2016年5月21日土曜日

裁判員辞退が増加傾向 制度7年 2016年05月21日

裁判員辞退が増加傾向 制度7年
2016年05月21日
 裁判員制度が始まって、21日で7年を迎えた。長崎地裁では、制度がスタートした2009年から今年3月までに288人が裁判員、109人が補充裁判員を務め、50人の被告に判決を言い渡した。おおむね順調に進んできた制度だが、裁判員を辞退する候補者の割合が年々高まるなど、定着に向けた課題も残る。(佐藤陽)


 「家庭や仕事の事情で裁判員になるのが難しい場合は、裁判長に申し出ることができます」

 長崎地裁で18日に開かれた「裁判員裁判ツアー」。22人の参加者を前に今村恵一・裁判員調整官が裁判員の選任手続きなどについて説明した。

 法廷を使った模擬裁判では、参加者が裁判官や裁判員、検察官、弁護人役に分かれ、酒に酔った男が妻に暴行を加えて死亡させ、傷害致死罪に問われたとの想定で審理に臨んだ。

 質疑の時間も設けられ、制度の開始後どのような変化があったか尋ねられた宮本聡裁判官は、「要点を絞った審理になった。裁判官が気づかないことを裁判員の皆さんから指摘されることもある」などと語った。

 参加した諫早市の会社員、坂口夏深なつみさん(31)は「制度を身近に感じることができた。もし選ばれたら一生懸命務めたい」と話していた。

     ◇

 最高裁が昨年の裁判員経験者を対象に実施したアンケート結果によると、96・1%が「非常によい経験と感じた」または「よい経験と感じた」と回答。

 これに対し、全国の2000人を対象に今年1、2月に実施した意識調査では、裁判員裁判に「あまり参加したくないが義務であれば参加せざるを得ない」または「参加したくない」とした人が83・6%に上った。

 経験者と未経験者の意識のギャップは依然として大きく、各地の裁判所は「ツアー」を組むなどして市民の参加意識を高めようと懸命だ。長崎地裁の後藤順二・総務課長は「今後も制度への理解が深まるよう努めたい」と話す。

 裁判員を辞退する候補者も増える傾向にある。長崎地裁における昨年の辞退率は76・3%。全国平均(64・9%)を大きく上回って過去最高を記録した。制度が始まった09年の57・6%と比べると、20ポイント近く高くなっている。

2016年05月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20160520-OYTNT50044.html


再生核研究所声明 16 (2008/05/27): 裁判員制度の修正を求める

素人の意見を広く求めることは、古来から行われてきた重要な考え方である。しかしながら、それらを型にはめて、一律に行う制度は、制度として無理があり、社会の混乱と大きな時間的、財政的、行政的な無駄を生み、更に良い結果を生むどころか、大きなマイナスの結果を生むだろう。 幾つかの問題点を具体的に指摘すると

(1) 制度を実行し、進めるには大きな行政的な手間と時間が掛かる。特に財政厳しい状況で大きな無駄を生む。
(2) 一般の人が裁判に関与することは、はなはだ問題である。その様なことで、時間を費やす事を好まない人や、ふさわしくない人、また希望しない人が相当数現れることが考えられる。多くの人は、そのようなことで時間をとられたり、関与することに、耐え難い苦痛を感じるだろう。
(3) 選ばれた少数の人による判断が、全国的なレベルで公正さを維持するのは難しく、また公正な裁判を要求し、期待することには無理があると考えられる。それを要求するには 大きな負担を一般の人たちにかけ過ぎる。
(4) 大きな社会で、裁判において、一律一様の考えには、無理があり、ある程度の専門性を取りいれないと、運用上も、無理が生じると考えられる。
(5) 戦後60年以上も経っていながら、裁判が遅れることに対する批判はあっても、裁判制度や裁判結果に対する批判が殆どないのは異例であり、この観点からも日本の裁判制度自身は高く評価されるべきであって、改めるべき本質的な問題は生じていないと考えられる。

上記のような状況に鑑み、例えば一律の考えを改め、裁判に参加を希望する者を公募して登録しておき、その中から選んで参加して頂く等の修正を速やかに行うべきであると考える。少なくても、裁判に強制的に参加させるべきではなく、参加しない権利を明確に認めるべきであると考える。また裁判制度の問題は別にして、一般の裁判についても、従来は、密室で判決が検討されてきているが、広く意見を聞くことは必要であり、また逆に人々が意見を述べることができるようにしておくのが良いのではないかと考える。ご検討を期待したい。 以上。
http://blogs.yahoo.co.jp/kbdmm360;  http://plaza.rakuten.co.jp/reproducingkerne/

アメリカの陪審員制度みたいに、 
陪審員が決めた判決内容で結審って感じになれば話も違ってくるかもしれないが、 
上級審に持って行って判決内容をひっくり返せるシステムでは、 
やるだけアホらしいと思うわなw 

ホント、日本の司法制度ってロースクールもそうだが、 
カッコだけ外国の真似をして中身スカスカってパターンが多いわなw 
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1444529692/-100



地球平面






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