<文化勲章受章インタビュー(1/3)>発明は「雰囲気」と「感動」から=教え子留学生が中国科学界の重鎮に―藤嶋昭・東京理科大学長
藤嶋昭・東京理科大学長が今年の文化勲章受章者に選出された。藤嶋氏が発明した「光触媒」は建物の外壁や空気清浄機など多く分野で応用され、毎年ノーベル化学賞候補にノミネートされている。豊富な研究実績や教え子の留学生との交流から、自然界の驚異、教育・大学問題まで幅広く語った「Record Chinaインタビュー(2014年)」の中から、3回に分けて紹介する。
この中で、「アインシュタインらのノーベル賞級の発明は、ワイワイ・ガヤガヤ切磋琢磨する研究室から生まれた。雰囲気がよかったから感動を呼び、大きな歴史的な発見が生まれた」と指摘。1979年に初めて訪中して以来、いち早く留学生の受け入れと養成・助成を通じ、日中の学術・研究の交流に取り組んだという。東大研究室時代に教えた留学生の多くが帰国後中国科学界をリード。今でも親密な行き来が続いており、今こそこうした交流が日中の友好促進に役立つとの考えを熱く語った。
(聞き手=八牧浩行Record China主筆)
――藤嶋先生は東京大学大学院に在学中の1967年春、水溶液中の酸化チタン電極に強い光を当てたところ、酸化チタン表面で光触媒反応が起きることを発見。業績が認められ、2004年に日本国際賞や日本学士院賞を受賞し、毎年ノーベル化学賞の候補にノミネートされています。酸化チタンは表面についた汚れや悪臭の原因となる有機物を二酸化炭素と水に分解する効果を応用し、ビルの外装や駅の屋根、トイレの便器などに広く応用されていますね。また、中国人留学生も多く育てられたとか。
私は中国工学院(日本学士院に相当)の院士です。北京の人民大会堂で院士の称号を中国のトップからいただきました。日本人としては2人目でした。私が最初に中国を訪問したのは1979年です。その前の1977年に中国から初めての留学生6人が東京大学工学部のそのうち1人が私の研究室に来て2年間在籍しました。黎甜階君です。その後中国の優秀な方が日本政府の国費留学生として来てくれることになりました。
もちろん私費留学生も来てくれましたが、そのうちの一人が姚建年君で、東大の博士号を取って帰国しました。現在、中国科学院の院士でもある彼は科学技術基金委員会の大臣格であるとともに中国化学会会長務めています。同じく東大研究室の教え子である劉忠範君は北京大学教授・院士です。中国で最近、学術分野ごとに巨額の資金が付く制度ができた時、彼は化学を代表して一人選ばれました。
江雷君は、2011年12月に、ここ(東京理科大学葛飾キャンパス)に来ていました。中国の化学研究所の教授でもありますが、北京の航天大学の材料学部長・院士です。新しい機能材料の開発をやっています。このように私の研究室の中国人留学生は皆中国に戻って業績を挙げ、活躍しています。院士ばかりで、うれしいことです。
――大事なことですね。先生が教えられた留学生が中国の化学会の礎を築かれたのですね。
国費留学生として20歳代で来日し、みな熱心で優秀でした。掲載されるのが難しい「ネイチャー」(英国の世界一権威ある科学雑誌)にも皆論文を書きました。劉忠範君も姚建年君もネイチャーに論文を出し、人民日報にも掲載され、話題になりました。
――私も通信社のロンドン特派員時代にネイチャーを仕事で読みました。最初に翻訳して報道するのは通信社の役目です。とても難しく、どう訳したらいいか分からなくて苦労した覚えがあります。中国はノーベル賞で欧米や日本に大きく先行されているから何とかしたいと考えているようですね。
劉忠範君は31歳の時に北京大に戻しました。戻る前、最初は講師でということでしたが、助教授で戻りました。ちょうどその時、若手を教授に登用する制度ができたようで、同年9月に教授に抜擢されました。私と私のところの橋本和仁助教授で彼を応援しようと、日中シンポジウムを北京でスタートさせました。それがほぼ毎年続いています。中国化学会会長の姚建年君がいつもリードしてくれています。教え子の多くが中国で活躍しており、誇らしく思います。こういう時代環境であるからこそ日中の科学・技術・教育交流が大切だと思います。
――中国では科学技術で追いつこうとの熱意が凄いですね。ノーベル賞受賞者を出そうという迫力も強く、このままでは将来、日本を追い越すかもしれませんね。
この冊子は教え子たち2人が最近学界で発表した研究論文です。論文の著者欄に私の名を入れたいと言うことで3人の連名になりました。彼らの業績なのにね。
――藤嶋先生に薫陶を受けたおかげだと感謝しているからでしょう。このような濃密な師弟関係は貴重ですね。
われわれの研究で何が面白いかといえば、例えば江雷君のネイチャー論文「クモの巣、クモは凄い」は、尻から糸を出し、本来は飛べないのに風を使って飛ぶ。横糸、縦糸をうまくデザインして糸に絡まった虫を目がけて素早く動き捕まえます。もちろんクモ自身は糸に絡まないようになっています。真夏には糸が乾燥してカラカラになれば、虫が捕まらないと考えますが、糸をよく見ると、水がうまく集まるような構造になってネバネバを再生しています。ネイチャーはこの論文に驚きびっくりして表紙に採用しました。
サボテンは水分のない乾燥地帯の砂漠で生き延びていますが、江雷君は空気中の水分をとっている棘(とげ)の秘密を明らかにしています。これもネイチャー論文となりました。この原理を応用すれば、水不足で困っている砂漠の人々に利用してもらうことができます。
われわれは自然から学ぶことができます。湿度が高くても眼が曇らず、蚊をはじめとする昆虫はよく見えます。これらは私が研究している光触媒の働きと似た作用です。既に実用化されている「雨滴を粒にせず曇らない自動車サイドミラー」は光触媒技術の応用です。
――サイドミラーまで先生が発明した光触媒技術が活用されているのですね。
