から見れば 日本は中国の文化圏の1部であるとみられよう。しかるに中国を嫌ったり、警戒したり、あるいは敵視するような1部の人たちの見方は はなはだ視野の狭い、独断と偏見に満ちたものであるといわざるを得ない。日本国は いつも大国中国に対しては、特別な敬意をもって 母なる大国 として当たるべきである。

アメリカと中国との友好関係を深め、世界の平和は両国を中心として、国連常任理事国などに任せ、日本は最小の専守防衛の自衛軍を備えるというのは 日本国の在りようの基本として良いのではないかと考える。

日本国は 軍事や国際平和の問題を任せて、謙虚にして、内実を図り、文化や経済などで発展し、国際貢献していけば良いと考える。その時 日本国憲法の精神が 理想ではなく現実に実践できる時代を迎えることができると考える。

皆さん 軍隊などはなくても 誰も侵そうなどとはしない 美しい国、日本国 を築こうではありませんか。暮らしが大事、内実が大事ではないでしょうか。世界に誇れるような 北欧諸国や、ポルトガルのような文化国を作ろうではありませんか。 

この日本国の在りようは 集団防衛構想や敵地攻撃を検討したり、防衛力増強を図る立場とは激しく対立する 日本国の在りようとして 現実的に極めて重い意味を有するのです。 背景には 国、地方の1000兆円を超える借金と慢性的な財政赤字、疲弊した日本社会と少子高齢化社会、荒廃した日本の教育などに対する配慮があるのです。    以上。


国の借金985兆円 12年度に1千兆円超え確実
http://www.asahi.com/business/update/0124/TKY201201240691.html
国の借金1人850万円…12年度末過去最大に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120125-OYT1T00062.htm

国の借金、3月末に過去最大の1024兆円に
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20111028-OYT1T01333.htm
U.S. National Debt Clock : Real Time http://www.usdebtclock.org/
米と中が南シナ海で開戦寸前だがアミテージレポートに米中開戦を日中戦争へと誘導するとhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11151923741

再生核研究所声明 138 (2013.10.18): 大中国、中国の印象 ― 母なる大国、中国に郷愁を感じた

(2013.10.10.16:20 纏めたいと思っていたが、全体の構想が休んでいるときに湧いた。)

9月、学習理論の国際会議に招待され、会議は Hangzhou 空港から、車で50分くらいのところにある 由緒ある街、Shaoxing市、Jishan Hotel で 開催された。観光は 由緒ある街ではなく、1000年を越える桂で有名な大公園で 桂林 お茶や散策で過ごした。それで、ホテルの極近くと、1回大きなホテルでの晩餐会に出かけた以外、多くの運河を持つ、面白そうな街を良くは見られなかった。中国は大国で、今までに、深圳、香港、上海、マカオしか訪れていなかったので、中国の印象と言っても、局所的な視点であることに留意して頂きたい。しかし、今回の訪問は 中国のいわば中枢、文化的に古い町のひとつであるから、大中国の理解を深められるのではと 大きな期待を持っていた。
まず、触れたいのは、何時でも感じて来たことであるが、民族、人種が 概ね半数位は 日本人と全く同様であると言うことである。親族や友人と全く同様、素敵な人たちが多くいて、外国の感じがしないと言うことである。奈良や京都に行くと 特別な郷愁を感じるもの であるが、より古い時代の同じような郷愁を深く感じた。漢字、いろいろな絵、風景に本当に懐かしさと共感、共鳴をし、人びととも情が通じるのが良く分る。― 日本では 中国人嫌いや、蔑視の風潮が少しあるが、とんでもない誤解であると言える。― これらの事実は、留学生の一部の人たちの悪い印象と、マスコミの偏見や、政治的な意図を持った報道の影響ではないだろうか ― 外国に おべっかをつかったような 心無い政治家の 暴言も印象深い。― 兄弟、姉妹、親戚、友人の 素敵な人たちと そっくりな人たちのいる中国と 仲違いするなど、同族争いと同じで、自分の故郷と喧嘩する ようなものである。日本が侵略したことを思い、心を痛めた。漢字の偉大なる文化と影響を深く感じた。中国は 本当に、日本の故郷である。民族的にも、文化的にも、先祖様の国であると言える。
次に触れたいのは、食の豊富さである。多様な食材が出て、びっくりさせられる。日本の食の原型を沢山見出すことも出来る。特に、お茶が 特別に効果が有って、頂くと気分が爽快になり、いろいろな考えが湧いたり、元気が出て来る、体が喜んで、生き生きしてくるのが良く分かる。中国の食の多様性、豊かさには 何時も驚かされる。広い中国から集められていることが良く分る。
中国は街づくりで、どんどん開発、発展していて、公害対策にも熱心に取り組んでいることが良く分かる。しかし、やはり残念なのは 大気汚染、排水など 社会基盤の整備の遅れである。大中国は 日本の10倍国であるから、 西欧並みに成ったら 地球が持たないなどの危惧さえ起きる訳で、短期的な判断は 禁物であり、大きな視野で 中国を捉える必要が有るのではないだろうか。 大混乱が起きて まだ1世代も経っていない現実を考慮する必要がある。
日本は、熱烈、日本の母なる 大国中国と友好関係を深めて、世界史の発展を志向したい。
もちろん、反米など論外であり、中国とも アメリカとも、仲良くである(再生核研究所声明 25: 日本の対米、対中国姿勢の在りようについて)。
まこと、人間は、神によって創造され、共通の基礎を持っているように感じられる。世界のどこに行っても、人間は同じように考えたり、悩んだり、気持ち が通じてしまう。 
和によって、世界史を進化、発展させたい。
(暖かく迎え、歓迎して頂いた方々に心から謝意を表したい、人々は親切で、人懐っこいと感じた。)
以 上

