2018年5月24日木曜日

東大が100年後の“地球医”を育成

東大が100年後の“地球医”を育成

企業や行政、他大学と連携、狙いは他者を巻き込む力を持つ科学者東京大学農学部は、100年後の地球環境を考え、自分から行動できる“地球医”を育成する教育プログラムを立ち上げた。第1期生として約10人の学部3年生が参加する。企業や行政機関と連携し、一緒に社会課題の解決を考える。今後、学生数を増やすことや、他学部・他大学の参加も促す。垣根を越えて、協力し合える科学者集団を目指す。
 

専門の殻を破り、協力し合う


 教育プログラム「One Earth Guardians育成プログラム」の狙いは、新しい学び方への挑戦だ。大学での教育や研究は専門領域に特化し、企業や現場のニーズと離れやすい。

 そこで同プログラムでは、企業や社会の意見を聞き、双方向で学ぶ内容を構築する。専門知識を持ちつつ、俯瞰(ふかん)的な視点からの課題発見や解決方法のデザイン、実践する力と、他者を巻き込む力を持つ人材を育てる。

 地球環境という大きなテーマを設定することで、学生だけでなく教育者や企業、多様な専門家が一緒に課題を考え、互いを知り、学び合う体制を作る。座学と専門研究に二分された従来の教育に一石を投じる。

 発起人の一人の高橋伸一郎東大大学院農学生命科学研究科准教授は「教員のマインドセットも変える必要がある」と指摘する。

 具体的には、学生は講義で環境や食、生物資源、動植物、微生物などの多面的な知識を得て、企業の実学研修で現場の課題などを学ぶ。

 少人数のアクティブラーニングの手法を取り入れる。初年度の実学研修には数社が協力する。「就職向けのインターンシップ(就業体験)と違い、赤裸々な現場を知りたい」(高橋准教授)という。企業側は、学生の考えを共有できるほか、どんな学生を育てたいかという声を大学に届けられる。
 

企業、海外大学などにも広がる輪


 企業間のネットワークも構築する。異業種が参加できるテーマで研究会を開く。そこへ大学の教育者や研究者も参加する。同プログラムを知ってもらうための事前のワークショップには約50社が参加し、賛同の輪は広がってきている。

 また、東大農学部の取り組みで終わらせず、「賛成してくれる学部や大学は、どんどん入ってほしい」(同)と話す。国内に加え、北欧や豪州などの海外大学も興味を示しているという。

 高橋准教授は、「農学は、世の中の役に立つ実学が始まり。原点に立ち返る」と話す。経済価値以外の尺度で物事を考えられる人材を、会社や社会に根付かせることを目指す。「持続可能な開発目標(SDGs)」とも足並みをそろえる。
 

インタビュー・高橋伸一郎准教授


高橋伸一郎准教授

 -なぜ地球医の育成を決めたのですか。
 「『専門の異なる研究者が協力すれば、大きな課題に対処できるのではないか』という思いが以前からあった。『地球』を題材にすれば、多くの人が集まれる。自分で行動する人材を育成するにも、多くの人が興味を持つ環境は適している。また、人間は多くの生き物に依存しなければ生きられない弱い存在だ。このままでは最初に地球から蹴り出される危機感もある」

 -今の大学生の特徴は。
 「かわいい。指示されたら、さっとやる。素直で器用だ。教員の立場から見ると、『それでいいのか』とも思う。新しいことに取り組む科学者は、人の言うことを聞くだけではいけない。ただ、今の学生も言わないだけで、心の奥には意見を持つ。それを外に出せるようにしたい」

 -自分で考え、行動する学生を育てるには、教える側の意識改革も必要です。
 「今回の教育プログラムにはアクティブラーニングの手法を取り入れるが、通常の講義も学生への問いを多くするなど、変わる必要がある。大講義と研究室だけではいけない。また、先生も企業の現場を見ることで、意識改革できるだろう」

 -教育プログラムにはどんな学生が集まりましたか。
 「先日、2分間の自己プレゼンテーションをしてもらい、自分の語りたいことを持つ学生が集まったという印象を受けた。深海魚や虫など、それぞれ興味を持っている。どう取り組むのか楽しみだ」https://newswitch.jp/p/13048

再生核研究所声明 562011.04.06): アースデイ の理念

先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって

1) 人類の立ち入らない島や、地域の制定
2) あらゆる生物種の保存

に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上

再生核研究所声明224(2015.4.21) 郵便ポストの適正配置を求める提案 ― ゴミの無責任な投棄を止めよう
(これは 新緑美しい山間の道を散歩しながら、バイクでの郵便配達の様子を拝見して考えが湧いたものである。平凡な声明が、世に実際的に貢献すれば良いと考えた。)

世の中の人間関係の多くの問題は、次の 公正の原則 で概ね解決できると考えて再生核研究所声明の原型が始められた:

