2015年11月11日水曜日

【花燃ゆインタビュー】井上真央「3人の関係にはすごく悩みました」 楫取と迎える“幸せのクライマックス”に葛藤も 2015年11月10日 / 14:58

【花燃ゆインタビュー】井上真央「3人の関係にはすごく悩みました」 楫取と迎える“幸せのクライマックス”に葛藤も
2015年11月10日 / 14:58

 NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公、美和を演じている井上真央。約1年2カ月に及んだ撮影は10月14日にクランクアップとなった。井上が、撮影を終えた現在の心境と、群馬を舞台にした美和と楫取(かとり)素彦(大沢たかお)との新たな挑戦の物語や二人の関係の変化について語る。
「花燃ゆ」の主人公、美和を演じた井上真央


―撮影を終えた現在の心境を教えてください。

 まずは無事にゴールできたので、応援してくださった方々にありがとうございますという気持ちです。「この一言のせりふをどうするのか」など悩みつつ、最後までみんなで高め合いながら一緒にゴールできたので“悔いなくやり切ったな”という感じがしていて…燃え尽きております(笑)。

―寂しい気持ちはありますか。

 今はクランクアップ直後なので、まだ実感がありません。ただ、撮影中は毎日会社員のように朝早く起きて、NHKに行って…という生活だったので、それが無くなると、今後寂しくなるかもしれませんね。けど、ゴールしたとはいえ、まだ放送は続いていますし、いよいよ明治篇に入って「テンポが良くなった」という声も聞くので、ドラマとしてもう一盛り上がりできたらと思っています。

―群馬にやって来た美和は、製糸工場や養蚕農家の女性たちに、学びの世界を広げようと奮闘します。そうした美和を演じた感想は?

 まさに、この作品のテーマである「受け継いでいく」「つないでいく」という部分ですね。かつての兄(吉田松陰)がそうであったように、美和自身も人を育てることを志にしています。自身は歴史に残るような大きなことはしていないけれど、歴史に残るような人たちに影響を与えた人物…。そういう意味で、私はこれまで「美和はヒーローではない」と言ってきましたが、実は立派なヒーローなんじゃないかと思っています(笑)。

―夫の久坂玄瑞(東出昌大)を亡くすなどつらい思いをしてきた美和ですが、ようやく楫取との幸せな展開が訪れそうです。楫取の妻である姉の寿を演じた優香さん、楫取役の大沢たかおさんと何か話し合ったことはありますか。

 3人の関係については、正直ものすごく悩んだし、とっても難しかったです。美和と楫取の関係を、愛や恋といったものだけではなく、本当に自然な流れでそうなっていった…とするためにはどうしたらいいのか、すごく考えました。それこそ、このせりふ一つで「愛だの恋だのになってしまうのではないか」「とても幼く映ってしまうのでないか」と悩んだりしました。

―病床に伏す寿との会話のシーンが印象的ですね。

 あの場面はすごく難しかったです。二人のやり取りが女同士のバチバチッとしたものにはしたくなかったので、私と優香さんもすごく慎重になりました。台本を読み過ぎてせりふが夢に出てくるぐらい(笑)。撮影を終えた今、これで良かったのかなという思いは残っていますが、姉妹としてお互いがお互いを思いやる気持ちを、うやむやにせず、きちんと描けたと思っています。とは言え、皆さんの反応を見るのはドキドキします。

―萩の乱で身内を亡くした美和が、馬車で群馬に戻ったところで、楫取に悲しみをさらけ出すシーンがありました。あの場面はどうでしたか。

 最初はすごく抵抗がありました。そこで二人が抱き合わなくてもいいように「先に馬車の中で一人で泣いてしまうのはどうですか」と監督に提案したり(笑)。ギリギリまで、楫取さんの前で泣くというのは、涙、つまり女の武器を使った感じになるような気がしていて…。でも、杉家最大の不幸でどん底に落ち込んで帰ってきた美和が、やはり「この人の前では素直になれる」というのを表せる場面でもありました。これまで幾多の悲しみを共有しているからこそ分かり合える、そういう感情が伝わればと思います。http://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1023630