自然に学ぶといえば、ハスの葉は大きいのに雨が降ると表面がすぐきれいになりますし、稲(イネ)も田んぼの泥の中にあるのに常にきれいです。雨が降ると泥がスーと流れ落ちます。水面に浮くアメンボも足で表面張力足を利用しています。やっぱり自然界は凄いです。
――ご体験に基づいた興味深いお話をお聞かせいただき、私も「目からうろこ」状態です。
例えば中国の筆がどうできているか特別な動物の日本で言う「いたち」の仲間、中でも若いいたちの毛で作った筆を使用しているそうです。紙も凄いし特別ですね。中国の紙は繊維も長く何回も漉(す)きますから下に染みないわけですね。
――先日中国の大家の展覧会を取材し報道しましたが、迫力がありました。北京五輪で誇示しましたが、中国人は紙や火薬、印刷術などを発明し、これらが西洋や日本に伝来したと主張しています。
4000年の歴史がありますからね。全部つながっていますよ。そして次々に新しいものが出てきます。
―一中国は一人っ子政策の中で、中産階級がどんどん増え、親は教育熱心です。アメリカや欧州を中心に多くの学生を留学させています。中国は改革開放路線で貧困からは数億人規模で救われましたが、家族ぐるみで老人の面倒を見る社会体制が崩壊し、年金、介護などは大変ですね。大気汚染もひどく課題が山積しています。
高齢化社会でお墓も大変のようですね。石炭排ガス汚染などは光触媒技術を応用すれば解決できますよ。
――先生は科学技術振興機構中国総合研究センターのセンター長を務められましたね。
私は2代目です。その後は前の東大総長の吉川弘之さんがやりました。今は元東大総長の有馬朗人さんが務めています。このセンターは日中両国の科学技術分野の交流を通じて、相互理解を促進するためのプラットフォームを構築することを目的に2006年に設立されたのですね。
劉忠範君は経歴や業績などを詳細に記録した冊子をいつも送ってくれます。これが彼自身の歴史そのものです。
――凄い方々を弟子として育成されたのですね。
アインシュタイン、キューリーらのノーベル賞級の研究は、ワイワイ・ガヤガヤ切磋琢磨する研究室から生まれたのです。雰囲気がよかったから感動を呼び、大きな歴史的な発見が生まれたのです。
――雰囲気がよければ感動につながるのですね。
皆がいい雰囲気の中で、寝食を惜しんで交流し吸収しようとすれば実績が上がります。何事も交流が大事です。実が結実すれば、それがさらにいい大きな実を生み出します。
――先生の教えがこういうことで花開くのですね。「天寿を全うするための科学技術」という本もお書きになっておられる「物華天宝」にとつながる話ですね。
「物華天宝、人傑地霊」という言葉は中国では有名で、「豊かな産物は天の恵みであり、優れた人間はその土地の霊気が育む」という意味です。私の解釈は違っていて、物華天宝の物華は科学技術の成果。これが天に隠されている宝だと解釈しています。科学者は原理を探し出して、世界、人類に役立てる。そして、そういった成果を導き出せる人間を養うのは、知的で闊達な雰囲気ではないでしょうか。
【<文化勲章受章インタビュー(2/3)>米中首脳会談を繋いだ「汚れないネクタイ」=光触媒技術を応用―藤嶋昭・東京理科大学長】に続く
<藤嶋昭(ふじしま・あきら)氏プロフィール>
東京大学特別栄誉教授。上海交通大学など中国10大学の名誉教授。66年横浜国立大学工学部卒業、71年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学工学部講師、同大学工学部助教授、同大学工学部教授、同大学大学院工学系研究科教授。03年4月より財団法人 神奈川科学技術アカデミー理事長、08年科学技術振興機構・中国総合研究センター長。2010年1月より東京理科大学学長(現在に至る)。日本化学会賞、紫綬褒章、日本国際賞、日本学士院賞を受賞。2010年文化功労者。2017年文化勲章。http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171025/Recordchina_20171025007.html
この中で、「アインシュタインらのノーベル賞級の発明は、ワイワイ・ガヤガヤ切磋琢磨する研究室から生まれた。雰囲気がよかったから感動を呼び、大きな歴史的な発見が生まれた」と指摘。1979年に初めて訪中して以来、いち早く留学生の受け入れと養成・助成を通じ、日中の学術・研究の交流に取り組んだという。東大研究室時代に教えた留学生の多くが帰国後中国科学界をリード。今でも親密な行き来が続いており、今こそこうした交流が日中の友好促進に役立つとの考えを熱く語った。
(聞き手=八牧浩行Record China主筆)
――藤嶋先生は東京大学大学院に在学中の1967年春、水溶液中の酸化チタン電極に強い光を当てたところ、酸化チタン表面で光触媒反応が起きることを発見。業績が認められ、2004年に日本国際賞や日本学士院賞を受賞し、毎年ノーベル化学賞の候補にノミネートされています。酸化チタンは表面についた汚れや悪臭の原因となる有機物を二酸化炭素と水に分解する効果を応用し、ビルの外装や駅の屋根、トイレの便器などに広く応用されていますね。また、中国人留学生も多く育てられたとか。
私は中国工学院(日本学士院に相当)の院士です。北京の人民大会堂で院士の称号を中国のトップからいただきました。日本人としては2人目でした。私が最初に中国を訪問したのは1979年です。その前の1977年に中国から初めての留学生6人が東京大学工学部のそのうち1人が私の研究室に来て2年間在籍しました。黎甜階君です。その後中国の優秀な方が日本政府の国費留学生として来てくれることになりました。
もちろん私費留学生も来てくれましたが、そのうちの一人が姚建年君で、東大の博士号を取って帰国しました。現在、中国科学院の院士でもある彼は科学技術基金委員会の大臣格であるとともに中国化学会会長務めています。同じく東大研究室の教え子である劉忠範君は北京大学教授・院士です。中国で最近、学術分野ごとに巨額の資金が付く制度ができた時、彼は化学を代表して一人選ばれました。
