2014年5月10日土曜日

話題のブラック企業、どんな会社?見分け方は?

話題のブラック企業、どんな会社?見分け方は?
2014年04月23日 09時00分
 
相談者 A.Aさん(23)

イラストレーション・藤垣円
 「仕事でミスをすると、社長は口より先に手が出ることもあるんだ」。就活の相談で久しぶりに会った大学の先輩の顔には、うっすらと痣あざが残っていました。
 それでも「ノルマは厳しいけれど、やりがいがある」と張り切っていた先輩ですが、しばらくして会社を辞めたそうです。以来、音信不通です。「もしかしてブラック企業だったんじゃ」と後輩たちでうわさしているんですよ――。
 大学4年生の私は、就職活動の真っ最中です。就職説明会で顔見知りになった他大学の学生と“情報交換”に入った喫茶店で、こんな恐ろしい話を聞かされたのが忘れられません。
 毎日いろいろな企業の説明会をはしごしています。子どものころから世界を相手に仕事をしたいと考えていたので、第1志望は総合商社です。大学4年は今年で2回目なのです。去年は、一流商社に軒並み蹴られたあと、中堅商社の最終面接でふるい落とされました。それでも商社マンになる夢を諦めきれず、再チャレンジしようと留年したのです。
 地方から東京に出てきているので学費、下宿代、生活費はばかになりません。「親にこれ以上迷惑をかけたくない」と今年は背水の陣で臨んでいます。親からも「留年せずに就職して」と言われており、それほど有名ではない企業も含め、選より好みせずに幅広く就職活動をしています。
 日本の企業は中小を含めて何万社、何十万社もあるので、「どこかには入れるだろう」と思っています。ただ、気になるのが最近話題のブラック企業の問題です。ネットの掲示版には、ブラック企業に関する書き込みがたくさん載っています。残業代なしで長時間働かせられる、給料がちゃんと支払われない……などは序の口です。達成できないようなノルマを背負わされ、脅され、罵倒され、殴られ、精神的にぼろぼろになった揚げ句、最後は使い捨てにされてしまうというのです。本当にそんなひどい会社があるのだろうかと半信半疑ではあるのですが、やはりとても不安です。とはいえ、何となくブラック企業は怖いというイメージだけは持っているものの、どういう会社をブラック企業と呼んでよいのか、実はよくわかっていません。
 就職人気ランキングに載っているような大企業であれば、そういう心配はないでしょうし、いくらでも情報収集できます。しかし、あまり知られていない企業の場合、会社の評判とかを見聞きする機会もなく、そこに勤めている先輩もいないので情報を集められません。
 世間でどのような会社をブラック企業と呼んでいるのか、その見分け方などを教えていただけますか。(最近の事例をもとに創作したフィクションです)
(回答)
就活スケジュールの変更
 就職活動のスケジュールが、2016年春の卒業予定者から大きく変わるということで話題になっています。
 経団連が加盟企業向けに示すガイドラインでは、会社説明会の解禁時期を、現行3年生の12月1日から3月1日へ、また面接などの選考活動を、現行4年生の4月1日から8月1日へと、それぞれ遅らせるということです。つまり、今年4月に3年生になった大学生の就職活動から、企業側が学生を選考する期間が今以上に限定されます。逆に言えば、学生側が企業を実際に選別できる期間も限定されるようになるわけです。
 この変更は、「世界との大競争時代に、日本の将来を担う若者が目の前の就職活動にとらわれ、内向きで能力を伸ばす機会を失うのは看過できない」との思いから、安倍首相が、現在の就職活動のスケジュールを遅らせるよう、経済団体に要請したことを受けて実施されるものです。
 ただ、このルール変更に関しては、経団連に加入しない外資系企業などは対応しない方針を明確にしており、外資系企業が先行して優秀な人材を大量に確保する懸念などが上がっています。同方針に反発しているIT系新興企業なども含めると、果たしてどこまで実現されるか今から危ぶむ声も上がっています。
 とはいえ、現行ルールの下で4月1日から始まった面接などに走り回っている大学4年生の皆さんには、希望する企業にぜひ入ってもらいたいものです。
ブラック企業とは
さて、この就活において、今最も話題になっているのがいわゆる「ブラック企業」の問題です。最近、この言葉をメディアでよく見かけるようになりましたが、ブラック企業は法律用語ではなく、確定した明確な定義があるわけでもありません。
例えば、ウィキペディアではブラック企業について、「新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使い潰し、次々と離職に追い込む成長大企業を指す…将来設計が立たない賃金で私生活が崩壊するような長時間労働を強い、なおかつ若者を「使い捨て」るところに「ブラック」といわれる所以ゆえんがある。」としています。
また、受賞結果が今やニュースにも取りあげられるほど著名になった「ブラック企業大賞」のHP(ホームページ)では、定義として「(1)労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意しい的に従業員に強いている企業(2)パワーハラスメントなどの暴力的強制を常套じょうとう手段として従業員に強いる体質を持つ企業や法人」――としています。その指標として、長時間労働、セクハラ・パワハラ、いじめ、長時間過密労働、低賃金、コンプライアンス違反、育休・産休などの制度の不備、労組への敵対度、派遣差別、派遣依存度、残業代未払い(求人票でウソ)などを挙げています。
さらに、昨年12月、大佛次郎論壇賞を受賞した「ブラック企業-日本を食いつぶす妖怪」の著者である今野晴貴氏が主催するNPO法人POSSE(ポッセ)のHPでは、ブラック企業について次のように説明しています。
「『ブラック企業』という言葉はリーマンショック以降、急激に口にされるようになりました。今迄個別の事例として扱われていた若年層の鬱病・過労死・過労自殺は、ブラック企業による組織的な「若者の使い潰し」という新たな社会問題であることが明らかになっています。ブラック企業に入社する者の中では、激しい選別に伴う集団的なハラスメントや、残業代未払いの長時間労働に苦しめられ、鬱病や離職に追い込まれる人も少なくありません。」
 そして、同HPでは、「こんな企業に要注意!」として、ブラック企業診断のために次のようなメルクマールを掲げています。
<1>新規学卒社員の3年以内の離職率3割以上。
<2>過労死・過労自殺を出している。
<3>短期間で管理職になることを求めてくる。
<4>残業代が固定されている。
<5>求人広告や説明会の情報がコロコロ変わる。
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2014年04月23日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbunhttp://www.yomiuri.co.jp/otona/life/law/20140422-OYT8T50337.html

