サルトルの思想 ~「自由」の重さ~
フランスの哲学者サルトルは、20 世紀を代表する実存主義者である。彼は、徹底した無神論の立場から、人間は、最初から本質が定まっている他の道具とは違い、最初にこの世に実存して、その後で自ら主体的に自己の本質をつくっていく自由な存在であると説く。そもそも人間の本質を決定する神がいないのだから、人間は、自分の自由な意志で英雄にも、卑ひ 怯きょう者にもなれる、自由な存在なのだと考えたのである。このことをサルトルは「実存は本質に先立つ」
と言っている。
そして、人間は自由だからこそ、自分一人だけでなく、全人類に責任を負って生きる必要があると考え、その責任の重さをさして「人間は自由の刑に処せられている」と説いた。また、そのような責任をはたすために、人間は広く社会へとかかわって生きることが大切であると主張した。詳細は音声を聞いてください。(約5分間)
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_rinri/archive/chapter033.htm...http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14144949879
自由と責任は人間の本質ですが、それを行き過ぎて主張すればおかしくなるのでは?
そんなに自由なはずはないですね。
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