江雷君は、2011年12月に、ここ(東京理科大学葛飾キャンパス)に来ていました。中国の化学研究所の教授でもありますが、北京の航天大学の材料学部長・院士です。新しい機能材料の開発をやっています。このように私の研究室の中国人留学生は皆中国に戻って業績を挙げ、活躍しています。院士ばかりで、うれしいことです。
――大事なことですね。先生が教えられた留学生が中国の化学会の礎を築かれたのですね。
国費留学生として20歳代で来日し、みな熱心で優秀でした。掲載されるのが難しい「ネイチャー」(英国の世界一権威ある科学雑誌)にも皆論文を書きました。劉忠範君も姚建年君もネイチャーに論文を出し、人民日報にも掲載され、話題になりました。
――私も通信社のロンドン特派員時代にネイチャーを仕事で読みました。最初に翻訳して報道するのは通信社の役目です。とても難しく、どう訳したらいいか分からなくて苦労した覚えがあります。中国はノーベル賞で欧米や日本に大きく先行されているから何とかしたいと考えているようですね。
劉忠範君は31歳の時に北京大に戻しました。戻る前、最初は講師でということでしたが、助教授で戻りました。ちょうどその時、若手を教授に登用する制度ができたようで、同年9月に教授に抜擢されました。私と私のところの橋本和仁助教授で彼を応援しようと、日中シンポジウムを北京でスタートさせました。それがほぼ毎年続いています。中国化学会会長の姚建年君がいつもリードしてくれています。教え子の多くが中国で活躍しており、誇らしく思います。こういう時代環境であるからこそ日中の科学・技術・教育交流が大切だと思います。
――中国では科学技術で追いつこうとの熱意が凄いですね。ノーベル賞受賞者を出そうという迫力も強く、このままでは将来、日本を追い越すかもしれませんね。
この冊子は教え子たち2人が最近学界で発表した研究論文です。論文の著者欄に私の名を入れたいと言うことで3人の連名になりました。彼らの業績なのにね。
――藤嶋先生に薫陶を受けたおかげだと感謝しているからでしょう。このような濃密な師弟関係は貴重ですね。
われわれの研究で何が面白いかといえば、例えば江雷君のネイチャー論文「クモの巣、クモは凄い」は、尻から糸を出し、本来は飛べないのに風を使って飛ぶ。横糸、縦糸をうまくデザインして糸に絡まった虫を目がけて素早く動き捕まえます。もちろんクモ自身は糸に絡まないようになっています。真夏には糸が乾燥してカラカラになれば、虫が捕まらないと考えますが、糸をよく見ると、水がうまく集まるような構造になってネバネバを再生しています。ネイチャーはこの論文に驚きびっくりして表紙に採用しました。
サボテンは水分のない乾燥地帯の砂漠で生き延びていますが、江雷君は空気中の水分をとっている棘(とげ)の秘密を明らかにしています。これもネイチャー論文となりました。この原理を応用すれば、水不足で困っている砂漠の人々に利用してもらうことができます。
われわれは自然から学ぶことができます。湿度が高くても眼が曇らず、蚊をはじめとする昆虫はよく見えます。これらは私が研究している光触媒の働きと似た作用です。既に実用化されている「雨滴を粒にせず曇らない自動車サイドミラー」は光触媒技術の応用です。
――サイドミラーまで先生が発明した光触媒技術が活用されているのですね。
自然に学ぶといえば、ハスの葉は大きいのに雨が降ると表面がすぐきれいになりますし、稲(イネ)も田んぼの泥の中にあるのに常にきれいです。雨が降ると泥がスーと流れ落ちます。水面に浮くアメンボも足で表面張力足を利用しています。やっぱり自然界は凄いです。
――ご体験に基づいた興味深いお話をお聞かせいただき、私も「目からうろこ」状態です。
例えば中国の筆がどうできているか特別な動物の日本で言う「いたち」の仲間、中でも若いいたちの毛で作った筆を使用しているそうです。紙も凄いし特別ですね。中国の紙は繊維も長く何回も漉(す)きますから下に染みないわけですね。
――先日中国の大家の展覧会を取材し報道しましたが、迫力がありました。北京五輪で誇示しましたが、中国人は紙や火薬、印刷術などを発明し、これらが西洋や日本に伝来したと主張しています。
4000年の歴史がありますからね。全部つながっていますよ。そして次々に新しいものが出てきます。
―一中国は一人っ子政策の中で、中産階級がどんどん増え、親は教育熱心です。アメリカや欧州を中心に多くの学生を留学させています。中国は改革開放路線で貧困からは数億人規模で救われましたが、家族ぐるみで老人の面倒を見る社会体制が崩壊し、年金、介護などは大変ですね。大気汚染もひどく課題が山積しています。
高齢化社会でお墓も大変のようですね。石炭排ガス汚染などは光触媒技術を応用すれば解決できますよ。
――先生は科学技術振興機構中国総合研究センターのセンター長を務められましたね。
私は2代目です。その後は前の東大総長の吉川弘之さんがやりました。今は元東大総長の有馬朗人さんが務めています。このセンターは日中両国の科学技術分野の交流を通じて、相互理解を促進するためのプラットフォームを構築することを目的に2006年に設立されたのですね。
劉忠範君は経歴や業績などを詳細に記録した冊子をいつも送ってくれます。これが彼自身の歴史そのものです。
――凄い方々を弟子として育成されたのですね。
アインシュタイン、キューリーらのノーベル賞級の研究は、ワイワイ・ガヤガヤ切磋琢磨する研究室から生まれたのです。雰囲気がよかったから感動を呼び、大きな歴史的な発見が生まれたのです。
――雰囲気がよければ感動につながるのですね。
皆がいい雰囲気の中で、寝食を惜しんで交流し吸収しようとすれば実績が上がります。何事も交流が大事です。実が結実すれば、それがさらにいい大きな実を生み出します。
