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BBCニュース2016年02月08日 19:22ツイッターは利用者を無視するべきか?
2月6日ごろから48時間ほど、ツイッターは大騒ぎだった。
米バズフィードが「ツイッターはタイムラインを時系列ではなくアルゴリズム表示に変更する。アルゴリズムで重要と判断したツイートを優先的に表示する」という内容の記事を掲載したのを受けて、激高したパニックとしか呼びようのない状態になった。
「#RIPTwitter」というハッシュタグを使って数千、数万、あるいは数百万もの人が世界に向かって、これぞ自分たちの文明の終演だ、美しい素晴らしいものが破壊されると宣言した。数カ月前から株価が下落し続けているツイッター社は、自らの死刑宣告に署名したも同じだと。
ついにジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が自ら反応するしか、どうしようなかった。
「やあ、ツイッター!」とあいさつした後、CEOは「#RIPTwitterのことだけど。僕たちはいつもみんなの声を聞いてます。タイムラインの順番を来週変更するなんて、そんな予定はまったくなかった」とツイートした。
ドーシー氏はさらに、「ツイッターはライブだ。ツイッターはリアルタイムだ。ツイッターはみんなが、誰や何をフォローするかだ。ツイッターはずっと続く! もっとツイッターっぽくなって」と続けた。
しかしドーシー氏が圧力にたじろいだのは、正しかったのだろうか。「いつもみんなの声を聞いて」いていいのだろうか? その答えは、古臭い経営ハウツー本の言い分を信じているかにもよるが。つまり「お客様は神様です」と思うかどうか。
ツイッターはそもそも壊れていないのだから直す必要がないという意見に、私はかなり同調する。なので、アルゴリズムによるタイムラインのような過激な変更は不要だ。私にとっては今のままでちょうどいい。自分と同じように犬を愛し、天然酵母パンを焼くのが趣味で、ガジェットが大好きだという同好の士とつなげてくれるツイッターは、同時に世界最高のニュース速報サービスでもあるのだから。
ほかのツイッター愛用者と同様、私も最近の色々な新機能(たとえば「モーメンツ」)についてはあまり感心していないし、今までどおりにしておいてもらいたい。しかしもしかすると、ドーシー氏と経営陣は私たちの意見には耳を貸さないほうがいいのかもしれない。どうせ私たちはたぶん、いなくならないので。ドーシー氏がしっかり耳を傾けなくてはならないのは、私のようなツイッター愛用者ではなく、それ以外の3つのグループの人たちだ。つまり投資家と、広告出稿者と、ツイッターをたまにしか、あるいはまったく使わない人たちのことだ。
ツイッター社の危機は収益の問題ではない。収益は順調に成長している。愛用者がどう思っているかでもない。ツイッター社の危機は、成長の問題なのだ。前回の決算によると、ツイッター利用者は過去3カ月でほとんど増えていない。前期からわずか400万人増えたに過ぎないのだ。
新規公開時にツイッター株を買った投資家たちは、フェイスブックと同じペースの成長を期待していた。それなのに利用者がそれしか増えていないと知った株主はゾッとしたはずだし、10日の今期決算決算を緊張して注視しているだろう。よそにもっと優良な顧客が大勢いるのに、結果を出さないツイッターになぜ金を使い続ける必要があるのか、広告主も疑問に感じている。なのでツイッター幹部はありとあらゆる手を打って、ツイッターの登録と利用経験をもっと直感的で使いやすいものにしようとしているのだ。
加えて、まだ実施されてもいない仕様変更に抗議するユーザーを無視したいとジャック・ドーシーが思ったとしても、無理はない。なぜなら、フェイスブックの歴史をたどれば、マーク・ザッカーバーグが導入したありとあらゆる仕様変更はそのたびに、既存ユーザーに嫌われ続けてきたからだ。テッククランチは2006年、「ニュースフィード」なるものの登場をこのように伝えた。
「フェイスブックが昨日開始した2つの新サービスについて、世間の反応は圧倒的に否定的だった。『ニュースフィード』と『ミニフィード』と呼ばれる新サービスを使うと、友人が何をしているか素早く分かる。ニュース・ストリーム形式で、友人の交際ステータスがどう変わって、どのグループに入って、どういう写真をアップロードしたか一目で見える」
ニュースフィードに反対する署名活動もあったし、ボイコット運動もあった。それでも間もなくニュースフィードは、フェイスブック経験の中心をなすものだと認識されるようになった。そしてしばらくして、微修正が加えられるとまた、「今のままで完璧だ」と思う人たちが抗議した。
ちなみに、ニュースフィードへの抗議にザッカーバーグがどう反応したか。「落ち着いて、息して。聞いてるよ」と言い、最初の計画どおり実行したのだ。