再生核研究所声明 137 (2013.10.16):  
世界の危機と 権力者の選出
(2013.10.9には 声明135にも有る通り、いろいろな考えが湧いたのであるが、実は 目覚めの後、声明136と この声明の原案も湧いていたのである。)
その朝 閃いたのは、奇妙な感覚で、人類絶滅の僅かな危惧の閃きである。
生物絶滅の一般的な形相、食料難、種族増大、感染症、衰退、内紛と外敵、および環境の悪化 などの観点を考えれば、人類には生存の余裕が 少しはまだ、あると考えられる。しかしながら、近代科学の進歩によって、偶発的な事件で、人類絶滅の可能性が、現に 既に存在するのではないか という危惧の念である。
人類を絶滅させる そのような要因は、急激な人為的な感染症、大量破壊兵器の意図的、偶発的な使用に追い込まれる事態が考えられる。偶発的な戦争や、混乱に伴って、追い込まれる事態である。
それらを行動に結び付けられる いわゆる権力者たちの冷静な判断を失えば、既に 世界は何時でも 危機を迎えていると考えられる。
その朝、閃いた考えは、実は 次の1点である。権力者が、最も大事なこと(再生核研究所声明13: 第1原理 ― 最も大事なこと)を明確に自覚し、己れを犠牲にして、世界史に帰依できるか 否かである。究極の選択における、健全な選択である。人物たる人物に権力を委ねているか 否かの問題である。ここで言う、人物たる人物とは、己を犠牲にして、世界史に帰依できるかの一点にある。 全ての国々で、このような人物を権力者にしておけば、世界は 当分は 安泰に経過できるだろう。
特に、アメリカ大統領選挙などで、健全な家庭 を持っていることが、大統領の重要な要素と考えられていることは、高く評価されるべきである。 健全な家庭を営む者は、愛の本質を理解し、己を越えた存在について、身を以て体験しているから、人間存在の本質と、世界史への帰依は 理解しやすいからである。
このような危惧の念を起こさせた事件として、いわゆる キューバ危機が存在した。若きケネディ大統領の立場を理解して、退いた フルシチョフ首相は この意味で、世界史に寄与された人物として、高く評価されるべきではないだろうか(再生核研究所声明 41:  世界史、大義、評価、神、最後の審判)。
この観点から、世界は、2500年前の 中国古代の文献、礼記から大いに学ぶべきである:
古代の賢王のたちが天下を治めたときの心得は、五つであった。有徳者を貴ぶこと、身分の貴い人を尊ぶこと、老人を尊ぶこと、年長者を敬うこと、及び幼少を慈しむことである。この五つが古代賢王たちの政治の心得であった(再生核研究所声明2: 教育方法と賢王の心得 (礼記(中)新釈漢文大系 発行所 明治書院 p 709ー710 抜粋))。
世界危機の問題に発展しないまでも、権力者の影響は大きいから、絶えず、人物の選出には注意して、己れを犠牲にして、公のため、公正の為に行動できる人物か否かを 何時も注意深く判断するように心がけたい。危機を煽ったりして、心は、本当は 自己の貧しい、卑しい野心、利害の立場のことばかり考えている政治家は 世に多いからである。人物を選び、信頼関係の上に 国家に、世界に、公に貢献して行きたい。次も参照:再生核研究所声明 52: 政治家や組織の代表者の選出における留意事項。
以 上
追記: しかしながら、強い者が弱い者を虐待して、逆襲に遭い、世界の思わぬ中枢を狙われ、あっけなく人類絶滅を招く可能性も否定できないのが 近代科学の進歩の 危険な要素でもないだろうか。その辺の警戒と対策は 世界にとって 大事ではないだろうか(再生核研究所声明86: 未だ おめでたい人類 - 先史時代)。

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