――先生の教えがこういうことで花開くのですね。「天寿を全うするための科学技術」という本もお書きになっておられる「物華天宝」にとつながる話ですね。
「物華天宝、人傑地霊」という言葉は中国では有名で、「豊かな産物は天の恵みであり、優れた人間はその土地の霊気が育む」という意味です。私の解釈は違っていて、物華天宝の物華は科学技術の成果。これが天に隠されている宝だと解釈しています。科学者は原理を探し出して、世界、人類に役立てる。そして、そういった成果を導き出せる人間を養うのは、知的で闊達な雰囲気ではないでしょうか。
【<文化勲章受章インタビュー(2/3)>米中首脳会談を繋いだ「汚れないネクタイ」=光触媒技術を応用―藤嶋昭・東京理科大学長】に続く
<藤嶋昭(ふじしま・あきら)氏プロフィール>
東京大学特別栄誉教授。上海交通大学など中国10大学の名誉教授。66年横浜国立大学工学部卒業、71年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学工学部講師、同大学工学部助教授、同大学工学部教授、同大学大学院工学系研究科教授。03年4月より財団法人 神奈川科学技術アカデミー理事長、08年科学技術振興機構・中国総合研究センター長。2010年1月より東京理科大学学長(現在に至る)。日本化学会賞、紫綬褒章、日本国際賞、日本学士院賞を受賞。2010年文化功労者。2017年文化勲章。http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20171025/Recordchina_20171025007.html
とても興味深く読みました:
再生核研究所声明 138 (2013.10.18): 大中国、中国の印象 ― 母なる大国、中国に郷愁を感じた
(2013.10.10.16:20 纏めたいと思っていたが、全体の構想が休んでいるときに湧いた。)
9月、学習理論の国際会議に招待され、会議は Hangzhou 空港から、車で50分くらいのところにある 由緒ある街、Shaoxing市、Jishan Hotel で 開催された。観光は 由緒ある街ではなく、1000年を越える桂で有名な大公園で 桂林 お茶や散策で過ごした。それで、ホテルの極近くと、1回大きなホテルでの晩餐会に出かけた以外、多くの運河を持つ、面白そうな街を良くは見られなかった。中国は大国で、今までに、深圳、香港、上海、マカオしか訪れていなかったので、中国の印象と言っても、局所的な視点であることに留意して頂きたい。しかし、今回の訪問は 中国のいわば中枢、文化的に古い町のひとつであるから、大中国の理解を深められるのではと 大きな期待を持っていた。
まず、触れたいのは、何時でも感じて来たことであるが、民族、人種が 概ね半数位は 日本人と全く同様であると言うことである。親族や友人と全く同様、素敵な人たちが多くいて、外国の感じがしないと言うことである。奈良や京都に行くと 特別な郷愁を感じるもの であるが、より古い時代の同じような郷愁を深く感じた。漢字、いろいろな絵、風景に本当に懐かしさと共感、共鳴をし、人びととも情が通じるのが良く分る。― 日本では 中国人嫌いや、蔑視の風潮が少しあるが、とんでもない誤解であると言える。― これらの事実は、留学生の一部の人たちの悪い印象と、マスコミの偏見や、政治的な意図を持った報道の影響ではないだろうか ― 外国に おべっかをつかったような 心無い政治家の 暴言も印象深い。― 兄弟、姉妹、親戚、友人の 素敵な人たちと そっくりな人たちのいる中国と 仲違いするなど、同族争いと同じで、自分の故郷と喧嘩する ようなものである。日本が侵略したことを思い、心を痛めた。漢字の偉大なる文化と影響を深く感じた。中国は 本当に、日本の故郷である。民族的にも、文化的にも、先祖様の国であると言える。
次に触れたいのは、食の豊富さである。多様な食材が出て、びっくりさせられる。日本の食の原型を沢山見出すことも出来る。特に、お茶が 特別に効果が有って、頂くと気分が爽快になり、いろいろな考えが湧いたり、元気が出て来る、体が喜んで、生き生きしてくるのが良く分かる。中国の食の多様性、豊かさには 何時も驚かされる。広い中国から集められていることが良く分る。
中国は街づくりで、どんどん開発、発展していて、公害対策にも熱心に取り組んでいることが良く分かる。しかし、やはり残念なのは 大気汚染、排水など 社会基盤の整備の遅れである。大中国は 日本の10倍国であるから、 西欧並みに成ったら 地球が持たないなどの危惧さえ起きる訳で、短期的な判断は 禁物であり、大きな視野で 中国を捉える必要が有るのではないだろうか。 大混乱が起きて まだ1世代も経っていない現実を考慮する必要がある。
日本は、熱烈、日本の母なる 大国中国と友好関係を深めて、世界史の発展を志向したい。
もちろん、反米など論外であり、中国とも アメリカとも、仲良くである(再生核研究所声明 25: 日本の対米、対中国姿勢の在りようについて)。
まこと、人間は、神によって創造され、共通の基礎を持っているように感じられる。世界のどこに行っても、人間は同じように考えたり、悩んだり、気持ち が通じてしまう。
和によって、世界史を進化、発展させたい。
(暖かく迎え、歓迎して頂いた方々に心から謝意を表したい、人々は親切で、人懐っこいと感じた。)
以 上
再生核研究所声明325(2016.10.14) ゼロ除算の状況について ー 研究・教育活動への参加を求めて