再生核研究所声明 270(2016.1.1): アジアの進化を願って

再生核研究所は 世界の平和を願って、いろいろな提案を行っているが、アジアについても具体的に 建設的な提案を行っている。近年、いわゆる慰安婦問題がわき起こり アジアの世相は 賢いEUに比べて、愚かで野蛮な状態にあると言える。 アジアの進化の為に 簡潔に原理を述べたい。 詳しくは、下記の一連の声明に述べられていると言える:

再生核研究所声明 49:  アジアの愚か者、アジアの野蛮性
再生核研究所声明 94(2012.9.18): 日本国よ こんなことで良いのか ― あまりにもおかしな 日本国 ― 中国に大義あり、日本国の侵略は歴然
再生核研究所声明 98(2012.9.23) 矛盾、日中は戦争状態にある、― 日本はそんことをしていて良いのか、 原因を取り除け
再生核研究所声明 101(2012.10.3) 慰安婦問題 ― おかしな韓国の認識、日本の認識
再生核研究所声明 103(2012.10.12) 日・中戦争の経過と状況の分析 ― 賢明な終戦と和平 
再生核研究所声明 108(2012.12.8) 敗戦国日本よ、 情けないぞ ― 自主独立を求め、米・中との友好関係を 日本国憲法の精神で進めよ。 アメリカは、日本の自治を尊重して、政治介入を控えよ。
再生核研究所声明156(2014.5.1) 尖閣諸島、簡単な算数と 愚かで卑劣な日本国

先ず、日韓問題であるが、慰安婦問題で、妥協したかと思いきや、日・韓両国で激しい反対運動が起こり、両国政府とも大きく傷ついているように見える。韓国の慰安婦問題の提起は、声明101のように、道理に叶ったものではなく、元慰安婦等が不満があれば、自国の政府に保証を求めるのが道理である。戦後保証など いちいち求めていては 戦後はいつまで経っても終わらず、平和を享受することはできない。今回の件、両国政府の思惑通りに行っても、両国の国民感情はお互いに悪化して、その国民感情による損失の方が甚
大であることを冷静に判断すべきである。過去の暗い歴史記念碑を、アメリカなどに立てて 自国のだらしなさ を国際社会に さらけ出すのは アジアの野蛮性として世界の嘲笑をかうだろう。― 表向きには アジアを分断するため、そのようなことを囃すようなこともあるかも知れない。もちろん、日本が そのようなことをしていれば、当然、 日本は批判の的になるが、そのようなことを許した 韓国のだらしさも 同時に批判され、韓国の国民は長く、傷つくだろう。日・韓両国にとって、そのようなことは 何も良いことはないだろう。韓国は、戦前のことに拘らず、日・韓友好親善関係を深めるべきである。これこそ、如何なる外交政策より優れた、実りあるものになるだろう。喧嘩両成敗という言葉があるが、それには一理あると考えるべきである。慰安婦問題などは どっちもどっちのアジアの愚か者、野蛮人たちのことと 世界の人々は思うだろう。
日・中関係では、日本が尖閣諸島の領有権を一方的宣言にして、いわば侵略的な行動をとったもので、日本の非は 歴然である。 日本は責任者の断罪を行ない、中国に謝罪し、元に戻し、日・中友好関係を積極的に進めるべきである。上記声明で、いろいろ提案しているように その後の両国の甚大な実際的な損失を冷静に分析し、大いに反省すべきである。友好親善関係が両国にとって 如何に実際的な利益を生むかを冷静に判断すべきである。日・中関係が緊張すれば、アジアの甚大な損失になることは、歴然である。
中国が南海に進出する状況が 中国拡大戦略の一貫として、宣伝される状況があるが、これは誤解を受けるだけで中国の大きな損失であるから、国際的にも懸念されている中国の環境問題の悪化や経済問題など内政の充実に向かい、軍拡の機運を縮小されることを期待する。もちろん、日・韓もそうである。
上記一連の声明は、帰するところ アジアに乱を起こさず、EUのように賢く 友好関係を深めて、欧米のアジア介入を阻止したいということである。 日・中・韓は 漢字圏として、偉大な中国の文化の影響を深く受けており、民族としても兄弟、文化的にも兄弟であるから、漢字圏国家として特別な友好関係を築いていきたい。 過去に拘らず、未来志向で、アジアの進化を期待したい。ここで、日本だけが、調子が良いとは言えない。日本国は原爆を2個も落とされ、都市を破壊され、厳しい戦争で傷ついてきたことを軽く考えるべきではない。大谷杉郎元群馬大学教授は、第二次世界大戦の本質は、世界列強の世界侵略に対する日本の切ない反逆です、と言明されている(第二次世界大戦と日本の良心 ー 大谷杉郎(2007/4/12)夜明け前―よっちゃんの想い(文芸社2009))。結果として、大戦後アジアの国々が独立出来たという事実は 大事ではないだろうか。

以 上







0 件のコメント:

コメントを投稿