なので、客は常に正しいわけではないし、既存ユーザーの意見を聞きすぎると、サイトをただ現状保存する羽目になる。私はそれで結構だ。私は今のツイッターが好きなので。でももしかすると、ジャック・ドーシーは私のことは無視した方がいいのかもしれない……。
(英語記事 Should Twitter ignore its users?)http://blogos.com/article/159579/
再生核研究所声明 51(2011.3.4): ツイッターにおける 意義と心得
ツイッターが 盛んになって、世論や政治にも大きな影響が出るようになってきた。 また、俳句や、和歌のような 趣味の一種、楽しみの一種になっている者も多いのではないだろうか。 自戒も込めて、ツイッターの意義、注意や問題などについて、考察し、ツイッターの世界をより楽しく、充実させるようにしたい。
ツイッターの原語は 呟き という、呟きとは、小鳥が 少し囀る ように、何か気持ちを、本音を率直に、短的に表現するものではないだろうか。 純粋、呟きは、したがって、先ずは 率直な気持ちの表現である ということになるのではないだろうか。 先ず、このもともとの意味 を尊重したい。 従って ツイッターの世界には 人々の率直な 心の、気持ちの世界 が反映されていると理解できる。将来、万葉集のように 人々の様子を写した 貴重な記録にもなる可能性が高いのではないだろうか。
しかしながら、それらとは裏腹に、直ちに公開する というところに、日記や自分の記録とは違った意味、すなわち、多くの人に伝えたいという、明確な意思があり、更に公開には、
1) インターネットを通して どこまでも広まること
2) インターネットの世界で、記録され、検索され、長く保存され、修正が、事実上できない状況になっている ということである。
このような状況は、間違ったことや、修正しなければならないようなことは 迂闊には書けない ということを意味する。 注意したい。
一応 フォローという特定の人が自然に見られる建前であっても、上記2件から、逆に自分の意志を広範囲に伝えたい、あるいは何かの宣伝に、仕事などに活用したい と考えるのは当然である。従って
A) 政治問題や社会問題についての見解、提案、批判、建議など、社会問題が大きな比重を占めるのは当然である。
B) 仕事、ビジネスなど 適当な活用は当然であるが、行き過ぎると 仲間に嫌われる可能性が高いのではないだろうか。
C) 市民生活における 話題、いろいろ面白い話題や、変わった話題で、人々が興味を持ちそうな話題は 歓迎されるのでは。
D) 教育問題、人生問題、哲学、科学の問題についても 前向きに考えられる話題として挙げておきたい。
ツイッターの 他の特徴としては
川の流れのように、呟きは、どんどん流れ、偶然に覗いていた人だけが見るだけで、殆どは注目されないで、ツイッターの世界からは 消えて行ってしまうという 儚さ、空しさである。
そのために、空しさを承知で、深入りをせず、自分の生活とペースを整えて、気持ち良く、呟くのが良いのではないだろうか。
社会や世の中にとって良いと思われるものについては、リツイートして、どんどん世に拡散して、世の中を明るくしたい、文化レベルの向上に、情報環境の美化にも 利用したい。
賛否の意見表明、同感、反対など、返信して、一方的でない交流も大事で、貴重なものになるのではないだろうか。
長期の保存と長文が可能なブログなどと併用すると 自分の意見を表明する機会を 大幅に増やすことができ、外国語が得意な人は 更に国境を越えて 意見を表明できる機会を得るので、積極的な取り組みを期待したい。 間もなく、いろいろな言語に翻訳されて、言葉の壁も乗り越えられる時代が近いのではないかと期待される。
簡単に意見を広く表明できる時代とは、新しい時代の夜明け ではないだろうか。 多くの人の意見が 自由に交流できる世界とは どのような世界になるのか、いろいろ問題点などをも含めて 注目し、今後の問題点、影響などについても検討して行きたい。 例えば、多くの呟きから、価値あるものを選択して、得る方法などが 基本的な問題ではないだろうか。 実際、沢山の人々が自由に 呟けば、どのようにして、価値ある情報を得るかは、本質的な問題になる。 雑情報に 時間をとられる危険性が高いからである。
人間とは、じんかん であり、人と人の交流が 生きている証拠 でもあるから、大きな自由性と可能性を創造された、このようなシステムの考案者及び管理運営を行っている方々に対して、敬意と謝意を表したい。
以 上
Twitter: Yours to discover
http://www.youtube.com/watch?v=0qqDy5BmYKE&feature=player_embedded
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