アリストテレス以来、あるいは西暦628年インドにおけるゼロの記録と、算術の確立以来、またアインシュタインの人生最大の懸案の問題とされてきた、ゼロで割る問題 ゼロ除算は、本質的に新しい局面を迎え、数学における初歩的な部分の欠落が明瞭になってきた。ここ70年を越えても教科書や学術書における数学の初歩的な部分の期待される変更は かつて無かった事である。ユークリッドの考えた空間と解析幾何学などで述べられる我々の空間は実は違っていた。いわゆる非ユークリッド空間とも違う空間が現れた。不思議な飛び、ワープ現象が起きている世界である。ゼロと無限の不思議な関係を述べている。これが我々の空間であると考えられる。
そこで、最近の成果を基に現状における学術書、教科書の変更すべき大勢を外観して置きたい。特に、大学学部までの初等数学において、日本人の寄与は皆無であると言えるから、ゼロ除算の教育、研究は日本人が数学の基礎に貢献できる稀なる好機にもなるので、数学者、教育者など関係者の協力、参加をお願いしたい。
先ず、数学の基礎である四則演算において ゼロでは割れない との世の定説を改め、自然に拡張された分数、割り算で、いつでも四則演算は例外なく、可能であるとする。数学はより美しく、完全であった。さらに、数学の奥深い世界を示している。ゼロ除算を含む体の構造、山田体が確立している。その考えは、殆ど当たり前の従来の演算の修正であるが、分数における考え方に新規で重要、面白い、概念がある。その際、小学生から割り算や分数の定義を除算の意味で 繰り返し減法(道脇方式)で定義し、ゼロ除算は自明であるとし 計算機が割り算を行うような算法で 計算方法も指導する。― この方法は割り算の簡明な算法として児童・生徒たちにも歓迎されるだろう。
反比例の法則や関数y=1/xの出現の際には、その原点での値はゼロであると 定義する。その広範な応用は 学習過程の進展に従って どんどん触れて行くこととする。応用する。
いわゆるユークリッド幾何学の学習においては、立体射影の概念に早期に触れ、ゼロ除算が拓いた新しい空間像を指導する。無限、無限の彼方の概念、平行線の概念、勾配の概念を変える必要がある。どのように、如何に、カリキュラムに取り組むかは、もちろん、慎重な検討が必要で、数学界、教育界などの関係者による国家的取り組み、協議が必要である。重要項目は、直交座標系で y軸の勾配はゼロであること。真無限における破壊現象、接線などの新しい性質、解析幾何学との美しい関係と調和。すべての直線が原点を代数的に通り、平行な2直線は原点で代数的に交わっていること。行列式と破壊現象の美しい関係など。三角関数や初等関数でも考え方を修正、補充する。直線とは、そもそも、従来の直線に原点を加えたもので、平行線の公理は実は成り立たず、我々の世界は、ユークリッド空間でも、いわゆる非ユークリッド幾何学でもない、新しい空間である。原点は、あらゆる直線の中心になっている。
大学レベルになれば、微積分、線形代数、微分方程式、複素解析をゼロ除算の発展の成果で修正、補充して行く。複素解析学におけるローラン展開の学習以前でも形式的なローラン展開(負べき項を含む展開)の中心の値をゼロ除算で定義し ― ゼロ除算算法、広範な応用を展開する。最も顕著な例は、tan 90度 の値がゼロであることで、いろいろ幾何学的な説明は、我々の空間の認識を変えるのに教育的で楽しい題材である。特に微分係数が正や負の無限大に収束(発散)する時、微分係数をゼロと修正することによって、微分法の多くの公式や定理の表現が簡素化され、教科書の結構な記述の変更が要求される。媒介変数を含む多くの関数族は、ゼロ除算 算法で統一的な視点が与えられる。多くの公式の記述が簡単になり、修正される。新しい、関数の素性が見えてくる。
複素解析学において 無限遠点はゼロで表現されると、コペルニクス的変更(無限とされていたのが実はゼロだった)を行い、極の概念を次のように変更する。極、特異点の定義は そのままであるが、それらの点の近傍で、限りなく無限の値に近づく値を位数まで込めて取るが、特異点自身では、ゼロ除算に言う、有限確定値をとるとする。その有限確定値のいろいろ幾何学的な意味を学ぶ。古典的な鏡像の定説;原点の 原点を中心とする円に関する鏡像は無限遠点であるは、誤りであり、修正し、ゼロであると いろいろな根拠によって説明する。これら、無限遠点の考え方の修正は、ユークリッド以来、我々の空間に対する認識の世界史上における大きな変更であり、数学を越えた世界観の変更を意味している。これはアリストテレスの世界の連続性の概念を変えるもので強力な不連続性を示している。 ― この文脈では天動説が地動説に変わった歴史上の事件が想起される。
ゼロ除算は 物理学を始め、広く自然科学や計算機科学への大きな影響があり、さらに哲学、宗教、文化への大きな影響がある。しかしながら、ゼロ除算の研究成果を教科書、学術書に遅滞なく取り入れていくことは、真智への愛、真理の追究の表現であり、四則演算が自由にできないとなれば、数学者ばかりではなく、人類の名誉にも関わることである。実際、ゼロ除算の歴史は 止むことのない闘争の歴史とともに人類の恥ずべき人類の愚かさの象徴となるだろう。世間ではゼロ除算について不適切な情報が溢れていて 今尚奇怪で抽象的な議論によって混乱していると言える。― 美しい世界が拓けているのに、誰がそれを閉ざそうと、隠したいと、無視したいと考えられるだろうか。我々は間違いを含む、不適切な数学を教えていると言える: ― 再生核研究所声明 41: 世界史、大義、評価、神、最後の審判 ―。
地動説のように真実は、実体は既に明らかである。 ― 研究と研究成果の活用の推進を 大きな夢を懐きながら 要請したい。 研究課題は基礎的で関与する分野は広い、いろいろな方の研究・教育活動への参加を求めたい。素人でも数学の研究に参加できる新しい初歩的な数学を沢山含んでいる。ゼロ除算は発展中の世界史上の事件、問題であると言える。
以 上
追記:
http://www.diogenes.bg/ijam/contents/2014-27-2/9/9.pdf DOI:10.12732/ijam.v27i2.9.
