2015年11月4日水曜日

再生核研究所声明256 (2015.11.4) 武器を収め、環境の保全、民生の向上、文化の発展に力を注げ

再生核研究所声明256 (2015.11.4) 武器を収め、環境の保全、民生の向上、文化の発展に力を注げ 

アラブでの混乱、最近は南シナ海での軍事的緊張が増し、人類の恥ずかしい歴史を繰り返し、分を弁える動物にも劣る人間の愚かさに呆れてしまう。
まずは如何に愚かしいか 少し具体的に 南シナ海を例に触れたい。状況は、中国が南の海洋に ある種の利権と軍事的な拠点を築こうとする意図に、世界の覇者アメリカがそれを抑えるために 友好国と共に軍事的に存在して、それを牽制しようという流れである。これは キューバ危機の縮小版として理解できよう。確かに、中国がどんどん海洋の確保、あるいは軍事的な拠点を築けば、アジアは もとより世界戦略上アメリカが黙認できないのは道理である。キューバ危機では ソ連が譲歩して世界の平和は かろうじて保たれたが、今回中国が冷静な対応を誤れば、アジアに大混乱が生じるのは 必然ではないだろうか。アメリカの軍事力とアメリカの国情を考えれば、アメリカは戦争を厭わず、機会があれば中国を叩きたいとの意思があると考えるのが妥当である。実際、アメリカは何時も戦争、紛争を起こしてきている 紛れもない事実が存在する。また、アジアに内乱を起こせば、アメリカは無傷で、日本ばかりではなく、中国、アジアを支配できるだろう。
米中で軍事緊張を高めれば、アジアの諸国は軍事費の増大を余儀なくされ、それこそ、アジアの愚か者の道を辿るだろう: 再生核研究所声明 49: アジアの愚か者、アジアの野蛮性
さらに、欧米では アジアに混乱を起こし、アジアを衰退に導きたい誘惑に 何時でもかられているのではないだろうか。愚かな日本が 尖閣諸島問題で、余計な国有化宣言を行い、日・中関係を緊張させ、欧米が膨大な利益を得ている実情がよく見える: 再生核研究所声明156(2014.5.1) 尖閣諸島、簡単な算数と 愚かで卑劣な日本国
事実、国有化宣言した島には立ち入りさえできず、絶えず、監視するような状況に追い込まれ、更に軍事費の増大を 財政厳しい状況で迫られている。アメリカ従属の姿勢も深まっている。本来、尖閣諸島領有宣言では、中国が軍事占領するのが道理であるにも関わらず ― (再生核研究所声明 109(2013.2.8) 中国の出軍は、道理であり、日本の出軍は憲法違反である - 公正と法とは何か、おかしな日本のNHKと世相)、中国が冷静な対応をとっているのは高く評価される。― この文脈、イギリス、サッチャー首相が アルゼンチンが国有化宣言したホークランドに出軍した事実を しっかりと理解すべきである。尖閣諸島問題で、如何に愚かで、マイナスのことを成しているか、日本はしっかりと学ぶべきである。南シナ海で軍事対立が先鋭化すれば、軍の増長、監視の強化で 周辺国は暴大な軍事費と労力をかけることになるだろう。 それだけ、環境の保全、民生の向上、文化の発展、楽しい人間らしい営みにかける力が削がれる状況に追い込まれる。
戦争や軍事で利益が得られたような時代は 遠い過去の時代で、紛争や戦争から得るものは 全体としてはなく 一部の政治家の人気とりや一部の関係者だけが利益を得ることは歴然ではないだろうか。
そこで、緊張ではなく、和による平和志向で世界を導く時ではないだろうか。
強がりを華々しく言い、緊張関係を駆り立てる政治家、関係機関を牽制し、平和を志向する世論作りに努力したい。
世界の指導者達には、恥ずかしい人類の歴史を振り返り、世界史を進化させ、夜明けの新しい時代を拓く大義のために尽力されるように要望したい。
世界の民は、インターネットなどで 対立を煽り、国家間や民族間の対立を煽るような言動を辞め、新しい夜明けの世界史を拓くべく努力しようではないか。
愚かな人類が 愚かさ故に 自滅するのは仕方がないとしても、生物界には膨大な生態系があり、人類が勝手に生物界を絶滅させた とはなりたくない。 無数の動物たちの慎ましい、愛らしい営みに想いを致したい。美しい自然も破壊したくはない。美しい文化を創造し、人生を肯定できるような 人生を送りたいものである。
以 上








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