松陰ばり!伊勢谷友介「松下村塾」開講に50人超
日刊スポーツ 6月6日(土)16時43分配信
「松下村塾リバースプロジェクト」で、受講者同士の会話に耳を傾ける伊勢谷友介(撮影・村上幸将)
伊勢谷友介(39)がNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(日曜午後8時)で演じた幕末の学者・吉田松陰主宰の松下村塾を現代に復活する新企画「松下村塾リバースプロジェクト」が6日、都内で開講した。この日は大学生、大学院生、浪人生、社会人など50人強の受講者が集まった。そして参加者1人につき10人と握手、ハグするところからスタートし、各受講者が自らの人生を振り返る「ライフマップ」を書き、それを2人1組で紹介しあった。
「松下村塾リバースプロジェクト」の目的は、松陰主宰の松下村塾を参考に、受講者が(1)自身に直面した大問題や地球環境を悪化に導いた人間のネガティブな部分を改善しようという思い=志(2)問題を提示し合い、解決への行動に向かう、ということだ。「ライフマップ」作成後の自己紹介タイム終了後、青色の紙に5分間で「あなたの志はなんですか?」を書く、というワークに移った。
既に志を持っているという受講者もいたが、多くの参加者が真剣な表情で自らの思う志を書き込んだ。それを受講者がペアで交換し、2分ずつ紹介し合うことを3回繰り返した。
伊勢谷は、受講者が自己紹介などをする各テーブルを周り、話す言葉に耳を傾け、時には語りかけるなど、受講者に積極的に関わった。「(受講者は)まだ議論の段階じゃなくて、みんなが自分の人生を自分の口で語り、自分の変化のポイントを自分で見つけているところ。議論はまだ先ですね。見ていて気持ちいい」と開講を喜んだ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000045-nksports-ent
再生核研究所声明229(2015.5.12)吉田松陰から学ぶ ― 志の重要性と松陰の最期、モミの実の喩え
(NHK 大河ドラマ 花燃ゆ を見て 特に吉田松陰の言葉と最期についての感想を述べたい。)
素晴らしい NHK 大河ドラマ 花燃ゆ を楽しみに見ている。いろいろ素晴らしいところが多いのであるが、ここでは吉田松陰の言葉と最期についての強い印象を述べたい。まず、Wikipediaによって、基本的な情報を確認し、吉田松陰の言葉を確認して置こう:
立志尚特異 (志を立てるためには人と異なることを恐れてはならない)
俗流與議難 (世俗の意見に惑わされてもいけない)
不思身後業 (死んだ後の業苦を思い煩うな)
且偸目前安 (目先の安楽は一時しのぎと知れ)
百年一瞬耳 (百年の時は一瞬にすぎない)
君子勿素餐 (君たちはどうかいたずらに時を過ごすことなかれ)
至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり
志を立ててもって万事の源となす
志士は溝壑に在るを忘れず
己に真の志あれば、無志はおのずから引き去る
恐るるにたらず
凡そ生まれて人たらば宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし
体は私なり、心は公なり
公を役にして私に殉う者を小人と為す
人賢愚ありと雖も各々一二の才能なきはなし
湊合して大成する時は必ず全備する所あらん
死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし
生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし
それぞれに深く心に響く言葉である。 ドラマにも、志が大事である、あなたの志は何ですか、志がないから、つまらなく思っているなどと 反映されている。 まこと至言である。そこで、志の大事さ が 強い印象として残っている。 ― 志を立ててもって万事の源となす。 ―
人生、好きなように生きれば 良い訳であるが、これは、環境に上手く順応して自分の心が のびのびと 良い感動が伴うように 生きるということである。 しかしながら、感動に満ちて、上手くいっても 人生で何かもの足りない気持ちが残るのではないだろうか。 また、どうしたら永く、感動が続くだろうか。 それには 人生に掛ける虹 というような、人生を貫く筋のようなものが必要ではないだろうか。 これこそ、 人生における志ではないだろうか。 我々は道を求める者、研究に励む者、芸術に励む者、芸に打ち込む者、スポーツに打ち込む者、政治を志す者、様々な いわゆる人物 にそのような芯、しっかりとした志を有している人物を世に多くみる。 1個の人間として このように生きている、生きたいと表現できるものである。
吉田松陰の志は明白である。日本国を外国の侵略から、命懸けで、自分の命を顧みずに、守るという 言わば 大義に生きる事である。 塾生にも 私は モミの粒となって、志を継いでくれる者が有れば 何ら命を惜しむことはないと言い、極めて高い志を懐いて、見事に実践して、実際、日本の歴史を大きく動かす原動力となっている。 まさに日本国の畏れ多い、偉大な人物として、尊崇の念が 湧いてくる。 言行一致、多くの人の信頼、そして30歳で、そのような心境に達して、生涯を閉じたというのであるから、 まことに凄い人物である。 そこで、松陰の生い立ちの環境や教育についても 大いに研究すべきではないだろうか。 それに比べて 現代の空虚な教育は如何であろうか。― 何か、人物が育たない教育にみえる。
また、この観点において、 歴史の重大な局面に出会うと,人間は 人間の神性に目覚め、 言わば大義に殉じたい心情が湧いてくる面があるのではないだろうか。 実際、多くの戦場などでは 自己犠牲で大義に殉じた人々は 世の英雄ばかりではなく、無数の無名戦士の中に 見られる 世界史における普遍的な現象ではないだろうか。
吉田松陰の最期の言葉、国を憂いて 真実を述べ 言わば意図的に処刑されることを 選択したのは、心に湧く 神性の現れ ではないだろうか。
平時にも、高い志を懐き、人生における虹をもてる者は まこと 幸せであると考える。
以 上
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