*156 Qian,T./Rodino,L.(eds.): Mathematical Analysis, Probability and
Applications -Plenary Lectures: Isaac 2015, Macau, China.
(Springer Proceedings in Mathematics and Statistics, Vol. 177) Sep. 2016 305 pp. (Springer)
Paper:Division by Zero z/0 = 0 in Euclidean Spaces
Dear Prof. Hiroshi Michiwaki, Hiroshi Okumura and Saburou Saitoh
With reference to above, The Editor-in-Chief IJMC (Prof. Haydar Akca) accepted the your paper after getting positive and supporting respond from the reviewer.
Now, we inform you that your paper is accepted for next issue of International Journal of Mathematics and Computation 9 Vol. 28; Issue 1, 2017),
数学基礎学力研究会のホームページ
URLは
再生核研究所声明222(2015.4.8)日本の代表的な数学として ゼロ除算の研究の推進を求める
ゼロ除算の成果は 2015.3.23 明治大学で開催された日本数学会で(プログラムは5200部印刷、インターネットで公開)、海外約200名に経過と成果の発表を予告して 正規に公開された。簡単な解説記事も約200部学会で配布された。インターネットを用いて1年以上も広く国際的に議論していて、骨格の論文も出版後1年以上も経過していることもあり、成果と経過は一応の諒解が広く得られたと考えても良いと判断される。経過などについては 次の一連の声明を参照:
再生核研究所声明148(2014.2.12) 100/0=0, 0/0=0 - 割り算の考えを自然に拡張すると ― 神の意志
再生核研究所声明154(2014.4.22) 新しい世界、ゼロで割る、奇妙な世界、考え方
再生核研究所声明157(2014.5.8) 知りたい 神の意志、ゼロで割る、どうして 無限遠点と原点が一致しているのか?
再生核研究所声明161(2014.5.30) ゼロ除算から学ぶ、数学の精神 と 真理の追究
再生核研究所声明163(2014.6.17) ゼロで割る(零除算)- 堪らなく楽しい数学、探そう零除算 ― 愛好サークルの提案
再生核研究所声明166(2014.6.20) ゼロで割る(ゼロ除算)から学ぶ 世界観
再生核研究所声明171(2014.7.30) 掛け算の意味と割り算の意味 ― ゼロ除算100/0=0は自明である?
再生核研究所声明176(2014.8.9) ゼロ除算について、数学教育の変更を提案する
Announcement 179 (2014.8.25): Division by zero is clear as z/0=0 and it is fundamental in mathematics
Announcement 185 : The importance of the division by zero $z/0=0$
再生核研究所声明188(2014.12.15) ゼロで割る(ゼロ除算)から観えてきた世界
再生核研究所声明190(2014.12.24)
再生核研究所からの贈り物 ― ゼロ除算100/0=0, 0/0=0
再生核研究所声明192(2014.12.27) 無限遠点から観る、人生、世界
夜明け、新世界、再生核研究所 年頭声明
― 再生核研究所声明193(2015.1.1)―
再生核研究所声明194(2015.1.2) 大きなイプシロン(無限小)、創造性の不思議
再生核研究所声明195(2015.1.3) ゼロ除算に於ける高橋の一意性定理について
再生核研究所声明196(2015.1.4) ゼロ除算に於ける山根の解釈100= 0x0について
再生核研究所声明200(2015.1.16) ゼロ除算と複素解析の現状 ―佐藤超関数論との関係が鍵か?