再生核研究所声明229(2015.5.12)吉田松陰から学ぶ ― 志の重要性と松陰の最期、モミの実の喩え

(NHK 大河ドラマ 花燃ゆ を見て 特に吉田松陰の言葉と最期についての感想を述べたい。)
素晴らしい NHK 大河ドラマ 花燃ゆ を楽しみに見ている。いろいろ素晴らしいところが多いのであるが、ここでは吉田松陰の言葉と最期についての強い印象を述べたい。まず、Wikipediaによって、基本的な情報を確認し、吉田松陰の言葉を確認して置こう:

立志尚特異 (志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない)
俗流與議難 (世俗の意見に惑わされてもいけない)
不思身後業 (死んだ後の業苦を思い煩うな)
且偸目前安 (目先の安楽は一時しのぎと知れ)
百年一瞬耳 (百年の時は一瞬にすぎない)
君子勿素餐 (君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ)
至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり
志を立ててもって万事の源となす
志士は溝壑に在るを忘れず
己に真の志あれば、無志はおのずから引き去る
恐るるにたらず
凡そ生まれて人たらば宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし
体は私なり、心は公なり
公を役にして私に殉う者を小人と為す
人賢愚ありと雖も各々一二の才能なきはなし
湊合して大成する時は必ず全備する所あらん
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし

それぞれに深く心に響く言葉である。 ドラマにも、志が大事である、あなたの志は何ですか、志がないから、つまらなく思っているなどと 反映されている。 まこと至言である。そこで、志の大事さ が 強い印象として残っている。 ― 志を立ててもって万事の源となす。 ― 
人生、好きなように生きれば 良い訳であるが、これは、環境に上手く順応して自分の心が のびのびと 良い感動が伴うように 生きるということである。 しかしながら、感動に満ちて、上手くいっても 人生で何かもの足りない気持ちが残るのではないだろうか。 また、どうしたら永く、感動が続くだろうか。 それには 人生に掛ける虹 というような、人生を貫く筋のようなものが必要ではないだろうか。 これこそ、 人生における志ではないだろうか。 我々は道を求める者、研究に励む者、芸術に励む者、芸に打ち込む者、スポーツに打ち込む者、政治を志す者、様々な いわゆる人物 にそのような芯、しっかりとした志を有している人物を世に多くみる。 1個の人間として このように生きている、生きたいと表現できるものである。
吉田松陰の志は明白である。日本国を外国の侵略から、命懸けで、自分の命を顧みずに、守るという 言わば 大義に生きる事である。 塾生にも 私は モミの粒となって、志を継いでくれる者が有れば 何ら命を惜しむことはないと言い、極めて高い志を懐いて、見事に実践して、実際、日本の歴史を大きく動かす原動力となっている。 まさに日本国の畏れ多い、偉大な人物として、尊崇の念が 湧いてくる。 言行一致、多くの人の信頼、そして30歳で、そのような心境に達して、生涯を閉じたというのであるから、 まことに凄い人物である。 そこで、松陰の生い立ちの環境や教育についても 大いに研究すべきではないだろうか。 それに比べて 現代の空虚な教育は如何であろうか。― 何か、人物が育たない教育にみえる。
また、この観点において、 歴史の重大な局面に出会うと,人間は 人間の神性に目覚め、 言わば大義に殉じたい心情が湧いてくる面があるのではないだろうか。 実際、多くの戦場などでは 自己犠牲で大義に殉じた人々は 世の英雄ばかりではなく、無数の無名戦士の中に 見られる 世界史における普遍的な現象ではないだろうか。
吉田松陰の最期の言葉、国を憂いて 真実を述べ 言わば意図的に処刑されることを 選択したのは、心に湧く 神性の現れ ではないだろうか。
平時にも、高い志を懐き、人生における虹をもてる者は まこと 幸せであると考える。

以 上






0 件のコメント:

コメントを投稿