再生核研究所声明 1 (2007/01/27)美しい社会はどうしたら、できるか、 美しい社会とは:
最近の世相として,不景気・政界・財界・官界・大学の不振,教育の混迷,さらにニューヨークのテロ事件,アフガン紛争,パレスチナ問題と心痛めることが多いことです.どうしたら美しい社会を築けるでしょうか.一年半も前に纏めた次の手記はそれらのすべての解決の基礎になると思いますが,如何でしょうか. 
平成12年9月21日早朝,公正とは何かについて次のような考えがひらめいて目を覚ました. 
1) 法律,規則,慣習,約束に合っているか. 
2) 逆の立場に立ってみてそれは受け入れられるか. 
3) それはみんなに受け入れられるか.  
4) それは安定的に実現可能か. 
これらの 「公正の判定条件」 の視点から一つの行為を確認して諒となれば それは公正といえる. 
現在,社会の規範が混乱し,不透明になっているように思うが,公正の原則 を確認して,行動していけば ―― これは容易なことではないが ―― 世の中は はるかに明るくなり,多くの混乱は少なくなると思いますが如何でしょうか. 
また,こういうことを考える教育は,人間関係や社会生活の基本的な在り方を明らかにし,環境の保全などにも貢献すると思います.(以下略。)

そこで、今回は 極めて具体的に、各家庭で設置されている 郵便受けの設置場所についての検討を広く訴えたい。 郵便配達の方の立場を考えて、自分たちに都合の良い場所に 郵便受けの設置を考えるだけではなく、配達する人の立場も考えて 設置して 配達し易い様に考えようということである。 山間部等あまりに深く入り込んでいたり、 庭でも広く、奥深くに設置されていて、 配達する人の労苦、複雑さに驚かされている。 多くは バイクでの配達のようであるが、バイクでの観点も考えて、 より便利な設置を再検討したい。 郵便物を受け取る人も 配達する人も 楽しい状況になるように 配慮したい。
ついでに 余りにも当たり前のことであるが、美しい山や川に、 街に、 ゴミが捨てられていて、哀しくなる場面は 結構多い。極めて残念である。 美しい街、自然に相応しいものではない と常日頃繰り返し、思われるので、お互いに注意を換気したい。

美しい新緑の季節、自然を愛でて浩然の気を養いたい ― 再生核研究所声明223(2015.4.14) 人生の目的は、自然を愛でて楽しみ、ともに喜び合うこと ― 二十一世紀の壮大なロマン 真実(播磨屋助次郎著)を読んで。

                                     以 上
追記:

dictionary.goo.ne.jp › 国語辞書
こうぜんのき【浩然の気】とは。意味や解説、類語。《「孟子」公孫丑上から》1 天地にみなぎっている、万物の生命力や活力の源となる気。2 物事にとらわれない、おおらかな心持ち。
こうぜんのき 【浩然の気】
孟子公孫丑上』に「我善く吾が浩然の気を養う」とあるのによる。天地間に充満している非常に大きく強い気(至大至剛の気)をいう。自分行動正しいと、この気が身中満ち不屈の道徳的勇気となるとする。浩気とも。明け方近く清澄な大気をも意味し、呼吸法とも関係し、修養法ともされる。)

再生核研究所声明 13 (2008/05/17): 第1原理 ― 最も大事なこと

世界の如何なるものも 環境内の存在であり、孤立した存在は在り得ない。世界の如何なる芸術も真理もまた一切の価値は、人類が存在して始めて意味のある存在となる。従って人類の生存は、如何なるものをも超えた存在であり、すべてに優先する第1原理として、認識する必要がある。よって環境や戦争については 多くの人間の関与すべき重要な問題と考えなければならない。21世紀は、近代科学の進歩によって 地球の有限性が顕わになり、人類絶滅の可能性を感じせしめるようになってきた時代とも言える。

国が栄えなければ、地方の栄えは考えられず、県などが栄えなければ 市町村などの発展は望めない。市町村などが健全でなければ 地域は栄えず、住民や家庭の健全な生活は不可能である。しかしながら、現実的な対応としては、逆方向の発展を考えざるを得ない。すなわち私たち個人、および個人の近くから、より良い社会、環境になるように努力していくことである。孤高の存在は所詮空しく、儚いものである。それゆえに われわれは各級のレベルにおける環境と社会に思いを致すことに努力して行こうではありませんか。

特に、われなき世界は 存在すれども、何事をも認識できず、知ることもなく感じる事もできない。よって、われ存在して始めて、世界を知ることになるから、健全なる個人の存在は、個人にとっては最も大事な第1原理に考えざるを得ない。これは言い古されてきた、 まず健康ということ、 に他ならない。われなき世界とは 自分が影響を与えない世界のことである。この個人と社会の関わりは、 愛とよばれている、 愛の本質である。それは男女の愛と親子の愛が基本になっている。それはまた じんかん と よばれる人間存在の本質でもある。

この声明は 地球環境を限りなく大事にし、世界の平和を確立し、社会を大事に思い、世界の拡大と深化を、 個人を尊重しながら、 積極的に進めることを、各級のレベルで努力することを要請しているものである。その原理は、 人間存在の本質である、 人間存在における三位一体の理存在、知、愛の、存在して、始めて知り、求める事ができる という原理を、いわば当たり前のことを、
確認しているに他ならない。(しかしながら、実際にはこの自明な、重要な原理は、解析接続のように必然的に 新しい価値観と考え方を限りなく発展させ、雄大な世界を拓くのであるが、私個人はこの古い世界で生涯を閉じようとしていて、その世界には立ち入らない事にしたいと思う。不思議にも 少年時代に宇宙論と共にその世界を覗いたのですが、怖くなって覗かないようにしました。それはガウスが非ユークリッド幾何学を発見したが、世の反響の大きさを恐れて発表を控えたのと同じ心境です。) 以上。

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