2015年4月9日木曜日

カナダ西部の氷河、2100年までに70%縮小の恐れ 研究

カナダ西部の氷河、2100年までに70%縮小の恐れ 研究
2015年04月07日 10:17 発信地:パリ/フランス
環境
カナダ西部の氷河、2100年までに70%縮小の恐れ 研究 ×カナダ・アルバータにあるバンフ国立公園の湖とカナディアンロッキー(2005年11月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEFF HAYNES 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【4月7日 AFP】カナダ西部にある氷河は今後85年でその大部分が融解する可能性が高い──このような研究論文が6日の英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された。同山岳地域は世界的な景勝地としても知られる。
カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)のギャリー・クラーク(Garry Clarke)教授率いる研究チームが発表した論文によると、同国アルバータ(Alberta)州とブリティッシュコロンビア(British Columbia)州の氷河は2100年までに、2005年の水準と比較して面積で75%、体積で70%縮小することが予想されるという。研究対象となった3地域のうち2地域では、氷河の減少はさらに劇的となる恐れがあり、90%以上の縮小もあり得るとされた。
この結果について研究チームは、農業、林業、観光事業から生態系、水質に至るまでの多方面に打撃を与えるだろうと警告している。
クラーク教授は、AFPの取材に「氷河が消失すると、晩夏の暑い日照り続きの期間の影響を緩和するという、氷河が担っていた重要な役割が失われることになる。氷河は上流河川の流れを保持し、水温を低く保つことで、冷水性の水生生物種を維持している」と語った。
研究チームは、今世紀の地球温暖化に関する、広く知られた4のシナリオと氷河に覆われた地域3か所のデータおよび氷融解の動態に関するデータを組み合わせたコンピューターモデルを使用した。シミュレーションの予測によると、温暖化の影響が最も小さい予測シナリオでも、氷河の大半はどうしても消失する運命にあるという。研究チームは「内陸部地域とロッキー(Rockies)山脈地域では、氷河はほとんど残らないが、海洋性氷河では、特にブリティッシュコロンビア北西部で減少した状態で残存する」と説明している。
今回の研究で用いられた「代表濃度経路(Representative Concentration Pathways、RCP)」と呼ばれる温暖化シナリオは、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」が使用しているものだ。温暖化ガスの排出量が最も小さい「RCP2.6」シナリオでは、世界平均気温は今世紀末までに0.3~1.7度上昇する可能性が高い。炭酸ガス排出の現在の傾向に基づく、排出量最大の「RCP8.5」シナリオでは、世界平均気温の上昇幅はおよそ2.6~4.8度に達すると考えられている。
カナダ内陸部とロッキー山脈地域では、RCP2.6を除く全てのシナリオで、2005年の水準と比較して氷河の体積と面積が90%以上減少するとされたが、沿岸地域では氷河の抵抗力は他の2地域より強く、面積消失が75%、体積消失が70%(それぞれ10%の誤差範囲を含む)になるとされた。
クラーク教授の研究チームが研究対象とした3地域の総面積は2万6700平方キロで、ベルギーの国土面積にほぼ等しく、ヒマラヤ(Himalayas)山脈の氷河面積より広い。氷の体積は2980立方キロに及ぶ。
クラーク教授は、「氷河は、気象ではなく気候の影響を受ける。氷河の縮小は、気候変動が実際に起きており、深刻な結果を招くものであることを示唆している」と指摘。「良い行いは報われるが、先延ばしの期間が長くなるほど、悪い事態を招くことになる」と続けた。(c)AFP/Richard INGHAMhttp://www.afpbb.com/articles/-/3044717

再生核研究所声明 56(2011.04.06): アースデイ の理念
先ず、アースデイの概念であるが、グーグルで検索すると、環境関連の会議で、環境問題についての討論集会、環境のかかえる問題に対して人びとに関心をもってもらおう、 地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動  などから、地球環境を大事にしようという概念が 鍵となっているようである。
そこで、地球について改めて、考察し、かけがいのない地球 に想いを致し、元祖生命体における人類の使命(再生核研究所声明 41:世界史、大義、評価、神、最後の審判)を自覚するように 訴えます。
広大な宇宙空間で、地球のように 生命が繁茂し、人間のような ある程度の精神作用や自由意志を有する高等生物が生息する天体は 未だ見つかっていない。 このことからも、既に 地球が広大な宇宙の中で、かけがいのない存在 であることが分かる。 人類が存在して、初めて、全てのことは始まるから、人類の生存は 最も大事な ことになる(再生核研究所声明13)。 雄大な生態系において、人類はその頂点に位置していて、自由意志と能力によって、地球や生態系に重大な影響を与えている。 実際、人類が望めば、原爆などで地球を破壊し、生命の絶滅も可能であろう。しかしながら、実は、人類の自覚が無ければ、このままでも 生態系が破壊され、少なくとも人類絶滅にいたるのは 物理的にも 容易に想像される。
実際、地球外から地球を見れば、人類が如何に自然と生態系を破壊して来たかが、良く理解できる。人類こそ、地球の生態系を蝕む、がん細胞のような存在であることを しっかりと理解する必要がある。がん細胞が増殖すれば、生態系は乱され、やがて がん細胞すら存在しえなくなるのは明らかである。
このような観点から、地球環境の保全、特に生態系の保全に特別な想いを致すのが、アースデイの理念 でなければならないと考える。
生きている地球が、地震などを起こすのは道理である。 地球と仲良く生きるとは、地震などにも柔軟に対応できる生き方をするということである。母なる地球が在って、豊かな生態系が在って、はじめて人類の生存の基礎ができるのである。 それらの持続可能な在りようを追求するのが、元祖生命体の代表である人類の 真に崇高な使命である。大義である。
生態系の在りようは 多様性によって裏付けられているが、その実体は未だ 人知の及ばない領域とも言えるから、人類は謙虚になって、
1)  人類の立ち入らない島や、地域の制定
2)  あらゆる生物種の保存
に努力するように訴える。 人生で確かなこととは 生きて存在しなければ何も始まらない (生命の基本定理) ということであり、生態体系の保存に心すべきであり、元祖生命体の進化を見守りたい。 また、広い存在領域の確保のためにも、地球外への進出も企てたい(再生核研究所声明32)
以 上

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