再生核研究所声明202(2015.2.2) ゼロ除算100/0=0,0/0=0誕生1周年記念声明 ― ゼロ除算の現状と期待
再生核研究所声明215(2015.3.11) ゼロ除算の教え
日本の数学が、欧米先進国のレベルに達していることは、国際研究環境の実情を見ても広く認められる。しかしながら、初等教育から大学学部レベルの基本的な数学において 日本の貢献は 残念ながら特に見当たらないと言わざるを得ない。これは日本の数学が 大衆レベルでは 世界に貢献していないことを意味する。これについて 関孝和の微積分や行列式の発見が想起されるが、世界の数学史に具体的な影響、貢献ができなかったこともあって 関孝和の天才的な業績は 残念ながら国際的に認知されているとは言えない。
そこで、基本的なゼロ除算、すなわち、四則演算において ゼロで割れないとされてきたことが、何でもゼロで割れば ゼロであるとの基本的な結果は、世界の数学界における 日本の数学の顕著なものとして 世界に定着させる 良い題材ではないだろうか。
内容の焦点としてはまず:
ゼロ除算の発見、
道脇方式によるゼロ除算の意味付け、除算の定義、
高橋のゼロ除算の一意性、
衝突における山根の現象の解釈、
の4点が挙げられる。
6歳の道脇愛羽さんが、ゼロ除算は 除算の固有の意味から自明であると述べられていることからも分かるように、ゼロ除算は、ピタゴラスの定理を超えた基本的な結果であると考えられる。
ゼロ除算の研究の発展は 日本の代表的な数学である 佐藤の超関数の理論と密接な関係にあり(再生核研究所声明200)、他方、欧米では Aristotélēs の世界観、universe は連続である との偏見に陥っている現状がある。 最後にゼロ除算の意義 に述べられているように ゼロ除算の研究は 日本の数学として発展させる絶好の分野であると考えられる。 そこで、広く関係者に研究の推進と結果の重要性についての理解と協力を求めたい。
ゼロ除算の意義:
1)西暦628年インドでゼロが記録されて以来 ゼロで割るの問題 に 簡明で、決定的な解 1/0=0, 0/0=0をもたらしたこと。
2) ゼロ除算の導入で、四則演算 加減乗除において ゼロでは 割れない の例外から、例外なく四則演算が可能である という 美しい四則演算の構造が確立されたこと。
3)2千年以上前に ユークリッドによって確立した、平面の概念に対して、おおよそ200年前に非ユークリッド幾何学が出現し、特に楕円型非ユークリッド幾何学ではユークリッド平面に対して、無限遠点の概念がうまれ、特に立体射影で、原点上に球をおけば、 原点ゼロが 南極に、無限遠点が 北極に対応する点として 複素解析学では 100年以上も定説とされてきた。それが、無限遠点は 数では、無限ではなくて、実はゼロが対応するという驚嘆すべき世界観をもたらした。
4)ゼロ除算は ニュートンの万有引力の法則における、2点間の距離がゼロの場合における新しい解釈、 独楽(コマ)の中心における角速度の不連続性の解釈、衝突などの不連続性を説明する数学になっている。ゼロ除算は アインシュタインの理論でも重要な問題になっていたとされている。数多く存在する物理法則を記述する方程式にゼロ除算が現れているが、それらに新解釈を与える道が拓かれた。
5)複素解析学では、1次変換の美しい性質が、ゼロ除算の導入によって、任意の1次変換は 全複素平面を全複素平面に1対1 onto に写すという美しい性質に変わるが、 極である1点において不連続性が現れ、ゼロ除算は、無限を 数から排除する数学になっている。
6)ゼロ除算は、不可能であるという立場であったから、ゼロで割る事を 本質的に考えてこなかったので、ゼロ除算で、分母がゼロである場合も考えるという、未知の新世界、新数学、研究課題が出現した。
7)複素解析学への影響は 未知の分野で、専門家の分野になるが、解析関数の孤立特異点での性質について新しいことが導かれる。典型的な定理は、どんな解析関数の孤立特異点でも、解析関数は 孤立特異点で、有限な確定値をとる である。佐藤の超関数の理論などへの応用がある。
8)特異積分におけるアダマールの有限部分や、コーシーの主値積分は、弾性体やクラック、破壊理論など広い世界で、自然現象を記述するのに用いられている。面白いのは 積分が、もともと有限部分と発散部分に分けられ、 極限は 無限たす、有限量の形になっていて、積分は 実は、普通の積分ではなく、そこに現れる有限量を便宜的に表わしている。ところが、その有限量が実は、 ゼロ除算にいう、 解析関数の孤立特異点での 確定値に成っていること。いわゆる、主値に対する解釈を与えている。これはゼロ除算の結果が、広く、自然現象を記述していることを示している。
9)中学生や高校生にも十分理解できる基本的な結果をもたらした:
基本的な関数y = 1/x のグラフは、原点で ゼロである;すなわち、 1/0=0 である。
基本的な関数y = 1/x のグラフは、原点で ゼロである;すなわち、 1/0=0 である。
10)既に述べてきたように 道脇方式は ゼロ除算の結果100/0=0, 0/0=0および分数の定義、割り算の定義に、小学生でも理解できる新しい概念を与えている。多くの教科書、学術書を変更させる大きな影響を与える。
11)ゼロ除算が可能であるか否かの議論について:
現在 インターネット上の情報でも 世間でも、ゼロ除算は 不可能であるとの情報が多い。それは、割り算は 掛け算の逆であるという、前提に議論しているからである。それは、そのような立場では、勿論 正しいことである。出来ないという議論では、できないから、更には考えられず、その議論は、不可能のゆえに 終わりになってしまう ― もはや 展開の道は閉ざされている。しかるに、ゼロ除算が 可能であるとの考え方は、それでは、どのような理論が 展開できるのかの未知の分野が望めて、大いに期待できる世界が拓かれる。
12)ゼロ除算は、数学ばかりではなく、 人生観、世界観や文化に大きな影響を与える。
次を参照:
再生核研究所声明166(2014.6.20)ゼロで割る(ゼロ除算)から学ぶ 世界観
再生核研究所声明188(2014.12.16)ゼロで割る(ゼロ除算)から観えてきた世界
ゼロ除算における新現象、驚きとは Aristotélēs の世界観、universe は連続である を否定して、強力な不連続性を universe の現象として受け入れることである。
以 上
ゼロの発見には大きく分けると二つの事が在ると言われています。
一つは数学的に、位取りが出来るということ。今一つは、哲学的に無い状態が在るという事実を知ること。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1462816269
1+0=1 1ー0=0 1×0=0 では、1/0・・・・・・・・・幾つでしょうか。
0??? 本当に大丈夫ですか・・・・・0×0=1で矛盾になりませんか・・・・
割り算を掛け算の逆だと定義した人は、誰でしょう???
まして、10個のリンゴを0人で分けた際に、取り分 が∞個の小さな部分が取り分は、どう考えてもおかしい・・・・
受け取る人がいないわけですから、取り分は0ではないでしょうか。 すなわち何でも0で割れば、0が正しいのではないでしょうか。じゃあ聞くけど、∞個は、どれだけですか???
小学校以上で、最も知られている数学の結果は何でしょうか・・・
ゼロ除算(1/0=0)は、ピタゴラスの定理(a2 + b2 = c2 )を超えた基本的な結果であると考えられる。
もし1+1=2を否定するならば、どのような方法があると思いますか? http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12153951522 #知恵袋_
一つの無限と一つの∞を足したら、一つの無限で、二つの無限にはなりません。
Title page of Leonhard Euler, Vollständige Anleitung zur Algebra, Vol. 1 (edition of 1771, first published in 1770), and p. 34 from Article 83, where Euler explains why a number divided by zero gives infinity.
割り算のできる人には、どんなことも難しくない
世の中には多くのむずかしいものがあるが、加減乗除の四則演算ほどむずかしいものはほかにない。
ベーダ・ヴェネラビリス
数学名言集:ヴィルチェンコ編:松野武 山崎昇 訳大竹出版1989年
1/0=∞ (これは、今の複素解析学) 1/0=0 (これは、新しい数学で、Division by Zero)
原点を中心とする単位円に関する原点の鏡像は、どこにあるのでしょうか・・・・
∞ では無限遠点はどこにあるのでしょうか・・・・・
加(+)・減(-)・乗(×)・除(÷) 除法(じょほう、英: division)とは、乗法の逆演算・・・・間違いの元 乗(×)は、加(+) 除(÷)は、減(-)
数学で「A÷0」(ゼロで割る)がダメな理由を教えてください。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411588849 #知恵袋_
0×0=0・・・・・・・・・だから0で割れないと考えた。
唯根拠もなしに、出鱈目に言っている人は世に多い。
世界中で、ゼロ除算は 不可能 か
可能とすれば ∞ だと考えられていたが・・・
しかし、ゼロ除算 はいつでも可能で、解は いつでもセロであるという意外な結果が得られた。
無限遠点は存在するが、無限大という数は存在しない・・・・
天動説・・・・・・∞
地動説・・・・・・0
1÷0=0 1÷0=∞・・・・数ではない 1÷0=不定・未定義・・・・狭い考え方をすれば、できない人にはできないが、できる人にはできる。
『ゼロをめぐる衝突は、哲学、科学、数学、宗教の土台を揺るがす争いだった』 ⇒ http://ameblo.jp/syoshinoris/entry-12089827553.html …… →ゼロ除算(100/0=0, 0/0=0)が、当たり前だと最初に言った人は誰でしょうか・・・ 1+1=2が当たり前のように、
ゼロ除算(100/0=0, 0/0=0)が、当たり前だと最初に言った人は誰でしょうか・・・・ 1+1=2が当たり前のように
何とゼロ除算は、可能になるだろうと April 12, 2011 に 公に 予想されていたことを 発見した。
多くの数学で できないが、できるようになってきた経緯から述べられたものである。
Dividing by Nothing
by Alberto Martinez
It is well known that you cannot divide a number by zero. Math teachers write, for example, 24 ÷ 0 = undefined.
After all, other operations that seemed impossible for centuries, such as subtracting a greater number from a lesser, or taking roots of negative numbers, are now common. In mathematics, sometimes the impossible becomes possible, often with good reason.
Posted April 12, 2011More Discoverhttps://notevenpast.org/dividing-nothing/
明治5年(1872)
地球平面説→地球球体説
天動説→地動説
1/0=∞若しくは未定義 →1/0=0
地球人はどうして、ゼロ除算1300年以上もできなかったのか? 2015.7.24.9:10 意外に地球人は知能が低いのでは? 仲間争いや、公害で自滅するかも。 生態系では、人類が がん細胞であった とならないとも 限らないのでは?
ビッグバン宇宙論と定常宇宙論について、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1243254887 #知恵袋_
ゼロ除算の証明・図|ysaitoh|note(ノート) https://note.mu/ysaitoh/n/n2e5fef564997
Q)ピラミッドの高さを無限に高くしたら体積はどうなるでしょうか??? A)答えは何と0です。 ゼロ除算の結果です。
ゼロ除算は1+1より優しいです。 何でも0で割れば、0ですから、簡単で美しいです。 1+1=2は 変なのが出てくるので難しいですね。
∞÷0はいくつですか・・・・・・・
∞とはなんですか・・・・・・・・
分からないものは考えられません・・・・・
宇宙消滅説:宇宙が、どんどんドン 拡大を続けると やがて 突然初めの段階 すなわち 0に戻るのではないだろうか。 ゼロ除算は、そのような事を言っているように思われる。 2015年12月3日 10:38
Reality of the Division by Zero $z/0=0$
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